旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

東北輓馬競技大会に行く

2009-04-29 23:48:31 | 地域魅力
今年で59回目を数える輓馬(ばんば)競技大会が開催されるというので、出かけてきた。
会場は、宮城県遠田郡涌谷町の江合川の河川敷。そのすぐ脇は、サクラの名所の涌谷城山公園。この競技大会は、桜祭りのメインイベントとなっている。

ちなみに、ここ涌谷は日本で最初に金が産出した所であり、奈良東大寺の大仏はこの金によってできたと言われている。


競技を観戦する堤防の階段には、シートやゴザを敷いて、びっしりと陣取る沢山のお客さん。

空も良く晴れ渡り、チラチラ舞い散る桜の花びらを併せ愛でる絶好の日。

人馬一体の力の入った競技に、大きな声援と拍手。ついつい、こちらも巻き込まれ、熱くなってしまった。









   *

こののち、この地域のシンボルである箟岳(ののだけ:標高236m)に登った。もちろん、車で。

朝のテレビのニュースでカタクリ祭りが開催されていると報道があったし、久しぶりに箟峯寺(こんぽうじ)の観音堂にお参りするとともに、巨木の太郎杉、次郎杉などの様子を確認したかったからである。

(参考)
箟峯寺(こんぽうじ):天台宗の寺院。山号は無夷山(むいさん)。別称は箟岳観音(ののだけかんのん)。箟岳山の山頂にあり、奥州三十三観音の第九番札所に数えられている。創建は奈良時代と伝えられている。

残念なことに、太郎杉は枯れて悲しい姿になっていたが、次郎、三郎、四郎、そして夫婦の各杉は健在だった。


(箟峯寺 観音堂)


(夫婦杉)


カタクリは北西斜面に広がって群生。やや盛りを過ぎてはいたが、それはそれなりの趣き深さがあった。







この箟岳からの眺望は、格別。
秋ともなれば、黄金の穂波が大きく広がり、まさに沃野たる大崎耕土そのものを見せ付けてくれる。



(栗駒山遠望)

(北東方向を遠望)

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