旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

貞山運河を回る(砂押川~松島湾)

2007-08-12 01:37:19 | 水の道逍遥
とても良く晴れ渡ったので、貞山運河の残りのコース巡りに出かけた。場所は、貞山運河が砂押川と交わる多賀城市大代地区、そして松島湾に出る七ヶ浜町。

とにかく暑い。外気温は32度というが、もっとありそう。ジッとしていても汗が滴り落ちる。


貞山運河は、多賀城市大代地区から南下し、仙台港に抜けていく。左前方には石油基地の施設群がある。


(前方は仙台港)

(仙台港の産業施設群)

この写真の機械設備は、宮城県中南部浄化センター。汚泥を燃焼させ、セメントやアスファルト原料に再生させるもの。


(本館)

(燃焼施設)

(列植の松)

ここの浄化センターは、県内最大規模。施設見学も受け付けているので、ぜひ訪れて見て欲しいものである。以前、視察させていただいたときに、観光スポット(生涯学習、子供たちの課外授業、産業観光など)になるのではとすぐ思った次第である。

浄化センターのすぐ後にある墓苑。戦時中は、兵器製造の拠点になり、昭和の40年代に入ってからは仙台港の掘り込み整備に、さらには仙塩地区の流域下水道の整備にと、そのつど移転を余儀なくされた墓苑だそうだ。やっと、この地に落ち着くことができたということが、碑文に熱く記されている。



運河を挟んで東西に広がる大代緩衝緑地。かなり広い。橋は、貞園橋。西側の園内には、グランドが整備され、その一つでは少年野球の試合が行われていた。





砂押川と運河が合流する地点。大分、護岸や木立が荒れてきたように思えるが・・・。




ここから北側は、釣り船などが数多く係留され、雑然としている。南は仙台港、北は松島湾となればさもありなんということか。しかし、見方を変えれば、運河が今も徹底して利用されているということになる。
この利用形態を整然としたものしていきたいとは誰もがすぐ思うところであるが、自由主義社会を謳歌する人々の群れに社会規範の意識を植え付ける以上に困難かもしれない。かなり長い年月をかけて文化形成をするか、さもなくば強権発動にでも頼るしかないのではないかとさえ思えてくる。


(大代付近)





せっかく七ヶ浜町まできたのだから、東宮浜まで足を伸ばすことにした。

その途中にあった縄文時代の貝塚遺跡。『大木囲遺跡(だいぎがこいいせき)』は国内最大規模の貝塚遺跡。貞山運河のすぐ上の台地に広がる。






(丸太に似せて作られたトイレ)

(ムクゲの花)


ここまで来ると大分疲れてきた。一路、東宮浜へ急ぐ。

釣り人を眺めていたら、松島の観光桟橋から出て、塩釜の港を目指す遊覧船が来た。


(釣りを楽しむ人々)

(松島から塩釜港に向かう船)

ここは、運河が松島湾に出合う地点。やはり、釣り船の集結地となっている。一隻の舟が今海に向かっている。




道路脇の花。名前は知らないが、色といい形といい、やはり夏本番の花だ。
それにしても暑い!!




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