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紅葉には少し早いが、かつては出羽三山のひとつに数えられたという葉山(村山葉山・寒河江葉山)に登ってきた。
今回も単独。
途中、ソロの男性3人とスライドするだけのとても静かで穏やかな山歩きだった。
葉山:標高 1461.7m 【東北百名山】
コース:畑コース
”東北各県にある葉山の中で、最も標高が高いのがこの葉山である。「葉山」は「端山」が語源で、端山信仰に支えられた山である。山麓の地名をつけて寒河江葉山、あるいは村山葉山とよんでいる人も多い。この山が端の山なら、奥の山どこだったのだろうと思われるが、それが月山であろう。実際にこの葉山は昔、出羽三山のひとつにも数えられた歴史をもつ。”(『山形県の山』(山と渓谷社)から転載)
スタートは、寒河江市の葉山市民荘まえの駐車場。
案内板を確認。
そのすぐ脇には、おじいさんたちが車で汲みにくる湧水「長命水」が流れている。
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▲葉山市民荘(無料休憩可能。開館は8:30から)
先ずはそこから15mほど舗装道を進み、左折。
(案内図によれば市民荘の脇にも道があるようだが、そちらは選択せず。)
周りには畑栽培等の作業施設が立ち並ぶ。
トリカブトの花が沢山咲いている。
1茎にこれほど花をつけているのはかつて見たことがない。
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(ここを右に折れて、キャンプ場を目指す)
キャンプ場までは砂利道を約15分歩く。
この道はしっかり整備されているので車でも大丈夫なのだが、キャンプ場には駐車スペースが無い。
周囲には、キャベツや大根が栽培されている畑地が広がっている。
登山口の標柱がある。
ここからは、低灌木のトンネルを進んでいく。
道は湿っていて少し滑りやすい。
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斜度を増すにつれ、気持ちの良いブナ林に変わる。
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道はやわらか。
一服台でいっぷくし、聖仏平(そんぶつだいら)、どうだん通りを過ぎてシャムコース等との分岐に着く。
ここを左折するとお花畑の木道が現れる。
今はリンドウの花が中心。
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▲一服台
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▲聖仏平(そんぶつだいら)
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▲どうだん通り
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▲シャムコース等の分岐
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▲お花畑(小僧森の左手には月山が見えている)
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▲山の内コース側の眺望
ここから先には、小僧森、大僧森、大ツボ石がある。
急斜面に作られた道は狭く、滑り落ちないよう気を付けて進む。
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(右側奥の山頂に「奥の院」が見える。)
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▲大ツボ石
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▲大ツボ石からの眺望
葉山山頂はいたってシンプル。
すぐに奥の院を目指す。
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▲葉山山頂
赤い鳥居をくぐると月山の雄大な姿が目に飛び込んでくる。
(今日あたりはきっとたくさんの登山者が押し寄せていることだろう・・・。こちらは、まったくもって静か。)
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▲月山遠望
さっそく神社にお参り。
この神社は、地図上では葉山神社と紹介されているが、正面に掲げられた額には『白磐神社(はくばんじんじゃ)』とある。
祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)、国常立命(くにのとこたちのみこと)。
※山形県神社庁を参照 ⇒ こちら
裏に回って鳥海山を探すも、あいにくの雲で裾野部分しか見えなかった。
山の内コース側の眺望が美しい。
紅葉さかりのころはきっとえもいわれぬものだろう。
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▲奥の院
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▲山の内コース側の眺望
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▲葉山山頂、大僧森、小僧森側の眺望
鳥海山側の雲の移動してくれることを期待しながら、45分間ものんびり昼食休憩。
宮城県大崎市古川から来たというソロの男性と懇談。
その方に遅れて下山開始。
途中、山頂に再び立ち寄り余韻を味わう。
あとは下りの連続。
ところどころ休憩をとりつつ、登山口に戻ってきた。
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▲アキノキリンソウ
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▲ツリフネソウ
(追記)
登山口の直売所で我が大好きなキノコ「かのか(ブナハリタケ)」を見つけた。
迷うことなく3パック購入(大きめの1パック350円)。
そしたらおばあさんが大根1本サービスしてくれた。
申し訳ないので、追加1本を100円で購入。
安いことはうれしいのだが、栽培から販売に至る労力を思うと申し訳ない気がした。
今日のコース。
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シャムコース、山の内コース、畑コースといずれもピストン。
今度は縦走してみたいものです。
葉山はいつも眺めるばかりの山だったので、行って良かったと思っています。
いずれは、花や紅葉の季節に山の内コースと考えているところです。