旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

野蒜築港跡を回ってきた

2011-08-08 21:50:54 | 水の道逍遥
昨夜は栗原市栗駒に泊まり、今日は東松島市に行って来た。

林隆三さんによる『宮澤賢治童話の世界』公演の実現に向けた相談のためだった。
東松島市コミュニティセンターの方々と話をし、前向きに検討していただくことになった。
(センターのホールは東日本大震災で被災。これから復旧工事にかかるとのこと。)

私としては、矢本や野蒜海岸の松林が壊滅状態であることから、賢治作品の「虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)」を皆さんに味わっていただき、新たな海岸林創造の力にしてほしいと切に願っている。



野蒜築港跡に行ってみた。

あの荘厳な松が、みるも無残な姿になっていた。
その近くには、30~40メートルも流された黒澤敬徳碑が横たわっている。
こんなにも重量物が・・・。
何回、回転させられてしまったのだろうか。

野蒜築港跡の碑も、10メートル近く内陸側に運ばれている。

北上運河の矢本海岸側の松林も、赤くなった松がパラパラと残っているだけ。




▲現在の姿(右に倒れているのが黒澤敬徳碑)


▲2010.05.09の姿


▲打倒された黒澤敬徳碑


▲2010.05.09の姿(この石碑が、後ろの松の木の方に運ばれてしまった。)


▲現在の野蒜築港碑


▲2010.05.09の姿


▲現在の北上運河と海岸林


▲2010.05.09の姿




夏草だけがやたら元気に生い茂り、それでいて妙に静かな暑い午後。



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