旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

蔵王(刈田岳~名号峰~熊野岳)

2014-07-08 22:00:13 | 宮城県の山
梅雨の晴れ間にコマクサの花を見に蔵王を歩いてきた。
コースは、大黒天~刈田岳(1788.1m)~熊野岳避難小屋~自然植物園~名号峰(1490.9m)~熊野岳(1840.5m)~刈田岳~大黒天。
それにしてもコマクサの花には感動する。

今回も単独行。

我が家を出たのが遅かったので、大黒天の駐車場に着いた時には10時近かった。
それでも平日のためか、あまり車の数は多くない。
歩き開始が10時ちょうど。



▲ハクサンチドリ


▲ハクサンチドリ(白花)


▲ベニバナイチヤクソウ


刈田岳に向かって登り始めてほどなく、剣ヶ峰の手前でコマクサの花にご対面。
その数は決して多くないが、きれいに咲いている。



▲コマクサ


神社にお参りする人々やお釜を横目に、刈田岳では立ち止まることなく先を急ぐ。

熊野岳には後で寄ることにしてお目当てのコマクサ群生地へ。
花は、お釜の写真撮影に夢中になっている人たちの足元で咲いている。
踏まれてしまわないかとつい心配になってしまう。
この付近と名号峰に向かう北蔵王縦走路への下りには、数多く咲いている。
(縦走路側は、道の両側にロープが張られ、植生エリアには立入禁止になっている。)
なお、名号峰にもコマクサが咲くというので、今回行ってみることにした。











▲北蔵王縦走路(この道を下りてきた)


▲オノエラン(立入禁止エリア内のため離れて撮影)


▲北蔵王縦走路(大岩がゴロゴロの道(振り返って撮影))


誰にも逢わず、ハイマツや低灌木の花粉がまとわりつく地帯を過ぎて自然園に到着。
周囲はハイマツ群落。
「自然園とはこれいかに」といった感じの場所。
広場のその南側にはまるでお墓のような石碑が傾いて立っている。







名号峰はさらに先。



▲シャクナゲの咲く道


追分と呼ばれる地点に到着。



▲追分(左から来て右へが名号峰、斜め右上は蔵王ダム側へ、下方はかもしか温泉跡へ)


縦走路は、これまでと一変して平坦の歩きやすい道に変わる(その先はまた異なるが)。



▲このような道が続いて欲しい思える縦走路


低灌木に頭をぶつけながら、コバイケイソウ、サンカヨウなどの群落を過ぎて行くと、名号峰に到着。
岩と砂礫の頂上には確かにコマクサの花が咲いている。
しかし、2株とその数は極端に少ない。
南北の雁戸山、はるか彼方には船形連峰等が眺望できる。



▲名号峰山頂


▲雁戸山


しばし休憩した後、来た道への戻りを開始。
熊野岳からはだいぶ下ってきたので、今度は登りとなり、少々ウンザリ。
それでも、来たからには帰らねばと自分に言い聞かせて、休むことなく前進。



▲帰路のコマクサ


▲コマクサの赤ちゃん


せっかくなので熊野神社にお参り。



▲熊野神社への道


▲朝日連峰


▲飯豊連峰


「やっぱりお釜か」と、眺めながら下山。



▲お釜とマルバシモツケの花


▲ミヤマオダマキ


刈田岳で長めの休憩。
歩いてきた方向を眺める。



(左側から熊野岳側に登り、その右側の北蔵王縦走路を下って名号峰への道を往復してきた)


大黒天の駐車場に戻ったときには、午後4時50分になってしまっていた。

※歩いたコースは





2 コメント

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Unknown (morino)
2014-07-09 22:32:50
名号峰山頂の少し手前の砂礫地にコマクサはありませんでしたか?
随分前に行った時にはあったのですが。
熊野分岐からの縦走路にはたくさん咲いていて楽しめますね。
多くの花を楽しまれたようで何よりです。
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名号峰のコマクサ (やまぼうし)
2014-07-09 23:44:30
morinoさん、こんばんは! 山頂手前のというより、山頂は狭く、標柱のすぐ脇に2株ほど咲いているのが確認できました。それ以外は見つけられませんでした。コマクサは、縦走路の方がいいですね。
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