小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

民主主義とはバカの多数決である

2017-05-31 15:35:28 | 政治
なにか、民主主義が、最高の、素晴らしい政治形態だと思っている人もいるようだけど。

「民主主義とはバカの多数決」、であり、「良い」、政治形態ではなく、それ以外に、「仕方がない」、政治形態である。

秋篠宮眞子さまが、ご婚約なされたが、国民は、あまり、騒がない。

もし。秋篠宮佳子さま、が、ご婚約なされたら、国民は、騒ぐだろう。

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ボディーチェックでテロはふせげない

2017-05-31 14:04:16 | 武道・スポーツ
ボディーチェックでテロはふせげない。(特に、ハイジャック)

空手の達人に対しては。

なぜなら、空手家は、ボディーそのものが、凶器なのだから。

これは、危険である。

なまじ、武器、凶器、を、持っていると、それを、取り上げられてしまう可能性がある。

とくに、ピストルなどの、飛び道具の場合。

それに、人を殺すと、自分は、殺人者になって、死刑になってしまう。

だから、テロリストも、覚悟と判断がいるのである。

(しかし最近のテロは、情け容赦なくなっているが)

しかし、空手家は、武器を、取り上げられる、ということがない。

しかも、一撃必殺とかいうけど、一撃では、なかなか、人は殺せない。

さらに、攻撃に、意図的に、手加減することも、出来る。

なので、これからの、テロは、肉体の凶器化、になるかもしれない。

北朝鮮では、兵士に、もの凄い、テコンドーの訓練をさせている。

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伊藤美誠 ボクシング

2017-05-29 21:53:13 | 武道・スポーツ
卓球の、伊藤美誠選手が、ボクシングの練習を取り入れた。

卓球と、ボクシングは、同じ筋肉を使うから、という理由らしい。

僕は、以前から、卓球と、ボクシング、は、共通点があると、思っていた。

僕としては、むしろ逆で、ボクサーが、ボクシングの技術を上げるために、卓球の練習をしたら効果があるのではないか、と思っていた。

踵を浮かし、素早い、反射神経、を、鍛えることに、卓球は、ボクシングに効果があるのではないか、と思っていた。

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泣いた金正恩

2017-05-29 02:44:29 | 政治
世間では、やたら核実験をしたり、核ミサイルを発射している北朝鮮、金正恩が、大悪人と、信じて疑わない。
しかし、実際の所は違うのである。
北朝鮮は、さかんに、研究者に命じて、核兵器を開発し、核ミサイルの発射実験を行っている。
それは、当然、世界の憎しみに満ちた敵意を受けている。
金正恩の側近でさえも、
「将軍。これ以上、核ミサイルを発射しつづけると、我が国は、存続できなくなるかもしれません」
と、言上した。しかし、金正恩は、
「いや。かまわん。核ミサイルの発射を続けろ」
と、荒々しい口調で、厳しく命じた。
さらに。
「国営放送では、徹底して、アメリカを批判しろ」
と、命じた。
当然、世界各国は、この、とんでもない独裁国家を批判した。
世界各国が、「北朝鮮は、とんでもない悪の国だ」と。
全世界の人間は、金正恩は、とんでもない大悪人と、信じて疑わない。
しかし、事実は違うのである。
金正恩は、子供の頃から、優しい性格の子供だった。
金正恩は、日本の童話の、「泣いた赤鬼」の話が大好きだった。
「泣いた赤鬼」、の話とは、自分が悪人になることで、人を救う話である。
金正恩は、父親の金正日、が死ぬと、世襲で将軍となった。
実は、金正恩は、どうしたら、世界平和を保てるか、を、子供の頃から考えていたのである。
金正恩は、側近に厳しく命じた後、一人、部屋に入った。そしてベッドに倒れ伏して、泣いた。
泣きながら、金正恩は、独り言をつぶやいた。
「これでいいんだ。これで。世界の平和を保つには・・・どうしても悪の存在が必要なのだ。同胞の韓国は、竹島の領土問題や、従軍慰安婦問題で、韓国国民の怒りを、日本に向けることで、国内の、サムソン財閥と、政界の癒着に対する、憤り、をそらしている。もし、竹島の領土問題や、従軍慰安婦問題が、なかったら、韓国国民の怒りは、国内政治に向けられ、財閥や、政治家に対する、テロが起き、流血革命が起って、独裁国家になってしまうだろう。我が国が、悪の国になることで、日、米、韓、の合同軍事演習が行われ、日韓の、つながりも、協力も生まれているんだ。もし、それがなかったら、韓国は、とっくに、日本に戦争をふっかけていただろう。日韓大戦争が勃発してしまう。日本と韓国が戦争を始めたら・・・。日本は軍事大国のアメリカと軍事同盟を結んでいるから、米国が韓国に、核ミサイルを打ちこみ、その報復として、韓国は、アメリカに核ミサイルを打ちこむだろう。アメリカは、NATOによって、ヨーロッパと、軍事同盟を結んでいるから、ヨーロッパ諸国も、その戦争に参加することになる。また。中国が南沙諸島に人工島を建設して、軍事基地建設にすることに、アメリカは怒っている。下手をすると、アメリカと中国が戦争を起こすかもしれない。まさに、第三次世界大戦が起って、世界は、完全に滅んでしまうかもしれない。そんなことには、決してしては、ならない。それだけは、絶対に、避けなければならない。そのための、唯一の方法は、我が国が、徹底して、悪の国を装うことだ。悪の国を装って、全世界の憎しみを、我が国にだけ、集中させることだ。それしか、世界平和を保つ方法が無い。韓国の同胞にまで、嫌われるのは、つらいことだが、ここは、ぐっと我慢しなければならない」
そう、呟きながら、金正恩は泣いた。
こういうことを、世界の人々は知らない。
世界平和は、実は、北朝鮮によって、維持されているのである。
金正恩は、オレンジジュースを飲んで、一息ついて、また、独り言を、呟き出した。
「彼らは、ノーベル文学賞を受賞した、アナトール・フランスの、(悪は必要である。もし悪が存在しなければ、善もまた存在しないことになる。悪こそは善の唯一の存在理由なのだ)という格言を知らないだろう。可哀想な人達だ。彼らは、歴史も知らない無知な人達だ。日中戦争の時、激しく嫌い合っていた、共産党の毛沢東と、国民党の、蒋介石、が、奇跡的に手を結べたのは、日本という、両者にとって、共通の敵があったからこそ、出来たのだ。しかし、いざ、太平洋戦争で日本が負け、日中戦争が終わった途端、共産党の毛沢東と、国民党の、蒋介石は、激しくケンカ別れし、争いを始めた。そんなことは、歴史上、いくらでもある。何も歴史をもちださなくても、ヒーローものの漫画、アニメ、ドラマを、考えれば、簡単にわかることだ。ヒーローものの漫画は、正義の使者が、悪の組織をやっつける。そのことに、人々は、興奮と、満足感、を得て、そして、そういうものを見ることによって、子供の正義感が形成されていくのだ。もし、ヒーローものの漫画、に、悪の組織を登場させなければ、そもそも、ヒーローものの漫画、や、話、は、作れない。何も、ヒーローものの、話だけではない。登場人物が、全て、善人のお話し、など、作れないのだ。そんな、ドラマを見ても、人々は、あくびをするだけだろう。のほほんとした、平和が、続くと、人々は何か物足りなくなる。そして、心の中に潜んでいる、「悪」、が、だんだん、無意識のうちに大きくなって、やがて、人々は、争い合うようになる。「善」とは、「悪」に対する憎しみの感情から、その情熱が高まっているのだ。人間の心には、「善」と「悪」、があって、憎しみの対象である、「悪」、が無くなったら、人間の、「善」、を希求する情熱がさめて、眠っていた「悪」、が、台頭してくる、ことを、無知な世間の人間は知らない。人間の体には、毎日、ガン細胞が出来ていて、それを、NK細胞が、やっつけることによって、人間の免疫力は、鍛えられているのだ。人間の腸の中には、悪玉菌と善玉菌が、あって、両者が、拮抗することで、健康が維持されているのだ。悪玉菌がなければ、善玉菌は、存在しなくなってしまう。人間の心には、全て、そういう節理が働いている。世界の人々は、愚かだから、「悪」の存在が、世界平和を維持させている、ということに気づいていない。「悪」は、容赦なく、無くすべきものだ、という、単純な思考能力しかない。だから、僕は、どんなに嫌われても、世界平和を維持するために、悪を装おう」
泣きはらした金正恩は、立ち上がって、窓から外を見た。
美しい夕日が、沈みかかっていた。

