輸入盤 最新新譜情報  【BUYER'S EYES】

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IBRAHIM FERRER / IBRAHIM FERRER (BUENA VISTA SOCIAL CLUB PRESENTS) [180GRAM 2LP VINYL]

2021-03-10 | World(World,Reggae,ska他各国民族)
<発売日> 2021/4/9予定

<JAN(規格番号)> 4050538650013

<内 容>
キューバにひびく黄金の声――。 あの名盤『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』が生まれてから2年後にライ・クーダーとキューバのヴェテラン・ミュージシャンたちが、ひとりのすばらしき歌い手のために再び手をとりあう。 ”ラテンのナット・キング・コール“イブライム・フェレールのデビュー・ソロ・アルバムが180グラム重量盤アナログで復刻!

■ アメリカ、カナダ、日本で 70万枚以上のセールスを記録し、世界的にも大ヒットとなったあの名盤『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』から約2年。『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』にも参加しているヴォーカリスト、イブライム・フェレール(1927年2月20日生まれ)のソロ・アルバムのために、ライ・クーダーとキューバのヴェテラン・ミュージシャンたちがハバナ、エグレム・スタジオに再び集い、すばらしいレコーディングを繰り広げた。

■ そうして完成したのが、キューバ音楽界の黄金の声による11曲を収録した本作『IBRAHIM FERRER (BUENA VISTA SOCIAL CLUB PRESENTS)』だ。イブライムのバックを務めるのは、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのリズム・セクションにルベン・ゴンサレスのピアノ。そして繰り広げられるのは、ノスタルジックな1950年代のアメリカン・ビッグ・バンド・スタイルから、少々風変りで豪勢なギター・サウンドと一緒に歌い上げる心打つバラード、豊かなカントリー・スタイルなど、実に様々なスタイルの楽曲たち。ルベン・ゴンサレルだけでなく、ライ・クーダーとヨアキム・クーダー、オマーラ・ポルトゥオンド、ピオ・レイバ、エリアデス・オチョア、バルバリト・トーレス、オルランド‘カチャイト’ロペスなど大勢のミュージシャンたちが、イブライムという素晴らしき歌い手の為に再び集ったのである。

■ 『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』に続きプロデュースを手掛けたライ・クーダーが”ラテンのナット・キング・コール“と評したイブライム。先の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』のレコーディングでは、カントリー・スタイルの「ソネーロ」が必要になり、ハバナの街角で日課の散歩を楽しんでいた彼はまさに引っ立てられるようにスタジオに連れていかれたのであるが、その結果は大絶賛され、本デビュー・ソロ・アルバムが生まれたのである。

■ 今回復刻となるアナログLPは180グラム重量盤を使用。またジャケットの中にはLPサイズのアート・プリントも封入されている。

ALI FARKA TOURE / RED ALBUM [VINYL]

2021-03-10 | World(World,Reggae,ska他各国民族)
<発売日> 2021/3/26予定

<JAN(規格番号)> 4050538655315

<内 容>
これが魂のリアル・アフリカン・ギター。 今や西アフリカを代表するギタリスト兼シンガー、アリ・ファルカ・トゥーレが世界のワールド・ミュージック・シーンから注目を集めた1984年作品『RED』がリマスター音源のアナログで復刻!

■ 西アフリカを代表するマリ出身のギタリスト兼シンガーソングライター、アリ・ファルカ・トゥーレ。1980年代後半から世界のワールド・ミュージック・シーンから注目を集めた彼は、以後、欧米各国でのツアーや、タジ・マハール、チーフタンズとの共演を含むジャンルを超えた活動、またアフリカン・デザート・ブルースのパイオニアとして、広くその名を知られることとなる。また1994年にはライ・クーダーとの共演作""Talking Timbuktu""(トーキング・ティンブクトゥ)、そして2010年にはトゥマニ・ジャバテとの共演作『Ali&Toumani: In The Heart of the Moon』で、グラミー賞を受賞した。2006年に惜しくもこの世を去ったが、彼が伝えたマリの伝統音楽とアフリカン・デザート・ブルースの遺伝子は新たな世代へと受け継がれている。

