今日は、欲張りコース。せっかくの連休。天気の回復を期待し、一人で出かけてきた。
大土ヶ森:おおどがもり。標高 580.3m。通称「文字富士(もんじふじ)」。※「文字」はこの地区の名で「もんじ」と言う。場所は栗原市栗駒文字。
御駒山:おこまやま。標高 522m。場所は栗原市花山。
*
我がカーナビは安物なので、枝道がしっかり表示されない。
三菱マテリアルのリサイクル工場のところから右に折れるのを間違って、花山境まで行ってしまい、戻り。失敗の一つ目、
大土ヶ森登山口の標識(新しい)を見つけ、左側の長い道を選択。
これが失敗の二つ目。
山神社の前を抜け、登山口まであと1.5km位手前に達したところで、先に進むことができなくなった。先日の豪雨のため、道路の土砂が流失。
▲山神社
仕方がないので、今回は諦めようかと来た道を戻る。
新しい標識のあったところから、古い標識の指示している方向に進んでみたら、これが正解。最初からこっちにすれば良かったのだ。
*
大土ヶ森登山口の駐車スペースは広い。路肩を利用すれば10台くらいはOK。
今日は誰もいない。
これで静かな山歩きができる。
そそくさと用意をし、歩きを開始。
最初の沢を越えたところの階段で、背負った熊鈴が鳴っていないことに気が付いた。
“無い!!”
戻って探したが見つからず。
「“今日は山に入るな”という山の神様のお告げか?」などと思いながら2往復目。
(駐車スペースの広さを撮影する際に道路に出ていたので、そこに落ちていた。)
これで失敗三つ目。
気を取り直して、渓流コースから歩く。
▲渓流コース
沢沿いの道は、ニリンソウの群生地。
▲ニリンソウ
▲キクザキイチゲ?
▲ヒメイチゲ?
ほどなくして、「くじら岩」。
確かにそう見えなくもないが、私にはすぐわきの沢に張り出した岩の方が面白く見えた。
「アンコウ岩」に「ナポレオンフィッシュ岩」・・・。
▲くじら岩
▲勝手に命名・・・アンコウ岩、ナポレオンフィッシュ岩
次は、「子生婦岩(こんぶいわ)」。
ケヤキが根元に大岩を抱えている。
子孫繁栄の象徴として信仰されてきたという。
眺めていると、ケヤキの木が両手を上げた女性に見えてくる。
あまりジロジロ見るのも変か?なんて思ってもみる。
▲子生婦岩(こんぶいわ)
中央コースに合流。
アカマツ林の道は落ち葉が積もり、柔らかい感触がいい。
観察広場で休憩していたら、鈴の音が聞こえてきた。
(その方とあいさつを交わし、その後は頂上までご一緒。)
熊落し坂がわの急な登りを選択。
この一帯は、シラネアオイの群生地。
とにかく、キレイ!!
薄紫の花弁が重なってできる色の微妙さもまた格別。
大兎岩(おおどいわ)がせり出している。
ウサギなのに「くじら岩」よりかなり大きい。
▲大兎岩(おおどいわ)
張られたロープに助けられながら「鼻こすり坂」という急登を終えて、頂上に到着。
北方には栗駒山の下の方だけがうすボンヤリと見える。
(天気良い日は最高だろうな~。)
▲鼻こすり坂
▲大土ヶ森頂上
▲栗駒山方角を遠望
▲展望広場から南東方角を遠望
▲展望広場のブランコ(踏み板は無くなっている。)
今回は腰も下ろさず、「いっき坂」側を抜け、下山。
※ 私一人だと思っていたら、かなりの方々が登って来ていた。
*
次は、国立花山青少年自然の家まで車移動。
車を置かせていただくために事務室にあいさつしたら、御駒山コースの説明をしてくださった。安全確保のため熊鈴、無線機の貸出しも行っているという。先日、熊が出たとのこと。とても気持ちの良い対応。
丁寧に借用は辞退し、案内していただいた工作棟の後ろの階段から登りを開始。
▲国立花山青少年自然の家
もう少々バテ気味。
休み休み頂上に到着。
三角点を確認。標高 519.7m。
眺望は良くないが、誰もいないのでここで昼食。
コーヒーを沸かしてゆっくり過ごす。
▲登山道
▲三角点
快適な尾根筋をホンの少し先に進んだら、「アレッ!!」。
こっちが頂上だったのだ。
失敗の四つ目。
(持参した地図にはちゃんと書いてあったのだが、すっかり忘れていた。)
花山湖の方角を眺望できる。
美しい光景だ。
▲尾根筋の道
▲
▲御駒山の山頂
