気温が上がったので久しぶりにバイクを整備する。
キムコのスクーターGD125(通称グランディンク)のシートロックが出来なくなり自分なりに検証し新品オープナーに交換することに。このスクーターのシートロックはイグニッションキーからワイヤーで引っ張りオープナーのロックを解除するよくあるパターンだがロック出来ないという事はワイヤーの戻りが悪くその原因はロック機構のバネが弱く元の位置まで戻らないとみた。
オープナーの交換自体はバッテリーカバー周辺を開けるだけで良い。
ここで外したオープナーのバネの戻りを確認するとちゃんと戻るではないか⁈
事前にワイヤー先端の太鼓を外して確認すべきだった。
せっかくだから新品に交換したが現象は案の定変わらない。
原因はワイヤー自体の問題だろう。
たしかにワイヤーを手で前後に押し戻すと動きが悪い。
とりあえずCRCをオープナー側のワイヤーに注入しワイヤーを前後に動かしてみる。
シートロックワイヤーは切れてる訳でないのでイグニッション側のアジャスター調整で直るかもしれない。
気合いを入れてフロント周りの外装を外すと根元のアジャスターを発見!
なんとも奥まって狭いし作業性が悪い。
何度もアジャスター調整しシートロック作動の位置を探るがミリ単位と微妙で相変わらずワイヤー戻りが良くない。
根元のワイヤーを取り出して注油しようと思ったらバイク小屋が急に冷え込んできて外を見ると雪が舞っている。体調心配し作業は中断となった。
しかしこのシートロックワイヤーが切れてしまうとどうやって修理するのだろう?
そう思うとゾッとする!
今回はワイヤー注油の応急処置をして新品ワイヤーに交換しよう。