伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

旅行記4 

2010-09-07 11:59:55 | 神話シリーズ

伊勢神宮の内宮の入り口に在る宇治橋(うじばし)を渡りますと、参道は右方向に曲がります。これを曲がらずに、橋の正面の方向に歩いて行きますと、奥へと続く道があります。
そこには、内宮が存在する土地の地主神とされる子安神社(こやすじんじゃ)と、その父親神に相当
する大山祗神社(おおやまつみじんじゃ)が存在します。
子安神社の御祭神は、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。
大山祗神社は、五十鈴川の上流に広がる森林地帯の神路山(かみじやま)の守護神とされています。この神様は、伊勢の写真集で登場する伊勢の森林地帯の山の神様です。
私の感応では、大山祗神とはスサノオ神のことであり、コノハナサクヤヒメは、スサノオの娘です。
なんと伊勢神宮の内宮は、スサノオの山を御神体として、スサノオの娘が所有する土地に正殿をかまえていることになります。

ここで神話の面白い話があります。
コノハナサクヤヒメは、大山祗神(オオヤマツミノ神)の娘にして、「天照太御神の孫」であるニニギ神の妻とされています。
そしてコノハナサクヤヒメには、イワナガ姫神という岩の様な不美人な姉がいました。
妹のコノハナサクヤ姫神と恋に落ちたニニギ神が、父親のオオヤマツミ神=スサノオに結婚を申し込みました。するとスサノオは、姉をふびんに思い、姉妹の二人共を天孫ニニギに差し出したのです。
しかしニニギ神は、美しいコノハナサクヤヒメノ神だけを受け取り、姉のイワナガ姫神をスサノオに返してしまいました。
これを怒ったスサノオは、「美しい妹だけを妻にしたのでは、天孫の寿命は短いものとなるであろう」と言い残しました。
このようにして、最初は不老不死であった天孫=人類に、寿命という区切りが発生したのです。

また、コノハナサクヤ姫神が妊娠したときには、姉のイワナガ姫神は悲しんで言いました。
「天孫ニニギがもし私を妻に選んでいたならば、生まれて来る子供は岩のように永遠の命を授かったでしょう。しかし、妹の子では、花が散るがごとく短く、はかない命となるでしょう」と。
このようにして、「思いやり」の無い「ワレヨシ」な選択を人類が始めてから、ドンドンと人間の寿命が縮まったのです。

そして、この妊娠話にはもう一つの物語があります。
ニニギ神と結婚したコノハナノサクヤ姫神は、一夜で妊娠してしまいました。
これを不審におもったニニギ神は、それは自分の子供ではないと言い出しました。
そこで、浮気の疑いを晴らすためにコノハナサクヤ姫神は、出入り口をふさいだ小屋に火をつけ、燃え盛る炎の中でホデリ命・ホスセリ命・ホオリ命の三人の子供を無事に出産しました。
もし浮気ならば、焼死してしまったでしょうが、無実だから無事に出産できたという主張でした。このことからコノハナサクヤ姫神は、出産と安産の神様として信仰を受け始めました。
この神話の出産部分は、コノハナサクヤ姫神が出産と安産の神様だと説明するために、人間が想像して後付けをしていると感じます。
こんな危険に命を掛ける証明を、父親のスサノオは絶対に許しません。
これはむしろ、姉(恋敵)からの強い呪詛(じゅそ:のろい)と、旦那からイジワルを受けていても、コノハナサクヤ姫神の母性愛が勝り三名の立派な赤子を産んだということだと思います。
たとえ命がハカナク尽きると分かっている子供でも、コノハナサクヤ姫神は産みたかったのです。これは、人間は必ず死にますが、最後まで希望を持って生きましょうと言う神話だと感じます。

内宮の子安神社には、子供の事を思う親たちがたくさんの鳥居を置いていました。鳥居には、願い事がたくさん書かれていました。(個人の祈願は、神宮の神域でも写真の様な異様さをかもしだします)
これでは神宮の神域が稲荷信仰と同じ気配だと遺憾に思った私は、近くの売店の女性に聞きました。「この鳥居を捧げる風習は、いつ頃からですか?」と。すると「ここ5~6年ぐらいの最近のことですよ」との事でした。
捧げられた鳥居の新しさから見ますと、神宮は定期的に排除はしているようです。
しかし、子供を思う親の気持ちを考えますと、これも時代なのかと思いました。
このような神にすがり祈願する形よりも、神様を自分が守り感謝する姿勢のほうが、本当はお陰を早く頂けるのです。
このような目からウロコの逆転の真理が、信仰の場にはたくさん在るのです。
このようなエッセンスをまとめた、実践的な本が誕生しました。
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ぜひ悩める人にこそ読んで欲しい本です。

生かして頂いて ありがとう御座位ます


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コメント (616)
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