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ちきゅうは温暖化している

2017-05-28 01:48:45 | Weblog
中部大学の教授の、武田邦彦氏は、「地球温暖化はウソだ」、と、言っている。

しかし、「京都議定書」、にせよ、、「パリ協定」、にせよ、地球温暖化は、もう、世界的な方向に動いている。

そのため、「地球温暖化は、間違い」、だと、主張する、武田邦彦は、日本の環境省、さらには、日本政府にとっての、目の上の、コブだったのである。

ある時、武田邦彦は、「地球温暖化について、正確な討論をしたいので。先生も、ご出席、して下さい」

と、講演を頼まれた。

武田邦彦は、「はい。わかりました」、と二つ返事で、快諾して、意気揚々と、会場に向かった。

講演会の会場は、バラックの、粗末な建物だった。

何か、おかしいな、と、思いながらも、武田邦彦は、会場に入った。

入った途端、武田邦彦は、屈強な、ヤクザのような、男たちに、取り押さえられた。

そして、縄で、グルグルに体を縛られた。

「な、何をするんだ?」

武田邦彦は、大声を出した。

「ふふふ。ちきゅう温暖化に関する議論さ」

ヤクザのような、男たちは、ふてぶてしい口調で、笑って言った。

武田邦彦は、その建物の地下室に連れて行かれた。

驚いた。

なんと、武田邦彦の、一人娘である、女医の、武田邦子が、裸にされて、吊るされていたからである。

「お、お父さん」

娘は、涙を流して父親を見た。

「こ、これは、一体、どういうことだ?」

武田邦彦は、怒りを秘めて聞いた。

「だから、ちきゅう温暖化に関する議論さ」

ヤクザのような、男たちは、ふてぶてしい口調で、笑って言った。

「き、貴様たち。環境省に頼まれた、チンピラだな?」

武田邦彦は、怒りを込めて言った。

「さあ。それは、ご想像におまかせします」

チンピラ達は、武田邦彦の質問には、答えず、にやにや笑っている。

チンピラ達は、武田邦子の両足首を縄で縛って、グイグイと、両側に引っ張っていった。

「ああー」

邦子は、悲鳴を上げた。

無理もない。

ただてさえ、丸裸という、屈辱的な姿なのに、両足を引っ張られて、女の恥ずかしい所が、丸見えになってしまったからである。

チンピラ達は、ライターを、邦子の、股間に近づけた。

「ああー。熱いー」

邦子は、叫んだ。

「ほら。武田先生。熱によって、ちきゅう(恥丘)は、温暖化しているじゃないか?」

チンピラの一人が、薄ら笑いを浮かべて言った。

そして、武田邦子に、デシカメを向けた。

「さあ。これで、ちきゅう、が、温暖化していることは、事実だとわかったでしょう。その声名を、はっきり、言って下さい」

チンピラが言った。

「き、貴様たち。卑劣だぞ」

と、武田邦彦は、怒った。

ああー、熱いー、と、叫びながらも、邦子は、弱弱しい目を、父親に向けた。

「お父さん。私は、どうなっても、いいの。それより、お父さんの、信念を曲げないで」

娘は、涙ながらに訴えた。

「うぐっ」、と、武田邦彦は、迷った。

チンピラ達は、ライターを、より、娘の、ちきゅう(恥丘)に、近づけた。

「ああー。熱いー。熱いー」

と、娘は、体をくねらせて、泣きながら、叫んだ。

「ま、待て」

武田邦彦は、チンピラ達に言った。

「娘をいたぶるのは、やめろ」

チンピラ達は、ニヤリと笑った。

「じゃあ、ちきゅう(恥丘)が温暖化していることを、正式に発言して下さい」

チンピラが言った。

そして、デジカメを、武田邦彦に向けた。

自分の信念を、貫くか、娘の命を、守るか、で、武田邦彦は、悩んだ。

しかし、娘の命には、代えられない。

「わ、私が、間違っていました。ち、ちきゅう、は、温暖化しています」

武田邦彦は、苦悩しながら、デシカメに向かって言った。

その動画が、武田邦彦の、嫌いな、NHKで、全国に放送された。

環境省の役人や、政府は、「ふふふ。これで、目障りな邪魔者がいなくなったな」、と、笑いあった。

こうして、パリ協定は、無事に、結ばれた。

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安部政権の支持率が落ちないのは

2017-05-26 10:14:27 | 政治
安部政権の支持率が落ちないのは。

一言でいって。

政治が、スムーズに、いくからだ。

特に、防衛問題で。

日米同盟の強化。強引な、辺野古の埋め立て。

強権政治の方が、現実的だから、政治が、スムーズにいくのだ。

もし。共産党が政権をとったなら、どうなるか?

共産党は、理想が高い。(と、一応、言っておこう)

しかし、理想が高いと、政治が、スムーズにいかないのだ。

辺野古の埋め立て、にしても。

いついつまでも、結論が出ない。

そうすると、アメリカとの関係も、こじれる。

政治が停滞してしまうのだ。

また、国民は、熱しやすく、冷めやすい。

今では、安保法制の反対運動は、冷めてしまった。

それに。情勢論的に、見ても。

安保法制や、共謀罪(テロ等準備罪)、などは、悪法ではあるが、それが、即、使われて、国内が混乱する、ということは、現実的にはない。

だから、反対する人も、結構、いるが、それほど、重大だとは、心の底では、思えないのだ。

政治が、スムーズに、いっていることで、経済政策は、なおざりにしても、多少、手をつけても、経済政策の効果は、小さいから、はっきり、実感を感じられない。

だから、安部政権の支持率は、落ちないのだ。



安倍晋三ほど、対米従属を命綱のように、大事にしている総理大臣も、めずらしい。

安倍晋三は、結構、日本の末永い安全を願っているのだ。

トランプ大統領との、首脳会談の夜。

トランプ大統領が、安倍晋三の、寝ている部屋に入ってきた。

アメリカ人なんて、二人に一人は、ホモで、トランプ大統領も、その例外ではない。

安倍晋三「あっ。トランプ大統領。何の用でしょうか?」

トランプ「オー。アベ。ニホンヲマモッテヤルゾ」

安倍晋三「あ、有難うございます。大統領」

トランプ「オレハ日本。ソシテ、オマエガスキダ」

そう言って、トランプ大統領は、安倍晋三を裸にし、安倍晋三のアナルに、ペニスを、ズンズン、挿入してきた。

安倍晋三「ああー。トランプ様ー。私はどうなっても、構いません。しかし、どうか、日本を守って下さい」

と、安倍晋三は、泣きながら叫んだ。

トランプ「オオー。マモッテヤルゾ。アベ」

安倍晋三「トランプ様。私は、日本の野党のうるさい批判を無視して、安保法制を強行採決しました。これからは、アメリカ様の正義の戦争に全面的に協力いたします」

トランプ「オオー。アベ。オマエハエライヤツダ」

そう言って、その日は、一晩中、トランプは、安倍晋三を、ほり続けた。

安倍晋三は、帰りの飛行機で、「痛ててて」、と、尻の穴を、押さえながら帰国した。

痔にーは、ボラギノールを、つけて。

潰瘍性大腸炎が、悪化したのだ。

こうまでして、日本を守ろうとしている安倍晋三は、結構、立派だ。

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殺人予備罪

2017-05-26 08:56:18 | 考察文
僕は、「殺人予備罪」、という、言い方、言葉に、違和感を感じる。

世の中には、色々な犯罪が、「××罪」、と名前をつけられ、罪に対する、罰、が、下される。

生命に対する罪
殺人罪(199条)・予備罪(201条)・自殺関与・同意殺人罪(202条)・未遂罪(203条)
堕胎罪(212条~216条)
遺棄罪(217条~219条)
過失致死罪(210条)・業務上過失致死傷罪(211条)
危険運転致死傷罪(208条の2)
身体に対する罪
傷害罪(204条~207条)
暴行罪(208条)・ 凶器準備集合罪(208条の3)
過失傷害罪(209条)
自由に対する罪
脅迫罪(222条)・強要罪(223条)
人質による強要行為等の処罰に関する法律
暴力行為等処罰に関する法律
逮捕・監禁罪(220条~221条)
略取・誘拐罪(224条~229条)
性的自由に対する罪
強姦罪・強制わいせつ罪(176条~181条)
住居侵入罪・不退去罪(130条)
秘密・名誉に対する罪
秘密に対する罪 信書開封罪(133条)・秘密漏示罪(134条)
名誉に対する罪 名誉毀損罪(230条)・ 侮辱罪(231条)
信用及び業務に対する罪
信用毀損罪(233条)
業務妨害罪(234条)
審判妨害罪(裁判所法73条)
電子計算機損壊等業務妨害罪(234条の2)
財産に対する罪(財産犯)
窃盗罪(235条)
不動産侵奪罪(235条の2)
知的財産権侵害罪(特許法、著作権法など)
強盗罪(236条~241条)
航空機の強取等の処罰に関する法律(ハイジャック防止法)
詐欺罪(246条)
恐喝罪(249条)
横領罪(252条)・業務上横領罪(253条)
背任罪(247条)・特別背任罪(会社法960条)
盗品等関与罪(贓物罪)(256条)
文書毀棄罪(258条~259条)・建造物等損壊罪(260条)・器物損壊罪(261条)
(財産犯については、個別財産に対する罪と全体財産に対する罪,領得罪と毀棄罪とに分類するのが通常である。)

社会的法益に対する罪

社会・公共の平穏に対する罪
騒乱罪(106条)・多衆不解散罪(107条)
放火及び失火の罪(108条~118条)
爆発物取締罰則・火炎びんの使用等の処罰に関する法律
出水・水利妨害罪(119条~123条)
往来妨害罪(124条~129条)
取引の平穏に対する罪
通貨偽造罪(148条~153条)
有価証券偽造罪(162条~163条)
支払用カード偽造罪(163条の2~163条の5)
文書偽造罪(154条~161条の2)
印章偽造罪(164条~168条)
公衆の健康に対する罪
あへん煙に関する罪(136条~141条)
あへん法・麻薬及び向精神薬取締法・覚せい剤取締法・大麻取締法
毒物及び劇物取締法
飲料水汚染罪(142条~147条)
人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律
善良な風俗に対する罪
公然わいせつ罪(174条)・わいせつ物頒布罪(わいせつ物陳列罪)(175条)
淫行勧誘罪(182条)
売春防止法
重婚罪(183条)
賭博罪(185条~187条)
礼拝所不敬罪(188条)・墳墓発掘罪(189条)・死体損壊罪(190条)
軽犯罪法
国家的法益に対する罪

