伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

不死性を取り戻す

2010-09-08 11:14:41 | 神話シリーズ

神話とは、神界の事。この世の事。喜怒哀楽。この世の秘め事。そして宇宙的な真理。すべてを含んでいるものです。
何通りにも読めます。例えば神話の、
「コノハナサクヤヒメには、イワナガ姫神という岩の様な不美人な姉がいました。
妹のコノハナサクヤ姫神と恋に落ちたニニギ神が、父親のオオヤマツミ神=スサノオに結婚を申し込みました。するとスサノオは、姉をふびんに思い、姉妹の二人共を天孫ニニギに差し出したのです。
しかしニニギ神は、美しいコノハナサクヤヒメノ神だけを受け取り、姉のイワナガ姫神をスサノオに返してしまいました。」

この部分を文面通りに読みますと、ごうまんなオヤジと青年実業家による、人権を無視した取り引きにも思われるかも知れません。しかし、
妹のコノハナサクヤ姫神=期間限定の美しい「肉体」。
姉のイワナガ姫神=肉体を持たない「心」=永遠なる神性(内在神)。
つまり、「一人の女性」の肉体と心を表現したと思えばいかがでしょうか?
つまり、この神話のときは、スサノオの娘は実際には一人しかいなかったのです。
心には形が無く見えませんから、これを形だけの比較で不美人だと表現しています。
宇宙には、心が先に生まれ、心の反映転写が肉体です。
だから心=姉。肉体=妹。とも、この神話は示唆して教えています。

父神スサノオは、人間ニニギが、美しい肉体ばかりを自分の娘に求めている事を心配したのです。娘の美しい心も、評価をして求めて欲しかったのです。
そうでないと、娘の肉体が加齢と共に衰えた時に、肉体ばかりに目を奪われているニニギに娘が捨てられるのではないかと懸念をしたのでした。
するとスサノオの予想通りに、人間ニニギは「心なんかよりも、美しさと若さが欲しいのだ~」と言わんばかりに、娘の心の美しさを見ようとはしませんでした。

そしてスサノオは、「美しい妹だけを妻にしたのでは、天孫の寿命は短いものとなるであろう」と言い残しました。
つまりこれは、ニニギ=人間が肉体(見える物だけを)を選び、心(内面、永遠なる神性)を捨てたので、寿命と言う期限が発生したと神話は教えています。
だから逆に言えば、人間が不死になるのは、自分の内面に神性を取り戻した時なのです。

また神話の続きですが、コノハナサクヤ姫神が妊娠したときには、姉のイワナガ姫神は悲しんで言いました。
「天孫ニニギがもし私を妻に選んでいたならば、生まれて来る子供は岩のように永遠の命を授かったでしょう。しかし、妹の子では、花が散るがごとく短く、はかない命となるでしょう」と。
これも内在神の視点からの解釈に切り替えますと、姉の嫉妬による呪いの言葉ではなく、人間ニニギが内面を重視しなかったために、その子供も内在神が隠れたままでの連鎖が続くことをなげいているとも言えます。

そして神話は、肉体だけを重視したニニギによる、浮気疑惑からの痴話喧嘩へと発展して行くのです。それも命がけの証明騒ぎと成ります。
最初にスサノオが持った懸念の通りと成るわけです。
やはり人間は、見える物事だけに執着をしますと、不幸に成るようです。
異性のパートナーを選ぶ時は、肉体が衰えた後でも共に仲良くできる相手かどうかを考える視点が大切ですね。
もちろん、肉体のパートナーが不要な心の高い段階が在ります。自分の心の内在神が、最高のパートナーであるのは確かです。
とにかく自分に起こる現状を受け入れて、内面を見詰めて生きましょう。
これが心の不死性へと繋がります。

生かして頂いて ありがとう御座位ます


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コメント (651)
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