伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

死と成長

2009-06-01 10:38:48 | Weblog
先日、医師と会食する機会がありました。
彼は10年以上、大きな病院2つを掛け持ちする勤務医の経験
がありました。現在は開業医です。
年間350日以上、日に15時間以上の勤務をされたそうです。
その間に数え切れないほど、人の「死」に関って来ました。
患者さんへの死に関する告知、臨終の立会い、事故死した人
の家族を初めて霊安室で面会させる場面・・・。
死後も身寄りが不明な遺体を一人で見送る、などなど。

毎日の様に人の死と向き合った結果、感じていた事は・・・
「人間は死ぬから進化する」 と、言う事でした。
もし、人間が絶対に死なない生き物だったら、ここまで精神や
知能、文化が高まったのか?と言う意味です。
命に期限が有るからこそ努力し、悩み、なんとか
「自分成りの花を咲かそうとする本能」が生物として有るのでは
ないかと。
では、死なない生き物が存在するのか?
これが存在するそうです。粘菌(ねんきん)などがその様です。
人類が誕生する遙か以前から地球に存在した、人類の大先輩
です。環境に応じて動物性と植物性に自由自在に変幻する
生物です。この死なない生物は、やはり進化の形跡が見られ
ない様です。 原初から、ただ「在った」のです。
森の精霊が受肉した神人である
南方熊楠は、粘菌の世界に
神様の姿を観ていました。

人間は生きていれば、色々と悩み苦しむものです。
でも、この嫌な事さえも必ず終わる有限なことなのです。
終わって見れば思い出の1つに必ず成ります。
自分の心を成長させる「現実界だけでの」貴重な機会です。
やはりこの世は、どの角度から見てもプレゼントしか存在しな
い世界です。
そうそう、心は粘菌と同じです。 心=粘菌。

あなたの心は粘菌と同じ様に、たとえ変化をしても絶対に死に
ません。 心は死にませんから、心の深部では成長が無いの
です。 成長する必要が、もともと無いのです。
心の覚醒とは、大変身する事ではありません。
現状の全てに深から感謝し、楽しむ心に成る事です。
すると、副作用として全てが「分かる」のです。
もの分かりの良い、和解する人間に成ります。

心をただ維持(=育てる)して行けば良いのです。
この世では、何も怖がる必要はありません。
ただ、苦楽の全てを「楽しんで」行けば良いだけです。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

人類の 5% 運動を広めたいです。
    

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コメント (414)
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