旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

「貞山運河再生・復興ビジョン」検討座談会に

2012-11-05 22:26:48 | 水の道逍遥
東日本大震災被災からの再生・復興ビジョン策定の一環として、第1回目の座談会が開催されたので参加してきた。

※ 宮城県庁土木部の関係サイトは ⇒ こちら

この座談会は、2回だけの開催だという。
参加者の皆さんは皆熱い思いを持っている方々。
話したいことが山ほどあるはず。
それにしては、あまりに時間の無い会合になっており、残念。


ところで、かのトラスト運動発祥の地イギリスは、やはり“さすが”だ。

かつて全土に建設された運河(水路)の総延長は、4000マイル(約6400km)に及ぶとのこと。
日本よりも国土面積の小さい国(日本は約1.5倍の大きさ)でのことだ。
      ※ 日本の国土面積:377,114㎢  イギリス:242,900㎢
その長大さに驚かされる。

くわえて、現存水路の約2200マイル(約3540㎞)の所有・管理を行っているブリティッシュ・ウオーターウエイズ British Waterwaysの活動には、これまた大いに教えられる。

公式サイトトップページ(England and Wales)に掲載されているLatest Videosを一瞥するだけで、感嘆してしまう。

for England and Wales ⇒ こちら

 for Scotland ⇒ こちら


貞山運河、東名・北上運河の復興においても、今後100年、いや400年間も取組が持続されるような“ゆるぎない”コンセプトを掲げて欲しいものだ。
なにせ、これらの運河は、1597年の開削開始から幾多の災害を越えて今日まで大事に維持されてきたし、未来子孫に引き継いでいくべきものなのだから・・・。


母なる大地は祖先から譲り受けたものではない、子孫から借り受けたものである。
          (アメリカインディアン ナバホ族の壁画の言葉)



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