国家の存立に対する罪
内乱罪(77条~80条)
外患罪(81条~88条)
破壊活動防止法
国家の作用に対する罪
公務執行妨害罪(95条~96条の3)
逃走罪(97条~102条)
犯人蔵匿罪・証拠隠滅罪(103条~105条の2)
偽証罪(169条~171条)
虚偽告訴罪(誣告罪 172条~173条)
公務員職権濫用罪(193条~196条)
賄賂罪(197条~198条)
外国又は国交機能に対する罪
外国国章損壊罪(92条)
私戦予備・陰謀罪(93条)
中立命令背違罪(94条)



しかし、罪、というのは、実行されて、はじめて、「罪」、となるのだ。

犯罪を犯していない人を、「犯罪者」、と呼んで、罰を下すのは、おかしい。

そんなこと、当たり前である。

そこで、僕は、「殺人予備罪」、という言葉にも、違和感を感じるのだ。



たとえば。

オウム真理教の、幹部の信者達は、麻原の命令によって、サリンを持って、サリンを撒くために、地下鉄に向かった。

しかし、彼らは、潜在意識として、「人を殺すことが、はたして、良い事なのだろうか?」、という、疑問に悩まされていた。

しかし、結局は、彼らは、「尊師の教え、こそ、正しいのだ」、と、判断して、サリンを撒いた。

しかし、中には、そして、人によっては、麻原の教え、より、自分の良識の方が、正しいのでは。

と思って、サリンを撒くことを、思いとどまる、という事だって、あり得たはずだ。

そういう人は、「犯罪」、を犯していないのだから、「犯罪者」、ではない。

当然である。

そして、オウムに限らず、犯罪の計画を立てても、思いとどまって、最終的には、犯罪を犯さなかった人など、過去に、無数にいるだろう。



僕は、「殺人予備行為」、を、取り締まる事は、否定しない。し、むしろ、するべきだ、と思う。

そんなこと、当たり前の事だが。

殺人の計画を立て、凶器や、毒物を、買った場合。

客観的に見て、十分に、殺人を犯しそうな可能性がある、と警察が、判断したら、それを、取り締まるのは、間違いではない。

むしろ、するべきだ。

「犯罪」、は、起こされて、悲劇が起こってから、泣くより、未然にふせげるものなら、ふせいだ方がいい。

しかし、「罪」、というのは、実行されて、はじめて、「罪」、となるのだ。

どんな、凶悪犯罪でも、実行されなければ、「犯罪」、ではないし、「犯罪者」、ではないのだ。

だから、「殺人予備罪」、という言葉に違和感を感じるのだ。

どんな、凶悪犯罪を計画しても、最終的に、実行されなければ、それは、「犯罪」、ではないのだ。

「犯罪者」、とは、読んで字の如く、「罪」を「犯」した「者」、であり、決して、「罪」を「犯」しそうな「者」、ではないのだ。

犯罪を計画した、時点では、その人が、本当に、犯罪を実行するか、どうかは、「わからない」、のだ。

それを、「罪」、という名前を、つけて、「罰する」、というのは、おかしいと思うのだ。

裁判でも、「殺人予備罪」、に、どういう、「罰」、を、与えるのかは、難しいと思う。

しかし、検察は、ワルだから、そして、頭を使わないから、たいして悩まず、「言語道断」の、一言で、重い罰を課す、ことを、主張するだろう。

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馬淵優佳

2017-05-24 23:02:59 | Weblog
馬淵優佳。

飛び込み選手。

美しすぎる。

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とうとう国連からも独裁国家、日本に対する注意が来た

2017-05-22 15:12:21 | 政治
「国連特別報告者のジョセフ・カナタチ氏(マルタ大教授)が、「共謀罪」法案について「プライバシーや表現の自由を制約するおそれがある」との懸念を表明する書簡を安倍晋三首相あてに送ったことについて、菅義偉官房長官は22日午前の記者会見で、外務省を通じて国連に抗議したことを明かした。

(朝日新聞デジタル)

とうとう国連からも独裁国家、日本に対する注意が来た。

しかし、政府は無視。

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小説・共謀罪(テロ等準備罪)

2017-05-20 05:04:33 | 小説
小説・共謀罪(テロ等準備罪)

平成30年、の春のことである。
安倍晋三の、ワガママさ、数の力で、法案を押し通す、卑劣な国会。全くの、説明なし。に、国民は、いい加減、ウンザリしていた。
平成30年3月11日に、九州に震度7の地震が起こって、九州の、川内原子力発電所が、損壊し、鹿児島市は、放射能が撒き散らされた。
そして、その翌日、沖縄で、オスプレイ3機が、沖縄の、那覇市の、国際通りに、墜落した。
死者は、50万人を超えた。
そして、その翌日には、アメリカが、イスラム国に空爆し、日本の自衛隊も、その戦闘に協力したことから、イスラム国の、テロ集団が、日本は、アメリカの戦争に協力した報復として、東京に、サリンを撒いて、死者100万人を出した。

これをきっかけに、ようやく、国民の目も、開けてきて、安倍晋三の支持率が、落ちだした。
しかし、安倍晋三は、総理大臣を辞める気はない。
一方、一体、いつまで、安倍内閣は、続くのだ、と、石破茂と石破派は、怒り出した。
(このままでは、オレは一生、総理大臣になれない)
と、石破茂は、焦り出した。
(オレなら、安倍晋三より、もっと、上手く政権運営できる)
という、絶対の自信が石破茂にはあった。
そこで、石破派は、ついに、加藤の乱、ならぬ、石破の乱を起こした。
石破茂は、一句、読んだ。
「時は今あめが下しる五月かな花落つる池の流をせきとめて」
それを、野党が知って、野党は、内閣不信任決議案を出した。
石破派は、衆議院本会議に欠席した。
そのため、衆議院本会議で、内閣不信任決議案が可決された。
安倍晋三は、当然、解散・総選挙に打って出た。
しかし、石破茂の、予想は、はずれた。
国民は、自民党そのものに、嫌気がさしていたのである。

しかも、森友学園の、安倍あきえ、の証人喚問で、籠池氏に、100万円、渡したのは、安倍あきえ、と、わかってしまった、のである。
衆議院の解散・総選挙が行われた。
安倍晋三は、見苦しく、「アベノミクスは、道半ば」、だの、「日米同盟の強化」、などを、声高に叫んだが、もはや、聞く人は、いなかった。

結果は、民進党、共産党、社民党、自由党、の、大勝となった。
民進党は、小泉政権の、郵政民営化、選挙の時のように、各選挙区に、新人の刺客を送り込んだのである。
自民党の、大物議員は、野党連合の送り込んだ刺客に大差をつけられて、大敗した。
山尾しおり、が、景気回復、させる、と、公約したのである。
景気回復しなかったら、死んで責任をとります、と、強気で言ったからである。
自民党は、かろうじて、山口4区で、安倍晋三が、野党の刺客に、かろうじて当選した。

与野党逆転し、民進党、共産党、社民党、自由党の、連立政権が、誕生し、政権与党になった。
内閣総理大臣は、民進党の、山尾志桜里が、指名された。
すぐに、内閣の組閣が行われた。

その内訳は。
首相。山尾志桜里
官房長官。福島みずほ。
財務相。金子勝。
総務相。山本太郎。
法相。鈴木宗男。
厚生労働相。阿部知子。
農相。小池晃。
経済産業相。枝野幸男。
国土交通相。穀田恵二。
環境相。復興相。武田邦彦。
文部科学相。関口美奈。
外相。防衛相。志位和夫。
国家公安委員長。鈴木奈穂子。
沖縄北方相。背山真理子。
経済再生相。小川彩佳。
五輪相。杉浦友紀。
一億総活躍相。廃止。
地方創生相。廃止。

組閣にあたっては、財務大臣は、民間から、慶応大学経済学部教授の、金子勝氏、が選ばれ、環境大臣は、中部大学教授の、武田邦彦教授が、選ばれた。
武田邦彦氏が、環境大臣に選任されたことで、即、ペットボトルと、燃えるゴミの分別は、廃止になった。
これで、年間一兆円を越す、無駄な税金の政府支出がなくなった。
主婦の仕事は、GDPには、数字として、表れないが、ゴミの分別がなくなったことで、子育てに、当てる時間を、主婦がとれるようになった。
これで、待機児童問題は、完全に解決した。
また、CO2の排出量が増えたことで、日本の東の、西部太平洋地域の水域で、プランクトンが、増え、海産物の収穫量が、増えた。
漁師たちは、大喜びした。
また。
山尾しおり、は、美しすぎる元首、として、世界の注目を集めた。
山尾しおり、の、服、靴、ファッションは、瞬く間に、流行となり、あたかも、昔のイギリスの、ダイアナ妃のように、売れに売れた。
山尾しおり、の、サイン色紙、写真集、CM、のおかげで、商品は、飛ぶように売れ、日本は、GDP世界第一位、の国となり、日本経済は、奇跡の回復を成し遂げた。
山尾しおり、が、各国の元首と首脳会談をしても、各国の元首は、山尾しおり、の、あまりにもの美しさに目がくらんで、全て、日本に有利な外交を結んでしまった。

