ほっと たいむ

花、歌、絵本、空、そして孫・・・大好きなものに囲まれた大好きな時間

アゲハチョウ(キアゲハ)の飼育観察日記 後編

2010年10月09日 | 生き物いろいろ
前編の1号クンの羽化の失敗で、落ち込んでしまった私ですが、まだ同じ状況の2号クンがいます。
救ってあげなくては・・・
これは2号クンの記事です。

9月12日
キアゲハ1号クンが蛹になったこの日、2号クンは相変わらずパセリの葉っぱをムシャムシャ食べ続けています。


9月14日
プラケースに上り始めました。
上を向いたり、下を向いたりを何度か繰り返し、蛹になる準備をしています。
 

9月15日
朝みると蛹に変身していました。薄緑色のきれいな蛹です。
 

ちょっと不気味ですが、蛹になるときに脱いだ洋服が落ちています。
洋服だけでなく、頭の部分も見えますね~


9月17日 変化なし          9月20日 変化なし
 

9月21日
ちょっと茶色になってきました。


この日、1号クンは蝶になりました。→こちら
でも、私の勉強不足のため、羽が伸びず、かわいそうな結果になってしまいました。
2号クンだけは、立派な蝶にしてあげなくては・・・

調べました。
ツルツルなプラケースの側面でもちゃんと羽化できる方法を・・・
それがこの網です。
球根が入っていた網ですが、蛹の上部にセロハンテープで貼り付けました。
サナギから出てきた蝶がつかまるところです。
ティッシュペーパーを貼り付けている方もおられました。

網を貼り付けようとしたら、アクシデントがおこりました。
蛹の体に巻いてあった糸が切れてしまったのです。
蛹は逆さまになってしまい、辛うじて、お尻だけがケースにくっついていてブラブラの状態でした。
これも調べました。
木綿糸を背中にかけてこれもセロハンテープで止めました。
1本では不安定だったので、2本かけました。
糸が邪魔で、蝶が出てこられないのでは・・・?と心配しましたが、蝶は蛹のお腹の方が割れて、出てくると言うことを知り、一安心・・・

この一件で、ネットのありがたみをしみじみと感じたのです。
知りたい情報が丁寧に書かれているのです。
書いた方もきっと私と同じ経験をしたのでしょうね。
参考にさせていただいたHPやブログの方、本当にありがとうございました!

9月25日
蛹が真っ黒に・・・
1号クンの時は、こんなに黒くなかった。もしかしたら、いろんなことがあって、中で死んでしまったのか・・・?


9月26日
朝プラケースを見たら、なんと蝶になっているではありませんか!!
私がセロハンテープで付けた網にしっかりつかまって・・・
2号クン立派な蝶に変身です。
1号クンのこともあったし、手探り状態で、飼育してきたので、この変身は最高の喜びです。
それに、何ともいえないきれいな羽の色。


ナミアゲハとよく似ていますが、キアゲハは羽のつけ根が黒ずんだ色彩で塗りつぶされたようになっていてナミアゲハのような縞模様になっていません。 (wikipedia)より
正真正銘のキアゲハですね!


ちょうど日曜日だったので、KNちゃんを呼んで、一緒に放してあげることにしました。
きれいな蝶にKNちゃんも大喜び!!

「はらぺこあおむしが、ちょうちょになったんだ~~~!」ってね・・・


しばらく見ていたら、飛び立ちました。
初めにとまったのは、甘夏の木。
次がこの柘植の木です。
 

     

               

なんとこの木には、翌日までとまっていました。
翌日は雨降りだったのですが、この場所にそのままでした。
羽が濡れてしまって大丈夫なのか心配しましたが、雨の中、動かないと言うことが2号クンの判断だったのだと思って、見守ることに・・・

翌々日見たときには、飛び立った後でした。
無事にどこかへ飛んでいって今頃美味しい蜜を吸っているかしら・・・?

