旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

磐梯山(福島県)

2014-07-27 17:48:17 | 福島県の山

昨日(7月26日)は、磐梯山に登ってきた。
気温35度超の熱中症警報もなんのその、山は大変なにぎわいだった。

磐梯山   1818.6m 【日本百名山】

今回予定したコースは、裏磐梯スキー場駐車場→火口原→櫛ヶ峰→弘法清水→磐梯山山頂→お花畑・天狗岩→八方台登山口分岐→銅沼(あかぬま)→裏磐梯スキー場駐車場という周回。

午前7時のだだっ広い駐車場には、わが車のほか1台のみ。
(その後すぐに数台が来たが。)



▲駐車場


スキー場への道を登り始めてすぐに、全身から汗が噴き出てきた。
とにかく蒸し暑い。
もっと涼しい季節に来れば良かったと思ってしまう。





道は、シダ植物が群生する地帯を抜けていく。



▲コース入口(太陽光パネルは登山者数計測機用のもの)






火口原に出ると景色は一変する。
広い河原のようなところに立ち上がる岩壁。
すごい迫力。
冬場にイエローフォールがどの場所に出現するのか見当もつけられないまま、流れ落ちる汗を拭きながらしばし眺めた。



▲火口原の岩壁


▲同・天狗岩


道は再び林の中に入って行く。
太陽光線がジリジリ照らさないものの、やはり湿気で蒸し暑い。
(それにしても、うるさい虫たちがあまり寄ってこないのはうれしいことだった。)



(ここからの1.8kmがけっこうシンドイものになるとは・・・。)


(道は急登の連続)


見晴らしの利く場所に出た。
脇にはホタルブクロがきれいに咲いている。
(これで休憩の口実)



▲櫛ヶ峰から続く斜面(右側後方には安達太良山)


▲ホタルブクロ




▲ハクサンシャジン


櫛ヶ峰分岐付近には、鮮やか橙色の花が群生。



▲コウリンタンポポ


▲分岐点(中央が山頂)






▲天狗岩


▲櫛ヶ峰


▲タカネナデシコ


▲クルマユリ、ハクサンシャジン等


(山頂はまだ先)


黄金清水で一息つき、急登を終えると弘法清水小屋に到着。
沢山の人が休んでいる。
清水の前には長蛇の列。
順番待ちよりも先に進むことを優先。



▲弘法清水小屋(水場は右手)


ここからの登りもなかなか大変。
勾配がきついだけでなく、道が湿っていてすべりやすくなっている。
それに次から次に往来する登山者。





▲ウスユキソウ



風の通らない低灌木地帯をくぐるようにして山頂に到着。

いた!! 大勢が!!
磐梯明神の写真を撮ろうにもひっきりなしに人が立つ。
(少しはこちらにも心配りをしてほしいものを・・・。)

いったいどのくらいの数の人が登ってきたのだろう。
小中学生の学校行事の登山もあったみたいだ。
トンボ、トンボとはしゃぎまわっている。

とにかく沢山の人々。
山頂の岩(石)や群れ飛ぶトンボの数にも負けないくらい。



▲磐梯明神


▲櫛ヶ峰


▲猪苗代湖


離れたところに腰掛け、少々のんびりと休憩。
後はいっきに下山。



▲お花畑・八方台側への分岐


▲天狗岩(裏側)


▲下りてきた山頂


八方台側への道は、一部滑落注意のところがあるが、歩きやすい。
幾分、歩き飽きたあたりで八方台と裏磐梯の登山口分岐に到着。
ここからさらに4.6kmの歩きとなる。



▲下りてきた道


▲八方台・裏磐梯登山口分岐


道はかなりぬかるんでいて歩きにくい。
それでもこういう光景を見るとホッとする。





銅沼(あかぬま)で眺望を楽しみながら、小休止。



▲銅沼と櫛ヶ峰の方角


▲銅沼と天狗岩の方角


スキー場リフトの上側斜面にはヤナギランが満開。
ここから駐車場までは、ただ下るだけ。
この暑い中よく歩いたもんだなどと一人思ったりした。



▲檜原湖遠望


▲安達太良山遠望


(補記)
ラビスパ裏磐梯』で入浴休憩。この施設の充実ぶりには大いに感心させられた。

※歩いたコース












2 コメント

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Unknown (morino)
2014-07-28 22:23:44
このところ精力的に歩かれていますね。素晴らしい。
このコースは変化に富んで好きなコースです。
バンダイクワガタはもう終わったようで残念でしたが、天気に恵まれた山行で何よりです。
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良いコース (やまぼうし)
2014-08-25 12:57:25
morinoさん、こんにちは。
このコースを選んでわれながら良かったと思っています。バンダイクワガタや紅葉の季節にまた行ってきたいと考えています。
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