連立政権は、安倍政権の時に、自公の数の力で、次々と、強行採決されていった、安保法制、共謀罪(テロ等準備罪)、などの議員立法が、民進党、共産党、社民党、自由党の、連立政権によって、次々と、廃案に向けて動き出した。
自民党議員は、衆議院で、安倍晋三、一人しか、当選者がいなかったので、国会でも、議論にならなかった、のは、当然である。

国会が開催された。
「議長」
安倍晋三は、手を上げた。
怒りで、顔が、茹蛸のように、真っ赤になっていた。
「安倍晋三くん」
議長が、安倍晋三の名前を呼んだ。
安倍晋三は、立ち上がった。
「総理。このような、数の力で、強行採決する、ということが、許されても、いいのですか」
安倍晋三は、怒りを込めて言った。
「内閣総理大臣、山尾しおり君」
議長が、総理の名を呼んだ。
内閣総理大臣、山尾しおり、が、すっく、と、立ち上がった。
「安倍晋三委員。数の力で、強行採決する、のは、良いことだと、思って、それを、実行したのは、あなたでは、ないですか。あなたの、発言は、全く矛盾しているのでは、ないでしょうか?逆に、私は、それを、あなたに聞きたいです」
山尾しおり総理大臣は、毅然とした態度で、キッパリと言った。
「議長」
安倍晋三は、手を上げた。
「総理。あなたは、私の質問に答えていない。ちゃんと、答えて下さい」
安倍晋三は、鼻息を荒くして、着席した。
「内閣総理大臣、山尾しおり君」
議長が、総理の名を呼んだ。
内閣総理大臣、山尾しおり、が、すっく、と、立ち上がって、発言台に立った。
「安倍晋三委員。野党の質問になど、答える必要などない、というのが、あなたの、信念なのではないですか。私は、あなたの、強い信念を、立派だと思って、それを実行しているのです」
「議長」
安倍晋三は、手を上げた。
「総理。これは、誰が見たって、数の力にまかせた独裁政治だ。違いますか?」
「内閣総理大臣、山尾しおり君」
議長が、総理の名を呼んだ。
内閣総理大臣、山尾しおり、が、すっく、と、立ち上がって、発言台に立った。
「安倍晋三委員。数の力にまかせた独裁政治が、いいことだと思って、それを実行したのは、あなたではないですか?私は、あなたの、強い信念を、立派だと思って、それを実行しているだけです」
そう毅然と言って、山尾しおり、総理は、着席した。
「議長」
安倍晋三は、挙手した。
「総理。あなたは、私の質問に答えていない。答えて下さい」
安倍晋三は、鼻息を荒くして、着席した。
「内閣総理大臣、山尾しおり君」
議長が、総理の名を呼んだ。
内閣総理大臣、山尾しおり、が、すっく、と、立ち上がって、発言台に立った。
「安倍晋三委員。野党の質問になど、答えなくてもいいと、思って、答えなかったのは、あなたではないですか?私は、安倍晋三委員の政治手法を、立派だと思って、実行しているのです」
そう毅然と言って、山尾しおり、総理は、着席した。
「議長」
安倍晋三は、挙手した。
しかし。時間切れになった。
「これにて、安倍晋三くんの質疑を終了します」
と、議長は非情に言った。
「では、次に、共産党の、穀田恵二くん、の質疑にうつります」
穀田恵二が、安倍晋三に代わって、質疑席に着こうとした。
しかし、安倍晋三は、駄々っ子のように、
「議長。議長」
と叫んで、席をどこうとしない。
「安倍晋三くん。君の質疑時間は、終わっています。すみやかに、退席して下さい」
と、言った。
穀田恵二は、
「さあ。さっさと、どきなよ。あんたの質疑時間は終わったんだよ」
と、言って、安倍晋三を、強引に押しのけて、質疑席に着いた。
そして、穀田恵二の質疑が始まった。
安倍晋三は、自席にもどると、子供のように、
「わーん。わーん。口惜しいよー」
と、言って、涙をボロボロ流しながら、机を叩いた。
「お前がやってきたことじゃねーか」
「自業自得だろうが」
「数の力で支配したヤツは、数の力で泣くことになるんだよ」
民進、共産、社民、自由、の、連立の議員の、野次、というか、自席発言が、きびしく飛んだ。
「では次に、穀田恵二くんの質疑にうつります。穀田恵二くん」
「議長」
穀田恵二は挙手した。
「総理。民進党は、選挙公約として、安倍政権で、強行採決された、法律は、廃案にすると、言いましたよね。だから、我々、共産党は、民進党と、連立を組むことを決断したのです。確かに、選挙後も、民進党は、安倍政権で、強行採決された、安保法案は、廃案にしようとしています。その点は評価します。しかし、特定秘密保護法は、やる気がないらしい。我々は、その点において、裏切られたような気がしています。その点について、総理の見解をうかがいたい」
「内閣総理大臣、山尾しおり君」
議長が、総理の名を呼んだ。
内閣総理大臣、山尾しおり、が、すっく、と、立ち上がって、発言台に立った。
「穀田さん。確かに、選挙公約では、強行採決された、法案は、廃案にすると、言いました。しかし、特定秘密保護法まで、廃案にすると、はっきり言ったでしょうか?」
「議長」
穀田恵二は挙手した。
「なるほど。民進党らしいですね。民進党は、日米同盟までは、捨て切れない。そして、特定秘密保護法も捨てられない。ということですか。所詮、民進党は、保守、自民党の、現実路線を、少し、ゆるめるだけ、という方針なのですね?我々、共産党は、日米同盟の破棄まで、主張して、民進党は、それにも、賛同する、と、言いましたが、それも、ウソだったのですね。その二点を総理にうかがいたい」
「内閣総理大臣、山尾しおり君」
議長が、総理の名を呼んだ。
内閣総理大臣、山尾しおり、が、すっく、と、立ち上がって、発言台に立った。
美しい黒髪を揺らしながら。
「穀田さん。確かに、選挙の前には、日米同盟の破棄まで、約束しました。それは、実行します。日米同盟の破棄まで、実行する、ために、特定秘密保護法が、必要なのです」
「議長」
穀田恵二は挙手した。
「穀田恵二くん」
議長が呼んだ。
「総理。日米同盟の破棄のために、どうして、特定秘密保護法が必要なのですか。説明して下さい」
「内閣総理大臣、山尾しおり君」
議長が、総理の名を呼んだ。
内閣総理大臣、山尾しおり、が、すっく、と、立ち上がって、発言台に立った。
美しいウェストラインを揺らしながら。
「日本は、核ミサイルをもっている。という情報を、日本、および、世界に、流すためです。アメリカの後ろ盾を失ったら、日本は、北朝鮮の、核ミサイルの、脅威に、対抗する術がありません。核ミサイルは、もっている、ということが、相手に、攻撃の意志をなくすのです。実際に、もっているか、どうか、敵国が、わからなければ、相手は、持っている可能性がある、と、思いますから、手が出しづらくなるのです。実際に、もっているか、どうかは、政府だけの、秘密にしなければ、なりません。そのために、特定秘密保護法だけは、日米同盟を破棄するためには、どうしても、必要なのです。選挙前の約束には、違反しますが、これだけは、苦渋の決断でした。もうしわけありません」
それは、その通りで、核ミサイルというのは、持っているだけで、相手に、攻撃する気をなくすものである。核ミサイルをA国が持っていれば、A国に、B国が、核ミサイルを打ちこめば、A国は、B国に、核ミサイルを、報復として、打ち込むから、それが、こわくて、B国は、A国に、核ミサイルを打ち込むことが、出来ないのである。
しかし、B国が、A国に、核ミサイルを打ち込めないのは、A国が、核ミサイルを、もっている、と、認識しているから、であって、実際には、A国が、核ミサイルを持っていなくても、B国は、A国を、強敵と見なして、攻撃できないのである。
「議長」
穀田恵二は挙手した。
「穀田恵二くん」
議長が呼んだ。
「なるほど。そういうことだったのですか。わかりました」
もう、時間になった。
「これにて、本日の審議を終了します」
と、議長が言った。
その日が、国会の最終日だった。

