旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

『おくの細道』多賀城・塩竈・松島紀行

2015-08-28 23:55:24 | 地域魅力
伊達政宗公の長女・五郎八(いろは)姫のお霊屋落成、今日が命日にあたる紅蓮尼供養、東日本大震災犠牲者の慰霊と『みやぎ街道交流会』高倉淳前会長の3回忌供養を兼ねたツアーイベントに参加してきた。

主 催   松島湾地域連携交流会(主管:おくの細道松島海道、NPOみなとしおがま、多賀城市史跡案内サークル)
共 催   みやぎ街道交流会
参加者   51名

行 程   JR仙石線多賀城駅出発→(バス2台)→多賀城碑(壷の碑)→末の松山
      →亀井邸(昼食・塩竈芸妓踊り観賞)→松尾芭蕉宿泊地(治兵衛宅)・お釜神社
      →マリンゲート塩竈→(乗船・松島湾内遊覧芭蕉コース)→松島の芭蕉宿泊宿・久之助宅
      →紅蓮尼・小太郎慰霊碑→天麟院(こうれん煎餅賞味休憩・与謝蕪村描画観賞)
      →五郎八姫お霊屋→雄島(頼賢の碑・芭蕉等句碑)→(乗船・湾内クルーズ、灯篭流し、夕食懇談)
          (出発:11:30、終了:19:30過ぎ)

いただいた資料は、長年にわたる調査研究の成果が凝縮されたA4版40ページにもなる垂涎もの。
(きちんと読みこなすには相応の覚悟が必要とさえ思えてくる。)
とにもかくにも、それはそれは濃密な内容のツアーだった。

地元を愛し、誇りとする方々だからこそ実現できることだと痛感した1日だった。

準備に当たられてきた主催者の皆さん、案内していただいた方々、亀井邸スタッフ、天麟院のご住職、船の関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。





壷の碑(多賀城)


末の松山(多賀城)


踊り観賞(塩竈 亀井邸)


「芭蕉止宿の地」案内板のある塩竈神社への道(塩竈)


お釜神社(塩竈)


松島湾内クルーズ(手漕ぎ舟で芭蕉がたどったと思われるコースに沿って航行)


馬の背(こちらもご覧ください。)






雄島(松島)


五大堂と福浦島(松島)


紅蓮尼碑


いぶき(柏槙・樹齢700年以上と言われる)


いぶきの根元のシュウカイドウ


天麟院


天麟院本堂内に置かれた杉板戸の竹図(与謝蕪村直筆か確認中)


五郎八姫仮お霊屋(今日が初開廟)


お霊屋脇にある天麟院洞窟群
(この石窟には政宗4男 伊達三河守宗泰の供養塔を中心に10人の殉死者の供養塔が置かれている)


雄島への渡月橋


頼賢の碑(頼賢は、22年間この島から出ることなく修行に励んだという。詳細はこちら。)


『頼賢の碑』横の石塔
(穿かれた穴は海底にまでつながっており、供養の毛髪(特に女性のもの)が納められているという)




餐霞亭主墓碑(詳細はこちら


雄島で最も古い建立とされる板碑


晩餐・灯篭流しクルーズの船


天麟院ご住職による読経の後、参加者による焼香、流される灯篭 


※ 雄島と「頼賢の碑」などについては ⇒ こちらをご覧ください。

※ だいぶ前に「松島から人工の音を消すプロジェクトを」などと書いたが、今日は耳障りな音楽などがいっさい流されておらず、静かで落ち着いたまさに霊場松島の趣きでとても良かった。



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