旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

「がんばろう東北!!、がんばろう宮城!!」に力が萎えていく

2011-08-09 19:14:51 | 東日本大震災
この標語を見聞きするたびに力が失せていく気がしてならない。


「う」が問題なのだ。


「がんばれ!!」ならば、応援だ。

「がんばるぞ!!」なら、自らの意思であり、決意の表明である。

「がんばろう!!」では、誰が誰に対しての呼びかけか分からない。
一見やさしさに満ちたこの言葉。
たぎる“気魄”も“ど根性”も、吸い取っていく。


「がんばろう東北!!、がんばろう宮城!!」なんて、
仲よしこよし、お手手つないでもうどっかに行って欲しい。


「コンチキショウ!!  負けてたまるか!!」


ヤッパ、われにはこっちがいい。




▲壊滅した大浜集落(奥松島:宮戸島)2011.08.08


▲大浜海水浴場の巨岩に打ち付ける波・・・盛り上がる海面が不気味 2011.08.08








2 コメント

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ことばって大事ですよね (団子シニア)
2012-12-13 15:51:37
江戸時代後期に仙台藩に「只野真葛」という文学者、哲学者がいました。彼女の「瑞巌寺からの紀行」には、松島、七ヶ浜、蒲生から相馬の岬までが生き生きと描かれています。
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勉強します (やまぼうし)
2013-01-09 10:20:27
団子シニアさん、ありがとうございます。
「言葉は大事」と私も思っています。言霊(言魂)とも言いますので。とりわけ、国民・県民一丸の取組を先導するものであればなおのことと認識しています。
「只野真葛」という学者に関して、まったく知りませんでした。勉強してみたいと強く思っています。
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