その日の晩の夕食。
安倍晋三は、銀座の高級クラブで、酒を飲んだ。
「口惜しいよー。口惜しいよー」
と、安倍晋三は、涙をボロボロ流しながら、酒を飲んだ。
その時である。
クラブのドアが、バーンと開いた。
目つきの鋭い、紺のスーツを着た男と、警察官が、三人、立っていた。
彼らは、ツカツカと、カウンターに座っていた、安倍晋三に歩み寄った。
安倍晋三は、物々しい雰囲気に、怖気づいた。
「安倍晋三。お前を、共謀罪(テロ等準備罪)で、逮捕する」
目つきの鋭い男が、言った。
「ば、バカな。なぜ、私が、テロを企てる、などという、ことになるのだ?善良な一市民、いや、一国会議員が・・・」
目つきの鋭い男は、ニヤリと笑った。
「我々は、東京地検特捜部の者だ。ちゃんと、逮捕令状も持っている」
そう言って、男は、安倍晋三の前に、逮捕令状を見せつけた。
「ば、バカな。逮捕の理由は何だ?」
「共謀罪(テロ等準備罪)だ」
「ば、バカな。私が、何で、テロを、起こす理由があるのだ?」
目つきの鋭い男は、ニヤリと笑った。
「あなたは、ゴルフ会員権をもっている。資産は、一億を越している。親類や、他人名義の、実質上の、あなたの資産は、少なく見積もっても、10億を越しているだろう」
「資産があったから、といって、どうして、テロの可能性などが、あるのだ?」
検察官が言った。
「あなたは、民進党を憎んでいる。それに、あなたは、資金を潤沢にもっている。だから、民進党議員や、党本部に、テロをする可能性がある」
安倍晋三が言った。
「ば、バカな。確かに、私は民進党が嫌いだ。だからといって、即、テロをするなど、ありえないじゃないか。それに、私が誰と共謀してテロを、起こすというのだ?」
安倍晋三が言った。
「君は麻生太郎と親しいだろう。家も、すぐ近くだ。麻生太郎は、クレー射撃で、オリンピック級の腕前だ。猟銃も持っている。麻生太郎なら、遠くから、ライフルで、民進党議員を狙撃する腕前がある。だから、お前は、十分、テロ等準備罪、に該当するのだ」
検察官は、冷酷な笑いを浮かべた。
「そ、そんなのは、強引な、こじつけだ。国家権力がそんなことをしても、いいのか?」
安倍晋三が言った。
「クダクダ、言うな。日本は、法治国家だ。それに、テロ等準備罪は、お前が決めた法律だろ」
そう言って、検察官は、安倍晋三を立たせ、手錠をかけた。
ガッシャーン。
「これは、国家の陰謀だ」
安倍晋三は、狂ったように叫んだ。
「おい。連れて行け」
検察官は、二人の警察官に、目配せして言った。
「はい。わかりました」
そう言って、二人の警察官は、安倍晋三の、両腕を、ガッシリとつかんだ。
「さあ。とっとと、歩け」
こうして、安倍晋三は、拘置所に入れられた。
「そら。今日の食事だ」
そう言って、看守が、食事を入れた。
それは、ほんの僅かの、カレーライスだった。
安倍晋三は、このところ何も食べていなかったので、腹ペコだったので、急いで、カレーライスを、貪るように一気に、全部、口に入れた。
「うぎゃー」
安倍晋三は、悲鳴を上げて、口に入れたカレーライスを吐き出した。
無理もない。
そのカレーライスは、特上に辛い、タバスコと、辛子を、水に溶かして、僅かな、ご飯に、ふりかけただけのものだったからだ。
安倍晋三の口は、激しい炎症を起こした。
「み、水をくれー」
安倍晋三は、大声で叫んだ。
だが誰も来てくれない。
「お願いだー。水をくれー」
安倍晋三は、叫んだ。
しばしして、看守がやって来た。
「うるせーなー。そう怒鳴るな。ほら。水を持ってきてやったぞ」
そう言って、看守は、水の入った、ガラスのコップを安倍晋三に渡した。
安倍晋三は、一気に、コップの水を、飲み込んだ。
「うぎゃー」
安倍晋三は、悲鳴を上げて、水を吐き出し、床の上をゴロゴロ転げまわった。
看守は、冷ややかな目で、安倍晋三を見た。
「ふふふ。どうだ。美味いだろう。それは、たっぷり、辛子を溶かした水だ」
そう言うや、看守は、去って行った。
「み、水をくれー」
安倍晋三は、叫んだ。
が、看守は、冷ややかな目つきで、とりあおうとしなかった。
その後は、安倍晋三が、いくら叫んでも、拘置所は、シーンと、静まり返っていて、誰も来てくれなかった。
その夜、安倍晋三は、口の中が、辛くて、痛くて、とても眠れたものではなく、一睡も出来なかった。
翌日になった。
看守が、朝食を配りに、回って来た。
「そら。朝食だ」
そう言って、看守は、丼を、安倍晋三の前に置いた。
「うぎゃー」
安倍晋三は、その丼の中を見て、悲鳴を上げた。
なぜなら、丼の中は、ご飯の中に、生きた、無数の、ゴキブリが、ウヨウヨと、蠢いていたからである。
「こ、これが、人間の食事か?」
安倍晋三は、大きな声で抗議した。
「ふふふ。アフリカのマサイ族では、これは、ゴキブリ丼といって、最高の御馳走なのだ。元首相である、ことに、敬意を表して、最高の御馳走を用意したのだが、食べたくないのなら、食べなくても構わないぞ」
と、看守は、冷ややかに言った。
安倍晋三は、腹は空いていたが、さすがに、ゴキブリ丼を食うことは、出来なかった。
「安倍晋三。さあ。取り調べだ。出ろ」
看守に言われて、安倍晋三は、取調室に入った。
「さあ。座れ」
看守に言われて、安倍晋三は、取調室の椅子に座った。
取調室は、よく、ドラマで見るのと、同じようで、白亜の狭い、部屋の中に、机一つと、それに向き合うように置かれた椅子が二つ、あるだけだった。
安倍晋三は、(どんな、こわい取調官がやってくるのだろう?)という不安に脅えていた。
やがて、取調官が入ってきた。
安倍晋三は、俯いていた顔を、恐る恐る、上げた。
ビックリした。
何と、山尾しおり、だった。
「山尾しおり総理。何であなたが、取調べ、をするのですか?国会法39条より、国会議員は、任期中は国又は地方公共団体の公務員との兼務はできない、はずだ」
安倍晋三は、言った。
「ふふふ。私は、山尾しおり、じゃないわ。山尾しおり、の、一卵性双生児で、菅野さおり、という者よ。一応、彼女が姉で、私が、妹ということになっているわ」
と、山尾しおり、そっくりの、女が言った。
一卵性双生児だから、そっくりなのは無理はない。
「私も、姉と同様、司法試験に通った検察官なのよ。さあ。取り調べを始めるわ」
と、菅野さおり、は、言った。
そう言われても、安部晋三は、菅野さおり、と、名乗る検察官が、山尾しおり、に見えて仕方がない。
いきなり、菅野さおり、は、安倍晋三の顔を、ビシーンと、ひっぱたいた。
「な、何をするんだ」
安倍晋三は、びっくりして、言った。
「ふふふ。ゴメンなさい。これから、仲良くやりましょうという、スキンシップのつもり、だったの。私、ちょっと、力が、強いから、力が入り過ぎちゃったわ」
と、菅野さおり、は、笑って言った。
「ふふふ。鈴木宗男は、437日、取り調べに耐えたけれど、あなたは、何日、耐えられるかしら?」
菅野さおり、は、思わせ振りな口調で、言った。
安倍晋三は、ぎょっとした。
拘置所の取り調べ、なんてのは、特に気の小さい人間でなくても、狭い部屋に入れられて、一人っきりにされるため、一日で、もう、精神がおかしくなり、幻覚が見えてくるものなのである。
これから、一体、何日で釈放されるのか。
それを思うと、気の小さい、安倍晋三は、早くも、気がおかしくなり出していた。
それに、腹もペコペコだった。
全く、食事をしていないので、血糖値が極度に低下し、脳にブドウ糖が、行かず、意識が混濁し始めていた。
菅野さおり、は、不二家のケーキの箱を机の前に置いた。
「さあ。安倍さん。お腹が空いているでしょう。腹が空いては、戦も、取り調べも、出来ないわ。まず、どうぞ、ケーキを食べて下さい」
そう言って、菅野さおり、は、ケーキの箱を開けた。
中には、大きなシュークリームが入っていた。
安倍晋三は、昨夜から、何も食べていないので、腹が減って、死にそうだった。
なので、安倍晋三は、大きなシュークリームを、急いで、手にとると、口を大きく開けて、シュークリームを、口の中に放り込んで、ムシャムシャ噛んだ。
「うっ」
安倍晋三は、とっさに、違和感を感じた。
甘いはずのシュークリームが、全然、甘くなく、とてつもない気味の悪い、感触が、口の中に起こったからだ。
「ほげー」
安倍晋三は、口に含んだシュークリームを、とっさに、吐き出した。
安倍晋三が吐き出した物は、何と、無数の、ゴキブリだった。
それを見て、安倍晋三は、気が狂いそうになった。
「ふふふ。安倍さん。これは、無数の、生きたゴキブリを、シュークリームの皮の中に入れた、デザートなの。アフリカのマサイ族では、これは、最高のデザートなのよ」
菅野さおり、は、薄ら笑いを浮かべて言った。
シュークリームを、出された時は、さすがに、安倍晋三も、厳しい取り調べをする検察官も、人間の情があるんだな、と、涙ぐんだか、もう、安倍晋三は、何も信じることが出来なくなった。
しかし、腹はペコペコである。
菅野さおり、は、看守を呼んだ。
すぐに、看守がやって来た。
「安倍さんは、マサイ族の、御馳走や、デザートは口に合わないみたいだわ。では。安倍さんのために、日本の、親子丼を持ってらっしゃい」
と、菅野さおり、は、言った。
「わかりました」
そう言って、看守は、すぐに、盆に乗せた、親子丼を持ってきた。
親子丼は、ホカホカ、温かそうな、湯気をたてている。
「さあ。安倍さん。お召し上がり下さい」
菅野さおり、が、優しそうに言った。
安倍晋三の口からは、唾液が、ドクドクと溢れ出てきた。
しかし、何度も、騙されて、これも、きっと、ゴキブリが入っているのだろうと、思って、安倍晋三は、手を出す気には、なれなかった。
「ふふふ。安倍さん。何をこわがっているの?これは、普通の、親子丼よ」
菅野さおり、が、優しそうに言った。
しかし、安倍晋三は、それを信じることは、出来なかった。
なので、食べたいが、手を出さず、じっと、我慢した。
「何か、安倍さんは、疑り深くなっているようね。じゃあ、まず私が、毒味するわ」
そう言って、菅野さおり、は、割り箸を、パキンと割って、親子丼を食べ始めた。
「ああ。美味しいわ」
と、言いながら。
これを見た、安倍晋三は、これは、間違いなく、ゴキブリなどの入っていない、親子丼だと確信した。
なにせ、菅野さおり、が、目の前で、食べているのだから。
「や、菅野さおりさん。その親子丼は、私に下さい」
安倍晋三は、大声で言った。
「ええ。いいわよ」
菅野さおり、は、ニッコリと、笑顔で、安倍晋三を見た。
菅野さおり、は、箸を置いて、食べていた、親子丼を、机の上に置いた。
安倍晋三は、親子丼に手を伸ばそうとした。
菅野さおり、は、安倍晋三の方に、親子丼を、手で押した。
安倍晋三の手が、親子丼に、伸びて、触れそうになった、その時、である。
菅野さおり、は、親子丼を、ドンと、勢いよく押した。
「ああー」
安倍晋三は、真っ青になって、悲鳴を上げた。
菅野さおり、が、押した、親子丼は、机の縁を超えて、床に落ちてしまったからだ。
親子丼は、床の上に、散らばってしまった。
「あっ。ごめんなさい。ちょっと、手が滑っちゃったわ」
菅野さおり、は、笑いながら言った。
「もう。これじゃ、食べられないわね。片付けましょうね」
そう言って、菅野さおり、は、看守を呼んだ。
「看守さーん。ちょっと来てー」
すぐに看守がやって来た。
「親子丼が床に落ちちゃったの。掃除して、かたずけて」
菅野さおり、が言った。
「はい。わかりました。では、モップと、雑巾を持ってきます」
そう言って、看守が去ろうとした時である。
「ま、待ってくれ」
安倍晋三が制した。
「どうしたの?」
菅野さおり、が、聞いた。
「そ、掃除はいい。私は、親子丼を、食べる」
安倍晋三が言った。
「ふーん。あなたも、変わった人ね。床にこぼれた、親子丼を、食べたいなんて。でも、食べたいのなら、別に食べてもいいわよ」
菅野さおり、が、言った。
安倍晋三は、腹がペコペコだったので、床に四つん這いになり、犬のように、床に、散乱した、親子丼を、犬のように、舌を出して、食べ出した。
「ふふふ」
菅野さおり、は、その光景を、見て、笑った。
「ふふふ。まるで飢えた犬ね」
菅野さおり、は、椅子から立ち上がって、安倍晋三の頭を踏みつけた。
「さあ。食べると言ったのだから、全部、きれいに食べなさい」
菅野さおり、は、高圧的な口調で、安倍晋三に言った。
安倍晋三は、言われたように、床に、散乱した、親子丼を、全部、犬のように、舌で、きれいに食べた。
「さあ。腹が満たされたでしょう。じゃあ、取り調べを始めるわ。椅子に座りなさい」
菅野さおり、に、言われて、安倍晋三は、立ち上がって、椅子に座った。
「さあ。手間をとらせずに、言いなさい。あなたは、民進党本部にテロを企てたのでしょう」
菅野さおり、は、厳しい口調で言った。
しかし、安倍晋三は、黙っている。
「黙秘ですか。それなら、こちらも考えがあります」
そう言って、菅野さおり、は、パチンと手を打って、「おーい」と、叫んだ。
覆面をした身長2mくらい、体重は、150kgは、越えていると思われる、ボディービルダーか、プロレスラーのような、筋肉隆々の男が、やってきた。
安倍晋三は、ぎょっとした。
「さあ。お始め」
菅野さおり、が言った。
筋肉隆々の男は、安倍晋三の手をグイとつかむと、ヘッドロックしたり、バックドロップしたり、キャメルクラッチしたり、延髄蹴りしたりと、さんざん、安倍晋三を痛めつけた。
「こ、こんな、拷問が、民主主義国家で、許されるのかー?私は裁判で訴える」
と、安倍晋三は、叫んだ。
しかし、菅野さおり、は、どこ吹く風と、素知らぬ顔つきで、ある。
「ふふふ。何と言うのです?覆面レスラーに、痛めつけられた、とでも言うのですか?そんなこと言っても、はたして、裁判官が信じてくれるでしょうかね?」
と、ふてぶてしく言った。
「それに、私たち姉妹は、裁判官とも、親しいですからね」
と、菅野さおり、は、思わせ振りに、つけ加えた。
日本の司法などというものは、検察と裁判官は、ほとんど、グルになっているのである。
「取り調べの、録音、録画を要求するー」
安倍晋三は、叫んだ。
「取り調べ、の、可視化は、法律で定められていません。あなたが、首相の時に、安保法制だの、共謀罪だの、だのの、バカげた法律を作るよりも、取り調べ、の、可視化を義務づける、法律を作るべきでしたね」
と、菅野さおり、は、言った。
覆面の男は、安倍晋三の金玉を鷲づかみにした。
「た、助けてくれー」
安倍晋三は、叫んだ。
「では。お言いなさい。あなたが、民進党にテロを企てようとしたことを」
菅野さおり、は、言った。
覆面の男は、安倍晋三の金玉をギュッとひねった。
「い、痛い―。い、言うー」
安倍晋三は、苦しさに負けた。
「では、その、あなたの声を録音しておきましょう」
そう言って、菅野さおり、は、安倍晋三の前に、マイクを差し出した。
「あなたは、民進党にテロを企てましたね?」
菅野さおり、が、マイクに向かって言った。
そして、そのマイクを、安倍晋三の方に向けた。
「わ、私は、民進党にテロを企てました」
安倍晋三は、言った。
「では、安倍ゆきえ夫人の、籠池氏への、100万円の寄付は、あなたが、妻に命じたのですね?」
「は、はい。そうです」
「では、森友学園の、国有地の、払い下げ、8億円の値引き、は、あなたが、近畿財務局に命じたのですね?」
「は、はい。そうです」
「あなたは、財務省に、籠池氏との、やりとりの資料を出さないように、命じたのですね?」
「は、はい。そうです」
安倍晋三は、涙を流しながら、言った。
菅野さおり、は、覆面の男に、
「もう。用が済んだから、放してあげなさい」
と、言った。
言われて、覆面の男は、安倍晋三の金玉から手を離した。
「では。今のやりとりを、調書に書いておきます」
菅野さおり、は、言った。
こうして、取り調べは、一日で済んだ。