▲山頂からの眺望・・・花山ダム湖
▲大土ヶ森
この御駒山の北西斜面には、イワウチワの群生地がある。
その規模は、先日行った七ツ森の蜂倉山よりもかなり大きい。
林道わきの登山口から山頂直下まである。
すでに花は終わっていたが、4月中下旬は見事であったに違いない。
▲ここから上がイワウチワ群生地
*
次は足を延ばして、原生するアヅマシャクナゲの北限地である御嶽山に行く。
標柱はあるが何処がそこだか分からない。
擬木の柵の後ろに階段があることを知り、降りて沢を越したら、見上げた先にシャクナゲの群生地。
確かにこれはすごい。
花は、まだツボミ。
今週末あたりが見頃になるのだろう。
▲御嶽山・・・この北西斜面が群生地
▲アヅマシャクナゲとヤマザクラ
*
次は、いよいよ花山鉄砲まつりへ。
しかし、時すでに遅し。
車を止める場所がない。
すごい数の見物客。
みんな会場からはるか離れたところから歩いてきている。
これでは、諦めるしかない。
やはり欲張ってはダメということか。
早めの陣取りの苦労もしない者には恩恵無し。
失敗の5つ目。
*
いろいろ失敗はあったものの雨にもあたらず、今日は楽しい一日だった。
*
仙台への帰りに、ワラビとタラノメを買った。
今日歩いた道々にはコシアブラがいっぱいあったので、店の人に「花山の方々は採って食べないの?」と尋ねたら、放射能があり、自粛しているのだという。
コゴミとコシアブラは、販売停止だとのこと。
原発事故現場からこんなに離れているのに、まったくもってなんということだ!!
*
今日であった花々の一部。
▲ヒトリシズカ
▲スミレ(名前?)
▲エンレイソウ
▲オオカメノキ
今日歩いたコース。
大土ヶ森:おおどがもり。標高 580.3m。通称「文字富士(もんじふじ)」。※「文字」はこの地区の名で「もんじ」と言う。場所は栗原市栗駒文字。
御駒山:おこまやま。標高 522m。場所は栗原市花山。
*
我がカーナビは安物なので、枝道がしっかり表示されない。
三菱マテリアルのリサイクル工場のところから右に折れるのを間違って、花山境まで行ってしまい、戻り。失敗の一つ目、
大土ヶ森登山口の標識(新しい)を見つけ、左側の長い道を選択。
これが失敗の二つ目。
山神社の前を抜け、登山口まであと1.5km位手前に達したところで、先に進むことができなくなった。先日の豪雨のため、道路の土砂が流失。
▲山神社
仕方がないので、今回は諦めようかと来た道を戻る。
新しい標識のあったところから、古い標識の指示している方向に進んでみたら、これが正解。最初からこっちにすれば良かったのだ。
*
大土ヶ森登山口の駐車スペースは広い。路肩を利用すれば10台くらいはOK。
今日は誰もいない。
これで静かな山歩きができる。
そそくさと用意をし、歩きを開始。
最初の沢を越えたところの階段で、背負った熊鈴が鳴っていないことに気が付いた。
“無い!!”
戻って探したが見つからず。
「“今日は山に入るな”という山の神様のお告げか?」などと思いながら2往復目。
(駐車スペースの広さを撮影する際に道路に出ていたので、そこに落ちていた。)
これで失敗三つ目。
気を取り直して、渓流コースから歩く。
▲渓流コース
沢沿いの道は、ニリンソウの群生地。
▲ニリンソウ
▲キクザキイチゲ?
▲ヒメイチゲ?
ほどなくして、「くじら岩」。
確かにそう見えなくもないが、私にはすぐわきの沢に張り出した岩の方が面白く見えた。
「アンコウ岩」に「ナポレオンフィッシュ岩」・・・。
▲くじら岩
▲勝手に命名・・・アンコウ岩、ナポレオンフィッシュ岩
次は、「子生婦岩(こんぶいわ)」。
ケヤキが根元に大岩を抱えている。
子孫繁栄の象徴として信仰されてきたという。
眺めていると、ケヤキの木が両手を上げた女性に見えてくる。
あまりジロジロ見るのも変か?なんて思ってもみる。
▲子生婦岩(こんぶいわ)
中央コースに合流。
アカマツ林の道は落ち葉が積もり、柔らかい感触がいい。
観察広場で休憩していたら、鈴の音が聞こえてきた。
(その方とあいさつを交わし、その後は頂上までご一緒。)
熊落し坂がわの急な登りを選択。
この一帯は、シラネアオイの群生地。
とにかく、キレイ!!
