七十二侯中第十三侯「玄鳥至(つばめきたる)」は4月5日から4月9日にあたります。
「玄鳥至(つばめきたる)」という字をデザインして書いてみました。「至」の筆順が教科書体とは違っていて、「ム」の点の部分を最後に書いています。
冬の間、暖かい南方で暮らしていたツバメが日本にやってくる時候という意味です。渡り鳥の中でも夏の時期を日本で過ごすツバメは「夏鳥」と呼ばれます。これに対して「冬鳥」は、冬の間を日本で過ごし、夏は北の国へ帰っていきます。
ツバメは東南アジアのフィリピンやベトナム、マレーシア、インドネシアなどからはるばる飛来するようです。距離にしますと、およそ2000㎞~5000㎞にも及びます。
日本で人家の軒下などに泥や枯草、わらなどを材料にして巣を作り、産卵して子育てを終えると、寒くなる前にまた南の国へ旅立っていきます。七十二侯では第四十五侯に「玄鳥去(つばめさる)」があり、「玄鳥至(つばめきたる)」とセットになっています。秋分の前、9月の20日ごろにあたります。
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