数日して、青天の霹靂が、起こった。
アメリカのトランプ大統領と、中国の首脳会談によって、トランプ大統領の、強行外向によって、中国は、北朝鮮への、石油の輸出を完全に、裁ったのである。
怒った、北朝鮮は、報復として、中国に、核ミサイルを打ち込んだのである。
これが、北京の大都市に、命中した。
北京は、死者100万人を超えた。
北京市は、地獄と化した。
当然、中国は、北朝鮮に、報復として、核ミサイルを打ち込んだ。
こうして、中国と北朝鮮の全面戦争が起って、両国は、共倒れした。
これで、日本には、核の脅威となる仮想敵国がなくなった。
なので、日米安保条約は不要のものとなった。
外務大臣の、志位和也は、さっそく、アメリカに渡り、日米安保条約の破棄をアメリカに訴えた。
その代りに、日米不戦条約という、日本とアメリカは、決して、戦争をしない、という条約を結んだ。
本土および沖縄の、米軍基地は、全て、撤退された。
騒音と、オスプレイの墜落の危機に悩まされていた、沖縄県民は、大喜びした。

そうしているうちに、安倍晋三の裁判が始まった。
第一審の、裁判官は、安倍晋三と、同い年くらいの女だった。
安部晋三は、裁判官を初めて見るが、裁判官は、安部晋三を知っているかのように、噛みつくように、安部晋三をにらみつけている。
裁判官の、「久美子」、という名前を、安倍晋三は、いつか、どこかで、聞いたことがあるような、気がした。
確かに、聞いた記憶はある。
安倍晋三は、何とか、記憶の中から、彼女の名前を、いつ、どこで、聞いた、名前なのか、を必死で思い出そうとしてみた。
しかし、思い出すことは出来なかった。

第一審では、安倍晋三は、民進党にテロをする可能性が十分あり、森友学園の、国有地の、払い下げ、8億円の値引き、および、近畿財務局への口利き、財務省への圧力、などの、検察の主張が、全面的に認められ、懲役20年、執行猶予なし、の実刑判決。テロの資金源となる、可能性があるため、全ての財産の没収が、裁判官によって、厳しく言い渡された。
安倍晋三は、すぐに、この判決を不服として、控訴し、全面、無罪を訴えた。
しかし、第二審でも、判決は、変わらなかった。
安倍晋三は、第二審の判決を不服として、上告したが、「上告理由にあたらない」として棄却された。
これで、安倍晋三の裁判は、結審した。
安倍晋三は、網走刑務所に収監された。
刑務所は、朝630起床、7時30分から、夕方の6時30まで、労働。21時、就寝だった。
安倍晋三は、農作業をやらされた。
毎日、荒地を耕した。
新聞では、野党連合によって、第二次安倍政権の時に、決めた、安保法制、共謀罪、などが、次々と、廃案になっていった。
ある日の、農作業の、休憩時間。
「安倍さん。あんたも、大変だったな」
と、受刑者の一人に声を掛けられた。
安倍晋三は、黙っていた。
ふと、安倍晋三は、空を見上げた。
秋晴れの、いい天気だった。
その時、安倍晋三の脳裡に、楽しかった、小学校時代が思い出された。
小学校6年の時に、母親に言われた、言葉が思い出された。
「晋三や。多数決や、強行採決は、決して、いいこと何かじゃありませんよ」

