我が家からすぐのところを流れる野川。
(野川 右側下方にダイサギが2羽)
ほぼ毎日、川の両サイドに設けられた自転車道を通りながら眺めている。
この川には鯉がたくさん泳いでいる。
それもけっこう体の大きなものばかり。
(小さいのは目につかないだけか・・・!?)
しばしば増水するこの川で、よくもこうまで群れて成長できたものだと感心したりしている。
今日もまた、水の落ち口に集まった鯉たちを見て思い出した。
(鯉とバン)
“泥水飲んでも鯉は鯉 大海の水を飲んでも鰯(イワシ)は鰯”
かれこれウン十年も前に、職場の先輩から聞いたこのフレーズ。
ずっと記憶に残っていた。
目覚ましい立身出世を「鯉の滝登り」に例えたり、急流を上った鯉は龍になるとの伝説から「登竜門」という言葉が出てきたりと、鯉にはかなりの評価が付いて回る。
一方、イワシについてはどうか?
大海原を泳ぎ回っても雑魚の扱い。
昔から日本近海で大量に獲れる魚、肥料や養殖魚の餌のイメージがついて回る魚だったとしてもひどすぎる。
鯉への依怙贔屓(えこひいき)も甚だしいと言うしかない。
こん日イワシはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(イコサペンタエン酸)が豊富な食材として知られ、もてはやされている。
それに漁獲量だってかなり減少しているのだそうだ。
とても大事なイワシ君たちを大いに見直したい。
川に群れる鯉たちを眺めながら、そんなことを思った。
※『消えたイワシからの暗号 : 七人の研究者と魚類五億年目の謎』(河井智康著 三五館 1999.7)は、私も1999年11月に購入して読んでいる。とにかく興味深い本だった。
翻って先のフレーズは、その並びは逆だが、南部都々逸(南部七踊りの一つ)にあることを、最近知った。
青森県南部町の公式サイトでは次のように紹介している(コピー転載)。
詳しくは、南部町のサイトをご覧ください。 ⇒ こちら
【南部都々逸 なんぶどどいつ】
都々逸は 下手でも やりくり上手
今朝も質屋で褒められた
白鷺は 小首かしげて 二の脚踏んで
やつれ姿に水鏡
韓信は 股を潜るも 時世と時節
踏まれし草にも花が咲く
大海の 水を飲んでも鰯は鰯
泥水飲んでも鯉は鯉
朝顔は 馬鹿な花だよ 根の無い竹に
命捧げて絡みつく
(カワウ)
(ダイサギ) ※カンなど捨てるな!
(野川 右側下方にダイサギが2羽)
ほぼ毎日、川の両サイドに設けられた自転車道を通りながら眺めている。
この川には鯉がたくさん泳いでいる。
それもけっこう体の大きなものばかり。
(小さいのは目につかないだけか・・・!?)
しばしば増水するこの川で、よくもこうまで群れて成長できたものだと感心したりしている。
今日もまた、水の落ち口に集まった鯉たちを見て思い出した。
(鯉とバン)
“泥水飲んでも鯉は鯉 大海の水を飲んでも鰯(イワシ)は鰯”
かれこれウン十年も前に、職場の先輩から聞いたこのフレーズ。
ずっと記憶に残っていた。
目覚ましい立身出世を「鯉の滝登り」に例えたり、急流を上った鯉は龍になるとの伝説から「登竜門」という言葉が出てきたりと、鯉にはかなりの評価が付いて回る。
一方、イワシについてはどうか?
大海原を泳ぎ回っても雑魚の扱い。
昔から日本近海で大量に獲れる魚、肥料や養殖魚の餌のイメージがついて回る魚だったとしてもひどすぎる。
鯉への依怙贔屓(えこひいき)も甚だしいと言うしかない。
こん日イワシはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(イコサペンタエン酸)が豊富な食材として知られ、もてはやされている。
それに漁獲量だってかなり減少しているのだそうだ。
とても大事なイワシ君たちを大いに見直したい。
川に群れる鯉たちを眺めながら、そんなことを思った。
※『消えたイワシからの暗号 : 七人の研究者と魚類五億年目の謎』(河井智康著 三五館 1999.7)は、私も1999年11月に購入して読んでいる。とにかく興味深い本だった。
翻って先のフレーズは、その並びは逆だが、南部都々逸(南部七踊りの一つ)にあることを、最近知った。
青森県南部町の公式サイトでは次のように紹介している(コピー転載)。
詳しくは、南部町のサイトをご覧ください。 ⇒ こちら
【南部都々逸 なんぶどどいつ】
都々逸は 下手でも やりくり上手
今朝も質屋で褒められた
白鷺は 小首かしげて 二の脚踏んで
やつれ姿に水鏡
韓信は 股を潜るも 時世と時節
踏まれし草にも花が咲く
大海の 水を飲んでも鰯は鰯
泥水飲んでも鯉は鯉
朝顔は 馬鹿な花だよ 根の無い竹に
命捧げて絡みつく
(カワウ)
(ダイサギ) ※カンなど捨てるな!
拙ブログに目をとめていただきありがとうございます。
そういうドラマがあったことは知りませんでした。