今日で30日目。
石になりそうな時間が続いてるよ。
自業自得な僕は?
わかっていたつもりでも、
わかろうとしなかった。
そう望んでいた癖に、
今の僕は?
こんなになるなんて・・・・・・・、
夢にも思わなかった。
意地だけが勝手に暴走してた。
そして、
その「今」現在が?
こんな30日目を迎えています。
息をしています。
まるで、
腐りかかってて、
且つ腐敗が一層と進んでいる体と同じようだ。
日増しに、
物音が聴こえると、
都度都度探してみたり。
朝を迎えるまでに、
何十回と眼が覚めてたり。
この部屋に入れば?
この空気の匂いで、
君を探してしまったり。
違う部屋?
気配を求めに移動してしまったり。
それを?
同じ家の中で、
同じ寝室を、
全ての部屋を、
行ったり来たりしています。
もう?
何十回と何百回と単純に、
アテのない動作を繰り返している僕は?
気がおかしいらしい。
アホな行動ばかり。
此処には?
残して行った多くの物が眼に入るから、
沢山有るから。
酷く酷く、
とても深く、
胸が無尽に、
縦に大きく引き千切れていくようだ。
その内、
渇いてきた傷口から?
血が『粉』と化してぱらぱら宙を舞い飛んでいきそうだ。
つかの間の睡眠があれば?
一旦は開放された「無意識」の中へ逃げ込めて。
隠れ込めて、、
だけど、
また、
落ちれば?
同じ場所に帰ってしまう心。
次の日になれば?
改めて同じ箇所を、
改めて、
鈍い切り口がザクって裂き始めるよ。
それ以上、
それ以下、
がないくらい。
真っ二つザグザグです。
傷口を縫い合わせられないくらい、
きっと?
肉も皮膚もギザギザな傷跡だけ残ってる。
閉じ込めなければいけない言葉が、
閉じ込める場所が?
閉じ込めて於ける勇気すら、
もう今の僕の中にはありません。
もうまったく残っていません。
ただ。
ただ。
こぼれ落ちていくだけ。
ひたすら。
たかが、
風すら当たると胸がキリキリと痛むよ。
つかの間のボクシングの時間だけが、
僕にとって激薬みたいだ。
激薬と言える程?
効かないけど。
気を紛らわす唯一の麻薬だ。
その薬に全てを委ねられるのなら?
幾らでも飲み干したい。
助けて欲しいくらいに。
いっその事?
願いが叶うのなら、
記憶を全て抜き去ってもらいたい。
記憶のブロックが?
ハマっているのなら、
抜き取って貰いたい。
何もかもまるごと。全部。
脳みそから洗いざらい「覚えている事」の記憶の全てと、
体が記憶しているモノ全て。
触れた感触と、
その温もりも。
全部全部全部削除してもらいたい。
一言一句逃さずに消して欲しい。
最悪?
どんな手段でも良いから、
34年間の記憶を根こそぎ枯らしてって下さい。
2度と芽が息吹かないように。
間違っても2度と浮かんで来ないように、
跡形も残らないように。
たったの?
1mmすら残さずに。
感情の塵の一個も残さないように。
その手段も、
そこにすら重なる面影が、
見えるような臭覚すら、
言葉が、
僕の眼球が、
酷く重く色薄く淡くダブルんだ。
貴女の声。
愛おしい声。
理解出来ないけれど、
したくないけど、
今は?
こうした結果が、
君にとって最高で最善で唯一の結末だったんだって、
思うしかない。
嫌でもね。
そう思って自分を?
永い夜に、
耐えさせて、
息を吐き出す唯一の手段にしている。
それでも夜は永いよ。
果てしなく長いよ。
未だにこうだもん。
ザックリと痛みが増し続けてく。何処までも。
日々。
朝は一旦?
0に戻るけど、
夜は再度?
10,000,000くらいまで軽く届いてしまう。
で、
翌朝になると?
その0からリスタート。
そして延々の漆黒がまた襲い掛かって来る。
闇の匂いすら感じる。
その繰り返しな29日間だった。
気付くと?
口すら空いたままの僕が居る。
独りの部屋を常時?
きょろきょろの繰り返し。
夜は電気が消せない。
視界の焦点が定まらない。
情けない姿だろうね、
あんな強気だった癖に。
今はもう、
心に欠陥をもった人間になってしまった。
僕は?
不良品の一個に数えられるぞ。
もし?
神様にすがれるのなら?
助けて貰えるのなら?
記憶を欠損させる薬があるのなら?
今すぐに直ちに迷わず飲ませて欲しい。
何でも飲むよ。
違う架空の記憶は?
入れ替えが可能な記憶って?
売ってないものなのか?
人工的に差し替えが可能な【記憶】は?
映画の世界だけなの?
限り無く、
それを埋め込んで欲しい。
新しい記憶を、
僕の頭の中へ。
何もかも、
消し去りたいよ。
抜き替えたいよ。
全てを。全部を。声を。随時浮かぶ愛おしい顔を。
匿名さん。
御心配掛けてしまって御免なさい。
こんな有り様で御免なさい。
by おやじボクサー
ボクシングやっている時だけが、
架空な僕は・・・・・・・・・・・・・・、
辛うじて息を吸えてるみたいだ。