第13師団隷下の山田支隊が捕らえた多くの捕虜が結果的に殺害されてしまった「幕府山事件」は、いわゆる“南京大虐殺”の中でも別に固有名詞が付くほどに特異な事案である。いまだに細部が不明瞭なため、論争になることも多い。この記事では事件現場には立ち入らず、捕らえた捕虜を日本軍の中でどのように取り扱おうとしていたのかを中心に時系列を追って見ていくこととする。 . . . 本文を読む
状況証拠からすると、崇善堂の本来の埋葬数は下請けとして紅卍字会の埋葬記録に含まれているに過ぎなかったと思われる。しかし、戦後の東京裁判および南京軍事法廷に向けて、いわゆる“南京大虐殺”の犠牲者数の水増しをするために、元請けである紅卍字会の記録を遥かに凌駕する数字で崇善堂の埋葬記録を偽造したものと推測するしかない。 . . . 本文を読む
南京陥落後に「揚子江を覆い尽くす5万の遺体を見た」というような話がある。中国が建立している侵华日军南京大屠杀遗址纪念碑にもそれらしいものがある。漠然と信じがたい話にも感じるが、断片的にはある種の事実を含んでいるようなので、考察する。 . . . 本文を読む