小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

北杜夫

2009-09-28 22:09:06 | Weblog
北杜夫の「船乗りクプクプの冒険」を読む。漢字が少なく、子供向けの話なので、読む気がしなかったが、読み出したら、ついつい引っぱられてしまった。途中で読む気がしなくなる本というのもあるが、この本は違った。ちょっと、話の中に自分を出して自嘲的に書いていて、そういうのは好きではないか、やはり話にひっぱられてしまう。ということで北杜夫の本を買い集めた。私が最初に北杜夫で読んだのは、大学の時で、「奇病連盟」である。ユーモアがあって面白かった。他にエッセイも読んでみたが、さほど面白いとは思わなかった。当時は、「ドクトルマンボウ航海記」もさほど読む気もしなかった。ので読まなかった。今、北杜夫の本は、大きな書店でも、あまりない。「楡家の人びと」があるくらいである。

北杜夫は、躁うつ病と聞いていたが、本当かな、と疑っていた。だがYou-Tubeで、去年の北杜夫を見た。黒柳徹子の、徹子の部屋で娘さんと出ていた。老いてしまって、また本当に欝である。氏が、欝なのに希死念慮が起こらないのは、氏の性格がオプティミストだからだろう。新潮文庫の「奇病連盟」は絶版だった。文学的価値はともかく、あれほどユーモラスで面白い話が絶版とは?
氏の娘さんも、とても美しい。



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まだ夏

2009-09-28 21:38:09 | Weblog
まだ夏。時々、涼しい日もあるが、9月は、まだ夏という感じがある。毎日、クーラーをつけて過ごしている。7月、8月は夜が寝苦しく、一睡も出来ない日がつづいた。9月になって、眠れるようになった。夏は食欲がでなかったが、秋になって食欲が出てきた。安いので、つい巨峰を買って食べてしまう。桃もよく食べた。

6月まで、ちょいちょいテニスをしていた。おばさんが多いが、一人きれいな女の人がいて、一緒になると、嬉しかった。ちょっとツンとしているようにも見えるが、そうでもないようにも見える。夏は、ひたすら泳ぎたく。またテニスは夏は、暑くて日射病になりそうで、とても出来るものではない。壁打ちテニスも夏は暑くてする気がしなかった。9月になってテニススクールに行った。片思いの女の人と出合って嬉しかった。彼女は熱心である。つい彼女との妄想ストーリーに耽ってしまった。

25日(金)に信じられないような嬉しい事が起こった。長年の夢、叶ったり。という感じである。やはり長生きはするものだ。

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