雪が降っている。とても寒い夜だ。良寛さんが偲ばれる。
良寛さんは、春もちかくの「あは雪」(淡雪)の降る空をじっと見て、大宇宙のあらわれてくる様を次のように歌った。
あは雪の中にたちたる三千大千世界(みちあふち)またその中にあは雪ぞ降る
※三千大千世界:大宇宙をいう仏教用語。「みちあふち」は国語訳で、良寛の造語かと言われている。
また、こういう歌もある。
埋(うず)み火に足さしくべて臥せれどもこよひの寒さ腹にとほりぬ
※腹にとほりぬ:寒さが腹の中まで来たという意味。
淡雪が降るのはまだ先のこと。
でも、待ち遠しい。
春よ来い!!
早く来い!!
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