安倍晋三は、1954年 (昭和29年)に、東京で生まれた。
その三年前、1951年(昭和26年)、吉田茂内閣で、日米安保条約が結ばれた。
ソ連の全世界を赤化する政策に対抗するアメリカにとって、極東軍事基地として、日本は、もってこいだった。
1960年 (昭和35年)、第二次、岸信介内閣の時、さらに、アメリカの要請で、日米新安保条約が、自民党によって、強行採決された。
この時は、国会外で、新安保条約に対する、壮絶な反対運動が、行われ、警察と、一般市民の、ぶつかり合いが、テレビで、連日のように、放送された。
しかし、岸信介は、新安保条約を強行採決した。
翌年、1961年 (昭和36年)、安倍晋三は、吉祥寺にある、成蹊小学校に入学した。
安倍晋三の母親は、岸信介の娘、洋子である。
この時、安倍晋三の父親、安倍晋太郎は、岸内閣の時、外務大臣秘書官となって岸に仕えていて、将来は、自民党から、出馬する決意を持っていた。
そのため、政界との、つながりを持つため、岸信介に、
「どうか。娘さんの洋子さんを下さい」
と、安倍晋太郎は、熱心に、頼んだ。
岸信介は、
「この男は、政治家として、大成する」
と、確信して、娘、洋子と安倍晋太郎との結婚を認めたのである。
1951年(昭和26年)のことである。
岸信介の予想は当たり、安倍晋太郎は、1958年(昭和33年)、第28回衆議院議員総選挙に、郷里の山口1区から自民党公認で出馬し、2位で初当選した。
安倍晋三は、子供の頃から、父親がテレビに出ているのを、不思議に思った。
「ねえ。お母さん。どうして、お父さんは、テレビに出ているの?」
と、母親に聞いた。
母親は、
「お父さんは、政治家という職業なのよ」
と、説明した。
「政治家だと、どうしてテレビに出れるの?」
と、安倍晋三が、聞くと、母親は、
「そうねえ。政治家は偉い人だから・・・かしら」
と、一面、正しくもあり、正しくもないような、答えをした。
「ふーん。政治家って、偉い人なんだね」
と、安倍晋三は、母親に言った。
「そうよ。私のお父さんも、政治家で、総理大臣だったのよ」
と、母親の洋子は言った。
安倍晋三も、小学校の低学年の頃は、普通の子供と同じように、プロ野球選手や、格好いい刑事になることが将来の夢だった。
しかし、小学校も、六年になると、安倍晋三も、政治家や総理大臣のことが、わかってきた。
クラスでも、「安倍晋三くんの、お父さん、や、おじいさん、は、政治家なんだ。すごいねー」と、言われるようになった。
安倍晋三は、世襲を自慢することに、何の違和感を感じなかった。
なので、小学校の6年の時には、クラス委員長に選ばれた。
クラスには、吉田久美子、という、頭のいい、全科オール5の、ものすごく、可愛い女生徒がいた。
クラス委員長は、彼女がふさわしい、という意見を言う女子生徒もいたが、男は、みんな、安倍晋三君こそが、クラス委員長にふさわしい、と言って、結局、多数決で、安倍晋三が、クラス委員長になった。
その当時、成蹊小学校では、一つの問題があった。
それは、男子生徒が女子生徒のスカートめくり、を、するので、女子生徒が困っている、という問題だった。
「安倍晋三君。今度の、クラス会議では、男子のスカートめくり、を、やめるように、しっかり注意して」
と、クラスで一番の成績で、ものすごく、かわいい女子生徒、吉田久美子、が、クラス委員長の安倍晋三に言った。
クラス会議が行われた。
クラス委員長の、安倍晋三は、この時、何と言うべきなのか、どうするのが、一番いいのか、よくわからなかった。
(女子には、わるいけど、スカートめくりは、楽しいし・・・)
その時、テレビのドキュメンタリー番組で見た、祖父の岸信介の、新安保の強行採決の様子が、明瞭に、頭に浮かんだ。
(そうだ。民主主義だ。多数決こそ、一番、正しいものだ)
そんな思考が安倍晋三の心に憑りついた。
「では、スカートめくりに、ついて、民主的に決めたいと思います」
安倍晋三は、言った。
安倍晋三のクラスは、男子21人、女子20人だった。
「スカートめくり、をやめるべきだと思う人は、手を上げて下さい」
安倍晋三が言った。
女子生徒20人、全員が手を上げた。
「では。スカートめくり、をやめる必要はないと思う人は、手を上げて下さい」
男子生徒21人、全員が手を上げた。
「では、多数決によって、スカートめくり、は、してもいいこととします」
安倍晋三が言った。
女子生徒は、全員、「ええー。そんなー」、と言った。
男子生徒は、全員、「ヤッター」、と、叫んだ。
「安倍晋三君。よくやってくれたね」
と、男子生徒達が、安倍晋三を讃えた。
安倍晋三は、クラスの男子生徒達と、女子生徒のスカートめくり、をした。
数人で、一人の女生徒の後ろから、忍び寄って行き、サッと、スカートを、めくるのである。
スカートをめくられた女の子は、「ひどいわ。ひどいわ」、と言って、座り込んで泣き伏してしまった。
久美子の、スカートも、安倍晋三は、めくった。
「やった。みーちゃった」
と、安倍晋三が言うと、
「く、口惜しいー」
と、久美子、は、泣いた。
「へへへ。スカートめくりは、良い事なんだよ。だって、これは、民主的に、多数決で決めたことなんだから」
と、安倍晋三は、笑って言った。

さらに、男子生徒たちは、スカートめくり、だけでも、物足りなくなってきて、厭きてきて、もっと、エッチなことをするようになった。
それは、「解剖ゴッコ」、という遊び、で、一人の女生徒に目をつけて、女生徒を、「解剖!!」、と、叫んで、男子生徒達が、わっと、女の子を、捕まえ、机の上に乗せて、着ている物を全部、脱がせてしまうのである。
男子生徒に目をつけられた女の子は、「やめてー」、と、叫んで、必死に抵抗した。
しかし、複数の男子生徒達の力には、かなわず、服を全部、脱がされてしまった。
「うわー。すげー」
男子生徒たちは、食い入るように、女の子の裸、特に、まんこ、の、閉じた割れ目を、見つめた。
「やめてー。お願いー。見ないで―」
生贄にされた、女の子が、泣き出し、そして、男達が、十分、女の、まんこ、を、眺めると、男達は、取り押さえていた女の手足を、のけた。
女生徒は、クスン、クスンと、泣きながら、服を着た。
当然、このことも、クラス会議で話し合われた。
しかし、スカートめくり、の時と同じように、クラス委員長の安倍晋三は、多数決で、これを、認めるか、認めないか、を、決めた。
結果は、スカートめくり、の時と、同じように、男子生徒21人、賛成、女子生徒20人、反対、で、多数決で、「解剖ゴッコ」、の、遊びも、認められることとなった。
「さて。誰から、解剖しようかな」
男子生徒たちは、獲物を狙う野獣のように、女子を見た。
女子達は、皆、急いで、逃げ出した。
「よし。一番、きれいな、久美子、を、最初に解剖しよう」
男子生徒の一人が言った。
久美子も、逃げ出したが、四人の男達が、しおり、を捕まえた。
そして、久美子、を、机の上に乗せた。
「いやー。やめてー」
激しく叫ぶ、久美子、の、服を、男達は、脱がせた。
上着を抜きとり、スカートを、取り去った。
久美子、は、パンツだけにされた。
四人は、それぞれ、久美子の、久美子の、手足を、一本ずつ、つかんだ。
久美子、は、何とか、パンツだけは、脱がされないようにと、必死で、パンツを握りしめている。
「さあ。久美子、の、手を、どけな」
安倍晋三は、男達に命令した。
久美子の、手をつかんでいる二人の男が、久美子、の、手を、強引に引っ張った。
「ああー」
久美子、は、パンツを、おさえることが出来なくなった。
その隙に、安倍晋三は、久美子、の、パンツを、スルリと抜き取った。
久美子、は、全裸にされた。
全裸を、男達に見られている、屈辱に、久美子は、クスン、クスンと、泣いていた。
しかし、男達は、久美子、の、股間を、しげしげと、見つめた。
「すげー。久美子、の、まんこ、を、見れるなんて」
男達は、目を皿のようにして、久美子、の、まんこ、の、割れ目を、食い入るように見た。
「いやー。見ないで―。晋三くん。こんなこと、やめてー」
久美子、は、首を振って、泣き叫んだ。
「どうして、いけないんだ。民主主義で決められたことは、いいことなんだぞ」
安倍晋三は、言った。
10分くらい、経った。
久美子、は、抵抗に疲れて、グッタリしていた。
「よし。じゃあ、久美子、の、解剖は、これくらいでいいだろう」
安倍晋三が言った。
男達は、久美子、の手を離した。
久美子、は、ゆっくり、起き上がって、床に落ちている、パンツを履き、服を着た。
久美子、は、クスン、クスン、と、泣いていた。
しばしして、久美子、は、顔を上げ、安倍晋三を見た。そして、こう言った。
「私のお母さん。裁判官っていう仕事をしていて、悪い人を懲らしめるのが仕事なの。私も、うんと勉強して、偉くなって、裁判官になって、必ず、安倍晋三君を懲らしめてやるから、覚えてらっしゃい」
と、久美子、は、キッと、安倍晋三をにらんだ。
「どうして、悪いことなんだ?これは、民主主義で決まったことなんだぞ。民主主義は、いいことなんだぞ」
と、安倍晋三は、言い返した。
数日後の夕食の時。
「晋三。学校で、スカートめくり、や、女の子を裸にすることを、認めたのね」
「うん」
安倍晋三は、屈託のない笑顔で答えた。
「どうして、そんなことを、したの?」
母親が聞いた。
「だって、民主的に、多数決で決めたんだよ。どうして、民主主義が悪いの?」
安倍晋三は、母親に聞き返した。
母親は、さびしそうに、ため息まじりに、息子に、言った。
「晋三や。多数決や、強行採決は、決して、いいこと何かじゃありませんよ」
母親は、さびしそうに、独り言のように、ボソッと言った。

