旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

奥松島の大高森で御来光を

2011-01-02 23:33:30 | 水の道逍遥
奥松島(宮戸島)の大高森に、新年の日の出を見るため登ってきた。




大晦日~元旦にかけて天候が悪かったので、今日に変更したもの。

またまた今回も単独行。
自宅を朝4時半に出発。
大高森(標高:105.2m)の登り口到着は5時半。
まだ真っ暗。

散歩で道を歩いていた方と15分ほどよもやま話をしていたら、一台の車が来た。
その方は、「昨日石巻の日和山に行ったが日の出を見ることができなかったので、再挑戦」とのこと。
ほどなくして、もう一人の方が来た。

登りの道は暗いので、当方はヘッドランプを点灯。
約15分で頂上に到着。

空の雲はいっこうに切れる様子がない。

6時50分になっても、お日様が見えてこない。
結局、御来光を仰ぐことができなかった。


▲日の出の方向


▲西側の方向:中央は泉ヶ岳と船形連峰


▲大高森頂上の様子

登りとは別のルートを下って、次に向かったのが薬師堂(往復:約1.5km)。
あまり来訪者がないのだろう。その分静かでいい。



次は、車で移動。

まずは、我が国で最初に世界一周した人物の跡を訪ねる。
観音寺 ⇒ 多十郎の墓地跡 ⇒ 儀兵衛・多十郎オロシア漂流記念碑。
(観音寺には、多十郎の墓が移設されてある。もとは室浜に近い場所にあったが、平成14年度の県道奥松島・松島公園線の拡幅工事に伴い移転したもの。)


▲多十郎墓移転地の碑(観音寺入口) ▲オロシア漂流記念碑への登り口(場所:室浜漁港手前)
                             ※こちらもご覧ください ⇒ 別サイト(貞山運河事典)へ


▲もと墓のあった場所に設置されている案内板に掲載されている絵


次は、大浜に移動。

遊歩道(東北自然歩道「新・奥の細道」)を登って、仙台藩の唐船番所跡に行く。




ここで、遅い朝食(9:45~10:15)。
持参したガスバーナー(コンロ)で湯を沸かし、嵯峨渓を眺めながらコーヒーを飲む。
眼下には、象の鼻のような御崎を案内する遊覧船。




せっかくここまで来たのだからと欲を出し、さらに突端の方まで足を延ばすことにした。
行く先は「乙女の浜」(距離は往復2.6km)。

途中、源田浜に降りる(この往復400mの登り下りはけっこう疲れる)。


(▲源田浜の断崖)
時間は10:35.

尾根筋の道をたどって乙女の浜に着く(10:55)。
打ち寄せる波の音。
ここも誰もいない。
静か・・・。


(▲乙女の浜)


もと来た道を戻り、大浜の海水浴場へ。

次は、以前に寒風沢島から鰐ヶ渕水道を隔てて眺めた場所を確認しに行く。
※以前の記事は ⇒ こちら

場所は、蛤浜海水浴場の北側にあたる。

これが奥松島宮戸島(東松島市)側から寒風沢島(塩竈市)を見たもの。


(▲寒風沢島)

2つの島はすぐ近くにあるが、この場所から大高森までは結構な距離。
加えて道は細く、対向車のすれ違いも困難なほど。
鰐ヶ渕水道を越してきても、その先のアクセス確保が難点。


これで今日の目的は完了。
国史跡の里浜貝塚を眺めて、仙台に戻ったのは午後2時すぎ。

それにしても、けっこう歩いた。



(▲さとはま縄文の里 史跡公園)



2 コメント

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Unknown (ナカシィ)
2011-01-06 12:09:34
あけましておめでとうございます。
ご来光は残念でしたが、山の景色はすばらしいですね~。
嵯峨渓を眺めながらのコーヒーはすごくおいしそうです。
今年も楽しいお話を楽しみにしております(^_^)
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Unknown (B.C.)
2011-01-14 00:15:23
奥松島は、本当にいい所ですね。
昨年の1月に大浜海水浴場から歩き、乙女の浜でゆっくりコーヒーをいれて甘い物を食べ、ぼ~っと海を見て過ごしたことを思い出しました。また、行きたいところです。
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