アゲハチョウの幼虫は、あと3匹います。この3匹はキアゲハではありません。
こちらは、今日2匹蛹になりました。
今度は、止まりやすい棒を何本も入れてあげたのですが、なんと1匹は、天井のふたのところで蛹になってしまいました。
親の心、子知らず???
「何でよ~~~」
今度は、天井にも網を張らなくてはなりません・・・


当分、アゲハチョウの観察は続きます。
寒くなってから蛹になると、冬を蛹のまま過ごして、春になってから蝶になるそうです。
さて今日蛹になった幼虫は、いつ蝶になるのでしょうか・・・?
蝶になったらこちらの様子もUPしますので、よかったら見てくださいね!(来年かも・・・


長い記事に、お付き合いいただき、ありがとうございました。
コメント (14)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アゲハチョウ(キアゲハ)の飼育観察日記 前編

2010年10月09日 | 生き物いろいろ
虫の記事が続きますが、苦手でない方は、お付き合いを・・・

枯れてしまった明日葉にいたキアゲハの幼虫。→こちらの記事

さて、その後の幼虫さんたちは・・・
無事に蝶になれたのでしょうか・・・?

いろいろなことがありましたので、忘れないように書き留めておきます。


9月7日
9匹いた畑の幼虫がその後2匹に・・・
食べる葉っぱも無いので、救済のつもりで飼育ケースに・・・


9月10日
パセリの葉っぱも食べるようになり、ムシャムシャと食欲旺盛。
あっという間にパセリが丸坊主・・・
とりあえず奥の幼虫が1号クン、手前が2号クン。


9月11日
すっかりパセリの葉をたいらげた2匹。
食べ物探しか・・? 飼育ケースをよじ登り始めました。


9月12日
朝見ると、1号クンが蛹に・・・
そうか~ 蛹になる場所を探していたんだね~~ 午後になると緑っぽかった体が、茶色になってきました。
2号クンは相変わらず、新しく入れたパセリをムシャムシャ・・・

ここからは、1号クンの記事です。
 

お尻のところがしっかり固定されていて、体は糸で支えられています。
蛹になるときに、自分で糸をかけるんだね。


9月15日 変化なし          9月17日 変化なし
 

9月20日
ちょっと黒っぽくなってきた?
 

9月21日
蛹から10日目
朝ケースを見ると、サナギが脱殻に・・・
「えっ!! 蝶は???」
「うそ~~~~」
うそじゃないんです。
きれいな羽の蝶がケースにつかまっているとばかり思っていました。
でも現実は・・・
蝶は、ケースの下に落ちていて、羽もクチャクチャのまま・・・
「何がどうしたって言うの???」

私、完全に勉強不足でした。
蝶の幼虫をプラケースで飼う場合、蛹になるためにつかまる木を入れてあげなければいけなかったんです。
餌としての細いパセリの枝では、不安定で蛹になれなかったんでしょうね。
プラケースの側面でサナギになって、羽化した1号クンは、ツルツルの壁につかまることが出来ずに落下・・・
羽を伸ばすことが出来ずに・・・

見つけたとき、まだ羽が濡れていました。
「もしかしたら・・・」
一縷の望みをもって木にとまらせてあげましたが、羽が伸びることはありませんでした。
もう、自分の無知を責めました。
救ってあげるはずだった命だったのに、短くしてしまった・・・
KNちゃんも楽しみにしていたのに、何て言おうか・・・



かわいそうで写真も撮ってあげられませんでした。
我が家で1番虫さんたちが集まるシオンのお花にそっとつかまらせてあげました。
そんなことしか出来ない私でした。

KNちゃんには本当のことが言えなくて、「出たい出たいって言ってたから放してあげたよ~」って・・・

1号クンには本当に申し訳ないことをしました。
まだもう1匹、2号クンがいます。
絶対1号クンのようにはさせないから・・・

と言っても、2号クンも1号クンの3日後にプラケースの側面で蛹になっています。
どうしたら、上手く羽化させてあげられるのか・・・



  ・・・・・ 後編へ 続く ・・・・・
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする