おやじボクサー(57歳。 19年間ボクシング)   3.11宮城県ボランティア11年間実費参加・『津波』に遭った生き証人

元車椅子。右足首金属ボルト接続。『おやじファイト』優勝。東京での試合は?10戦7勝3引分(39〜44歳)TV放送2回有り

2010年10月26日、「おやじファイト」について③新松戸高橋ジムの皆さんへ

2010年10月26日 23時13分45秒 | おやじファイト(出場・観戦・他) 東京での僕の10試合・他・観戦。
■運命共同体の重さ■

今回の試合に向けて、
個人的にお世話になった、
千葉県の新松戸高橋ジムさんの選手で、


佐藤チャンピオン(Sフェザー級)や、
タイトルマッチに挑んだ原田さん、
出稽古でのご縁もあり、
三人運命共同体で、
「試合に挑もう!!!」
それが、
僕のもう一つのテーマでした。





それはそれで、
心強い気持ちと、
「誰かが欠けてはいけない!!」、
と言うプレッシャー。


個人競技のボクシングに、
団体競技の重みを加えたような、
全員で勝とう!!と言う、
今までにない重厚なプレッシャーでした。


ジム内外問わず、
そんな覚悟の気持ちで、
試合への波長を合わせられたこと。

僕にはとても新鮮で、
且つ責任の重さや深さ、
そんな側面も経験出来ました。





当日は、
新松戸高橋ジムの高橋会長さんもいらっしゃって、
9月の出稽古で、
お世話になった時と変わらず、
優しい顔立ちで、
僕なんかにも声を掛けて下さいました。

そんな素朴な高橋会長が、
僕は大好きです。








3人の試合順番では、
原田さんが2試合目、
佐藤さんが4試合目、
僕が6試合目。



僕は、
怖くて、
原田さんの試合や、
佐藤さんの試合を見守ることが出来ませんでした。


1人、
1人、
控室から、
試合会場へ出て行く後姿。

その姿を見つめるだけで精一杯でした。



刻一刻と、
時間の過ぎて行く速さに、
翻弄されながら、
それでも現実の時計は、
誰にでも平等な時間のはずなのに、
もう取り留めのない速さで、
時間が過ぎていく。

まるで、
両手からこぼれていくかのような、
何かが落ちて行く、
そんな早さを体感しました。










控室では色々な感情が交錯します。

歓喜で帰ってくる人、
感情を押し殺して帰ってくる人、

そこには、
現実の厳しさがあります。
単にボクシングとか、
試合とか、
そんなスケールではなくて、
その人の生き様が、
そこには詰まっています。

それが、
試合後の控室なのだと、
僕は思います。





そんな僕も、
2年前の後楽園ホールでの試合後、
控室では人目をはばからず、
号泣しました。

1年前の後楽園ホールでの試合翌日、
ジムに行って号泣です。






子供の頃を思い出すような、
むせ返るような嗚咽、
自分の不甲斐なさに、
自分をどう表現して良いのかわからず、
ただただ、
我慢出来ずに号泣。

こんな年のおやじがですよ。
そんな恥ずかしい一面なんて、
間違っても家族には見せられないものです。







中島会長が、
僕の肩をさすっくれた、
あの手の温かさを、
僕は一生忘れられないと思いました。








原田さん、
敢えて僕に優しいメールを下さいますが、
僕のほうが言葉を見つけられなくて、
ごめんなさい。
当日も優しく接して下さって、
その後もお気遣い頂いて・・・・
僕のほうが気が利かないようです。
次は一緒に語り合える時間を、
作りたいですね。

佐藤さん、
貫録の勝利おめでとうごさいます。
何かと、
僕を立てて下さいますが、
佐藤さんの技量があれば、
心配は野暮でしたね。
佐藤さんが本気になったら、
また一段とスタイルに磨きがかかるのではないか?
そう信じて疑いません。


悔しい時は、
一緒に泣いて、
嬉しい時は、
一緒に馬鹿やって、
そんな繋がりを持ちたいと思います。






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