労働の、一時休みに、空を見ていた、安倍晋三の頭には、その時の母の言葉が、なぜか、鮮明に思い出されていた。
「おい。どうしたんだ。安倍さん。さっきから、ポカンと空を見てばかりていて?」
囚人に、ポンと肩を叩かれて、安倍晋三は、我に返った。
その時、日が翳って来て、青天だった空は、たちまち光を失ったので、この声は、搔き消えた光と一緒に彼の脳裡から飛び去った。




平成29年5月20日(土)擱筆







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小説・共謀罪(テロ等準備罪)

2017-05-20 05:01:11 | 小説
小説・共謀罪(テロ等準備罪)

という小説を書きました。

ホームページ、「浅野浩二のHPの目次その2}、に、アップしましまたので、よろしかったらご覧ください。

(原稿用紙換算75枚)

ブログにも入れておきます。

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安倍晋三と鈴木宗男(忖度政治)

2017-05-20 00:43:58 | 政治
安倍晋三は、鈴木宗男氏の、政治手法に似ている。

鈴木宗男氏は、口利き、は、しなかった。

賄賂という形で、不正はしなかった。

しかし、鈴木宗男氏は、「私を当選させてくれたら、予算を選挙区に、もっていってやるぞ」

という、ことを、直接は言わなかったけれど、見え見えに、訴えていた。



田中角栄も同じである。

田中角栄も、「よっしゃ」、の一言で、誰からの、要望も、聞いた。

しかし。

この世で、タダで動くのは、地震だけである。

そこには、以心伝心の、忖度、が、働く。

つまり、政治家が、「恩」、を売っているのである。

「恩」、を受けた人間が、何もしない、ということが、心情的にあり得るだろうか?

何もしなかったら、「恩」を売った政治家からも、また、本人も、自分は、「恩知らずな人間」、ということに、悩まされる。

だから、露骨な口利き、などしなくても、人間の心情から、自動的に、贈賄的なことは、行われうるのである。



安倍晋三も、これに似ている。

違法ではないが、安倍晋三は、自分に協力する人間、団体は、優遇するが、協力しない、あるいは、反対する人間、団体は、優遇しない、という政治手法である。

こんな、ことをしていれば、誰だって、安倍晋三に協力しようと思う。

安倍晋三の、考えに、賛同すれば、優遇してもらえるのは、明白なのだから。

直接の、口利きは、なくても、あまりにも、えげつない独裁的な政治をしていれば、関係者は、安倍晋三が、気に入るようなことをする。

森友学園の、国有地、払下げは、安倍晋三の、独裁政治の結果、起こるべくして起こった、と言える。






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自民、公明、維新、は人間のクズ

2017-05-19 23:27:26 | 政治
共謀罪(テロ等準備罪)の、強行採決。

自民、公明、維新、の議員は人間のクズである。

悪い、と、わかっていることでも、自らの自民党議員としての保身、のためには、賛成する。

おっそろしいね。

ヤツラは、「無辜の人間の殺人」、でさも、自らの、保身、のためには、賛成する。だろう。

もし、共謀罪、が、正しい、と、本気で思っているんなら、そいつは、白痴。

要するに、クズ、か、白痴。

どっちに転んでも、言い訳、できない。

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安倍晋三は、沖縄に行けない

2017-05-17 01:38:18 | Weblog
「安倍晋三は、沖縄に行けない」

当たり前のことである。

「日本の防衛のために、沖縄には犠牲になってもらう」

というのが、安倍晋三の、本心だからである。

もちろん、菅も行けない。

私の叔父(母親の弟)は、「翁長沖縄県知事は、バカだ」

と、二年前くらいに言った。

こんな、発言、というか、考え方の方が、よっぽど、バカだ。

県知事の仕事とは何か?

それは、県民の利益を守ることだ。

そんなこと、当たり前である。

それは、沖縄県だけじゃなく、全ての、県で言える。

県知事の仕事は、県民の利益を守ることである。

しかし、県の方針と、政府の方針は、食い違うことの方が多い。

だから、県と、政府とで、話し合いをして、何とか、妥協点を、見つけ出す、というのが、ものの本筋だ。

つまり、国内での、外交である。

国と国の、外交は、武器なき、会話での、戦争である。

そこで、相手に有利な、条件を提示して、あくまで、話し合い、で、双方の合意を得る、というのが、外交である。

安部政権は、それをしていない。

話し合いをせず、力ずくで、強引に、辺野古に埋め立てを開始している。

一方的な暴力で、解決しようとしている。

こんな、態度では、ますます、沖縄県民は、怒るだけである。

話し合い、で、解決しようとすれば、沖縄県民だって、政府を見直すだろう。

安倍晋三は、総理大臣としての、資質に問題がある。

というより、総理大臣として、失格である。

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空手家はバカが多い

2017-05-16 07:40:56 | 武道・スポーツ
2020年のオリンピックでは、空手が、正式種目になった。
しかし、僕は、オリンピックの空手には全く興味が無い。
僕が、空手に求めて、始めた動機は、カンフーアクション・スターの格好よさ、である。
ブルース・リーは、誰でも知っているだろうが、当時は、僕は、ブルース・リャンに憧れた。
ブルース・リャンのダイナミックな足技の方が、ブルース・リーより、格好よかったからだ。
(今でも、ブルース・リャンは憧れているが)
(もっとも、ブルース・リャンを知っている人は、少ないだろうが)

スポーツでは、大は小を兼ねる、こともあるのである。
空手と、カンフーの違いを、説明できている、空手家がいるだろうか?
僕は、空手の原理は説明できるが、カンフーの原理は説明できない。
わからないからだ。
太極拳などは、ゆっくり動く、ラジオ体操のように、見えるが、あれは、立派な武術なのである。
陳式太極拳の42式には、二ヵ所、発勁する所がある。
ブルース・リーは、ハリウッドの面接で、空手とカンフーのパンチの違いを聞かれて、こう答えている。
「空手のパンチは、鉄の棒のように、相手をバーンと叩く。しかし、カンフーのパンチは、鉄球に、鉄の鎖をつけて、ブンブン振り回して、相手に、ブチ当てるので、相手の内臓を破壊する。空手は、相手の体の外部に衝撃を与えるが、カンフーは、相手の内臓を破壊する、と説明している」

実戦カンフーの具一寿氏は、これと、全く、同じことを言っている。
(カンフーはのパンチは、相手の内臓を破壊する、と。)

また。日野晃という武術家は、筋肉で覆われた、人体を貫通させ、内臓にダメージを与えるパンチ、キックが出来る。彼は、古武術の研究家で、昔の戦では、鎧を着ていたから、鎧にダメージを与えも、意味がなく、鎧を貫通させて、内臓に、ダメージを与える、パンチ、キックを研究して、身に着けた。
おそらく、これは、中国拳法の、勁力、と、同質のものだろう。

空手の力の出し方は、体を剛体にして、屈筋の力を抜き、伸筋の力だけで、打つ。
ボクシングのように、腰の回転や、体重移動は、使わない。のである。

しかし、空手も、達人になると、引き手をしないで、相手や物に、手を近づけた状態で、ある程度、強い力を出すことが出来るようになり、瓦を割ることくらいのことは出来るようになるのである。
しかし、これは、あくまで、空手の力の出し方であって、カンフーの勁力とは、違うのである。
しかし、ほとんどの空手家は、これを、勁力だと思ってしまっている。
私が尊敬する南郷継正氏も、中国拳法を、わからないのに、知ったかぶり、している。
全てのスポーツや、運動が、そうだとは、言わないが。
運動では、難度の高い技術の、スポーツが出来る人は、難度の低い、技術のスポーツを説明できる、ことがあるが。その逆は出来ないのである。

(たとえば、硬式野球ができる人は、ソフトボールの原理を説明できる。しかし、その逆は出来ない。大型バイクを運転することのできる人は、小型バイクの運転の原理を説明できる)

そこで、自分にわからないものは、自分流に解釈してしまって、わかったような、気になっているのである。
日本に、知ったかぶり、の、空手家が、如何に多いことか。



「各々が我こそは真理を専有すると主張してやまぬ流儀というものは、他のあらゆる流儀を否定する。このような流儀は、自派に都合のよい解釈をもって、他の流儀の美点を解剖してしまい、曲解した上で自派に取り込む。そして駄目にする」

(ブルース・リー)

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