
昨日、野蒜(のびる)築港資料室の松川さんから電話をいただいた。野蒜築港を紹介するDVDがほぼ出来上がったとのこと。また、県庁内で開かれる会議の席で、紹介したいと考えているとのこと。
※野蒜築港資料室 ⇒ こちら
※松川さんとの出会いは ⇒ こちら(以前にブログ掲載)
「それはすごい。ぜひ、当方にもお立ち寄りも・・・。」 ということで、その会議の終了後にお会いすることにした。
後片付けをしている職員に少し待ってもらい、DVDの一部を見せていただいた。
正直言って(いつも嘘をついているわけではないが)、ジーンと胸のあたりが熱くなった。
感動!! とても素晴らしい作品。そこには、真摯な研究者の姿勢を持ち続ける松川さんの収集、分析してきたものが、シッカリと整理されている。構成も解説もすべて松川さんの手によるものとのこと。
松川さん曰く、「野蒜築港が取りやめになったのは、これまで言われてきた台風被害説というよりも、強い風、砂が堆積しやすいことに起因している。そのことを記述している文献も確認した」と。
「松川さんのしっかりと探求していくその姿勢に、とても大きな勉強をさせていただいています。」
コーヒーショップで懇談しながら、率直な気持ちを伝えた。まさに次のような思いの日であった。
子曰、學而時習之、不亦説乎、
有朋自遠方来、不亦楽乎、
人不知而不慍、不亦君子乎。
『論語』巻第一 學而第一
〔読み下し〕
子(し)の曰(のたま)わく、学(まな)びて時に之を習う、
亦(また)説(よろこ)ばしからずや。
朋(とも)有り、遠方より来たる、亦(また)楽しからずや。
人(ひと)知らずして慍(うら)みず、亦(また)君子(くんし)ならずや。
〔通釈〕
先生がいわれた。
「学んでは適当な時期におさらいする、いかにも嬉しいことだね。
(そのたびに理解が深まって向上していくのだから。)
だれか友だちが遠い所からもたずねて来る、いかにも楽しいことだね。
(同じ道について語りあえるから。)
人が分かってくれなくとも気にかけない、いかにも君子だね。
(凡人にはできないことだから。)」
出典:岩波文庫 884-885a『論語』 金谷治 訳注 昭和44年発行
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