薄紫の花弁が重なってできる色の微妙さもまた格別。
大兎岩(おおどいわ)がせり出している。
ウサギなのに「くじら岩」よりかなり大きい。
▲大兎岩(おおどいわ)
張られたロープに助けられながら「鼻こすり坂」という急登を終えて、頂上に到着。
北方には栗駒山の下の方だけがうすボンヤリと見える。
(天気良い日は最高だろうな~。)
▲鼻こすり坂
▲大土ヶ森頂上
▲栗駒山方角を遠望
▲展望広場から南東方角を遠望
▲展望広場のブランコ(踏み板は無くなっている。)
今回は腰も下ろさず、「いっき坂」側を抜け、下山。
※ 私一人だと思っていたら、かなりの方々が登って来ていた。
*
次は、国立花山青少年自然の家まで車移動。
車を置かせていただくために事務室にあいさつしたら、御駒山コースの説明をしてくださった。安全確保のため熊鈴、無線機の貸出しも行っているという。先日、熊が出たとのこと。とても気持ちの良い対応。
丁寧に借用は辞退し、案内していただいた工作棟の後ろの階段から登りを開始。
▲国立花山青少年自然の家
もう少々バテ気味。
休み休み頂上に到着。
三角点を確認。標高 519.7m。
眺望は良くないが、誰もいないのでここで昼食。
コーヒーを沸かしてゆっくり過ごす。
▲登山道
▲三角点
快適な尾根筋をホンの少し先に進んだら、「アレッ!!」。
こっちが頂上だったのだ。
失敗の四つ目。
(持参した地図にはちゃんと書いてあったのだが、すっかり忘れていた。)
花山湖の方角を眺望できる。
美しい光景だ。
▲尾根筋の道
▲
▲御駒山の山頂
▲山頂からの眺望・・・花山ダム湖
▲大土ヶ森
この御駒山の北西斜面には、イワウチワの群生地がある。
その規模は、先日行った七ツ森の蜂倉山よりもかなり大きい。
林道わきの登山口から山頂直下まである。
すでに花は終わっていたが、4月中下旬は見事であったに違いない。
▲ここから上がイワウチワ群生地
*
次は足を延ばして、原生するアヅマシャクナゲの北限地である御嶽山に行く。
標柱はあるが何処がそこだか分からない。
擬木の柵の後ろに階段があることを知り、降りて沢を越したら、見上げた先にシャクナゲの群生地。
確かにこれはすごい。
花は、まだツボミ。
今週末あたりが見頃になるのだろう。
▲御嶽山・・・この北西斜面が群生地
▲アヅマシャクナゲとヤマザクラ
*
次は、いよいよ花山鉄砲まつりへ。
しかし、時すでに遅し。
車を止める場所がない。
すごい数の見物客。
みんな会場からはるか離れたところから歩いてきている。
これでは、諦めるしかない。
やはり欲張ってはダメということか。
早めの陣取りの苦労もしない者には恩恵無し。
失敗の5つ目。
*
いろいろ失敗はあったものの雨にもあたらず、今日は楽しい一日だった。
*
仙台への帰りに、ワラビとタラノメを買った。
今日歩いた道々にはコシアブラがいっぱいあったので、店の人に「花山の方々は採って食べないの?」と尋ねたら、放射能があり、自粛しているのだという。
コゴミとコシアブラは、販売停止だとのこと。
原発事故現場からこんなに離れているのに、まったくもってなんということだ!!
*
今日であった花々の一部。
▲ヒトリシズカ
▲スミレ(名前?)
▲エンレイソウ
▲オオカメノキ
今日歩いたコース。
花がたくさんあって良かったですね。
アンコウ岩とナポレオンフィッシュ岩はその通り。いいネーミングです。
大土ヶ森山頂東のブランコはまだありましたか?
御嶽山がアヅマシャクナゲの北限で、群生地があることは知りませんでした。
咲く花々を心穏やかにしてジックリ眺めていたいものです・・・。ツツジやドウダンが咲くと、これまたたまらない風情になるのでしょうね。ネーミング:お恥ずかしい。山の岩に、海の魚の名では、場違いなのですが・・・。大土ヶ森展望広場のブランコは、ありました(上の記事に追加掲載しました)。「シャクナゲ群落をくぐり抜け、御嶽山頂を」とも思ったのですが、あまりの繁茂にできませんでした。