ずーみんのはがき絵七十二候

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第45侯 玄鳥去

2021-09-17 22:52:22 | デザイン書芸

 七十二侯中第四十五侯「玄鳥去(つばめさる)」という字をデザインして書きました。春先にやってきた燕たちが子育てを終え、このころから暖かい南の地へと徐々に旅立っていく、そんな季節の訪れを表した言葉なのでしょう。燕は昔から季節の移ろいを知らせてくれる鳥として親しまれてきました。子どものころ、我が家の軒下にも燕が巣をかけてくれていました。遠い南の国から苦労をしてやってきているのだから、いじめたりしてはいけないよと教えられました。我が家には巣が一つだけでしたが、近所の銭湯にはたくさんの巣があり、ちょっとうらやましかったものです。

 七十二侯においては9月18日から9月22日までをさします。

 

 

 画面を黒く塗りつぶして、白で文字を書いています。「かすれ」や「にじみ」「墨はね」などを後から書き加えることができるのが楽しいです。紙に筆で書いたのでは線を後から消したり、細くしたり、かすれさせたりという「引き算」は絶対にできませんので、この自由さを楽しんでデザインしています。

 色ももっと自由に使えるのですが、今のところ白と黒の構成だけにして、赤いハンコを添えています。ハンコも描いているのですよ。


枝豆

2021-09-17 22:33:58 | 日記

 ビールに枝豆、夏の定番の組み合わせだと思っていましたが、俳句の世界では枝豆は秋の季語だそうです。

 

 

 ビールに枝豆があまりにもgoodなマッチングなので、すっかり思い込んでいましたが、そういえば秋口の方がおいしいような気もしてきます。

 

 

 お笑い芸人ドランクドラゴンの塚地武雅さんの句を書き添えてみました。原句は「枝豆を片手に野望語りけり」だったかもしれません。

 

 

 こちらは中村起一「曳舟のゆっくり二艘月見豆」の句を書き添えたバージョンです。「月見豆」とは枝豆の別称です。

 

 

 知り合いからいただいた「作州黒」という品種の黒豆の枝豆です。普通枝豆といえば大豆の若いものをさしますが、これは黒豆の若いものだそうです。さやに錆(さび)のような褐色の点々があります。育てている方も「さび」と呼ぶそうです。これがある方が甘いのだと聞きました。