上記画像 URL http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20110528-OYT9I00352.htm
関連記事 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110528-OYT1T00356.htm
「 福島・飯舘村に放射線量の表示機器、常時測定へ 」
< 福島原発 >
■ 福島県飯舘村役場前に設置された放射線量常時測定・表示システム=宮坂永史撮影
■ 放射線量常に表示飯舘村に機器設置 村全域が計画的避難区域となり、
住民の避難が進められている福島県飯舘村の役場前に28日、放射線量を常時測定して表示する機器が設置された。
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、東京のシステム会社が開発し、同村に無償で設置した。
機器は、子供の身長に合わせ、高さ50センチの空気中の放射線量を測定。
電光掲示板(縦計約30センチ、横約25センチ)に、10秒ごとに更新された数値が表示される。
データを蓄積できるため、後に分析することも可能という。
設置に立ち会った菅野典雄村長は「村民は正確な放射線量を知りたがっており、
これなら多くの人が数値を見ることができる。住民の説明資料にも活用したい」と話していた。
(2011年5月28日11時48分 読売新聞)
-----------------------------------
テレビのニュースでは異なる様子も映し出されていた。
■ 福島県飯舘村役場では毎日放射線量を計測している。
< 資料 >
http://www.pref.fukushima.jp/j/sokuteichi1854.pdf 計測時による計測値の変更は 「 sokuteichi1854.pdf 」 の数値(この場合1854)を変更する。
役場の人は取材時にテレビカメラの前で
これが公式資料(数値)であって
この新しい機器による表示数値が異なる数値を示すことで混乱を生じると不満を取材時に述べていた。
これはテレビで放映されている。
村役場ではハンディの測定器により
およそ1m(地面からの高さ)で測定をおこなっている。
この機器はセンサー部が地面から50cmの位置にある。
1mの高さでの測定値が、およそ3マイクロシーベルト台だっただろうか
取材時に計測機器が表示していた値は7マイクロシーベルト台で、およそ2倍の数値を示していた。
ちなみに取材時にハンディ機器で地表のすぐ近くでは12マイクロシーベルト台だったように記憶している。
これは村役場前で取材時に同時に測っていた様子から放映されていたもので
日時や場所がことなる計測ちではなく、あくまで地面からの高さの際だけだと思う。
google で「3歳 平均身長」と検索してヒットしたサイト
http://www.kakure.org/3.html 3歳である必要もなかったのだけれど
我が家の子供も同じような数値だったと思うので、この平均身長はおよそ間違いがないと思う。
村役場での測定は高さ1mで行っている。
小さな子供は、それよりずっと低い位置で行動して呼吸をしている。
土を触ることもある、いろんな姿勢で行動する。
いつも親が抱いているわけではない。
1歳から立ったり歩いたりしている幼児は多いのだ。
より放射能の影響を受けやすいのは子供たちだ。
村役場のように村民により近い立場で接している機関は
国や東電に対して強く情報の公開や早急な対策を要求しているように感じていたが
公式に公開している数値は、こんなものであり
その数値が地面からの高さで2倍にも3倍にも変わることが
村役場の前で機器により表示されると
村民の混乱につながるから困ると言った様子だったことに驚いた。
より子供に危険なことがわかりやすく表示されることが困ることなのだろうか
福島県の公式発表数値は1mの高さでの測定値であり
低い位置では更に2倍にも3倍にも数値が上昇することで
危険であることを強くアピールすることを望みたい。
これはあくまで飯館村でのことであり
その他の市区町村でも同様にあり得ることではないだろうか?
「安全です」と数値を公表している市区町村が
こうした事実への配慮も事細かく住民に対して伝えていくべきだと思う。