旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

船形連峰北泉ヶ岳つらなりの大倉山(宮城県)

2011-11-23 23:17:24 | 宮城県の山
大倉山(933.9m)経由で氾濫原を回ろうと行って来た。


予報では、天気は午後3時くらいまでは良さそうだ。
しかし、スプリングバレー泉高原スキー場を越したあたりから、道には雪が積もっている。
挙句にはすごい凸凹。
よりによってこちらはセダンタイプの車(一応、四輪駆動)。
しかも夏タイヤのまま。

腹をこすらぬように・・・、こすらぬように・・・。

桑沼手前の駐車場を通り越し、大倉山山頂に最短の『縄文の森遊歩道』入口の駐車スペースに車を置いて歩きを開始。







山登りを始めたころはけっこうシンドイ思いをしたこの道も、今日はなんなくクリア。
30分もしないうちに頂上に着いてしまった。

東屋で小休止。



▲頂上の東屋


▲中央は薬莱山、そのはるか向こうは栗駒山


▲断崖上からの眺望:左上端は雪に覆われた船形山



昨日、誰か氾濫原の方向に行ったのだろうか?
人の足跡が残っている。
それを頼りにこちらも進んでみる。
しかし、その足跡もホンの少しで終わっていた。





雪が吹き溜まりを作っている。
風紋がきれいだ。








エエッ!!
何!!


目に飛び込んできたのは、人ではなく、クマの足跡。
こちらが行こうとしている先に、ズーッと続いているではないか。



▲クマの足跡


▲クマの足跡


▲キツネの足跡


まったく度胸の無いこちら。
たちどころに元気が萎えてしまった。

だいいちこれまで氾濫原を歩いたことがない。
簡単な地図を持っているだけで、道もわからない。

退散。




東屋まで戻ってまた驚いた。
ついさっきまでは人の足跡だと思っていたのは、みんなクマのものだった。
昨夜はこの辺をうろついていたのだと思うと、ビビッてしまった。





下山。


※ 帰路の悪路で、車体下のカバーが破損しはずれてしまった。難儀の末、半分をちぎり取ったものの、残りが路面を擦る。鉈(なた)でも切れない。役に立ったのが、トランクにあったヒモ。牽引用フックにひっかけプラスチックカバーを引き上げ固定し、何とか我が家まで帰還できた。けっこうシンドイ一日となってしまった。





※ 今後は、鉈(なた)に加えてノコギリ、ヒモ、スコップなども持ってあるかなければ・・・。こうなるとずいぶんと昔に、子供に読んで聞かせた絵本『さかなつり』のポポフおじさんになってしまうか? 心配性で湖釣りにあれもこれも持って出かけたら、結局大荷物になってしまい、乗ったボートが沈んでしまったという話(学研おはなしえほん 田辺佐保子著 学習研究社刊)。


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