■ 今回アナログで復刻となるのは1984年に発表された通算6作目のアルバム『RED』。1982年、パーカッショニストのハマ・サンカレとともに北マリを旅しながら曲作りをした彼は、マリの首都バマコへと向かい、レディオ・マリのはうす・エンジニアのBoubacar Traoreにより、素晴らしい8曲のパフォーマンスが収録された。そうして完成したアルバムが本作『RED』。そのアナログLPとカセットはリリースされるやいなや西アフリカ中に広まり、やがて大陸を超え、アメリカのライ・クーダーや、UKやフランスのDJの手に届くようになった。さらにはリビアのトゥアレグ族の難民キャンプにも彼の音は届くようになり、後にTinariwenとなる面々に大きな影響を与えるようになったのであった。

■ このアルバムを手にしたワールド・サーキット・レーベルのアン・ハントは同じマリのコラ奏者、トゥマニ・ジャバテから話を聞いていたこともあり、アリを訪ねにマリへと亘り、レコーディングとツアーをオファーしたのだった。その後の彼の世界的な活躍は歴史が語る通り。マリの音楽、そしてアリ・ファルカ・トゥーレの音楽が世界へと広がるきっかけとなった重要作が、2004年のリマスター音源でアナログLPとしてリリースされる。


TOUMANI DIABATE AND LONDON SYMPHONY ORCHESTRA / KOROLEN

2021-03-10 | World(World,Reggae,ska他各国民族)
<発売日> 2021/4/23予定

<JAN(規格番号)> 4050538647051

<内 容>
世界最高峰のコラ奏者トゥマニ・ジャバテがロンドン交響楽団と出会い、新たな音色が生まれた。 西アフリカの伝統伝達者であるグリオの間代々伝えられている古のメロディーが西欧のオーケストラ・アレンジメントと出会い、新鮮で美しい、アフロ・クラシック・サウンドが溢れるスペシャルなコラボレーション・アルバム『KOLOREN』完成。

■ 世界最高峰のコラ奏者トゥマニ・ジャバテ。マリの伝統音楽を現代に、そして世界へと発信するだけでなく、フラメンコ、ブルース、ジャズなど異文化と交流してした彼が、スペシャルなコラボレーションを実現させた。

■ 今回トゥマニがコラボレーションがするのは、クラシックから映画、ステージなど幅広く活動しているロンドン交響楽団。デザート・ブルースのパイオニアであるアリ・ファルカ・トゥーレとともにグラミー賞を受賞した2枚のアルバムを録音したほか、タージ・マハル、ビョーク、ベラ・フレック、デイモン・アルバーン、アフロキュービズムなどのアーティストとのジャンルを超えたプロジェクトにも参加してきた、西アフリカの伝統を現代へと伝達するトゥマニと彼らは、ロンドンのバービカン・センターのスペシャル・プロジェクトとして『KOROLEN』をレコーディングした。

■ 本レコーディングでは、トゥマニは、Kasse Mady Diabaté とLassana Diabatéを含むマリのミュージシャンたちとともに、ニコ・マーリィとイアン・ガーディナーが編曲し、クラーク・ルンデルが指揮を執る、ロンドン交響楽団の高揚感あるオーケストレーションが6つの楽曲に収められている。アルバム・タイトルの『KOLOREN』は、”先祖代々“、”祖先の“を意味する言葉だという。そのタイトルが表す通り、このアルバムには、西アフリカの伝統伝達者であるグリオの間で代々伝えられている古のメロディーが西欧のオーケストラ・アレンジメントと出会い、新鮮で美しい、アフロ・クラシック・サウンドが生まれている。アフリカン・ミュージックからネオ・クラシック、そしてアンビエントの境界を融合させた美しき音世界がここにある。

FACEBOOK
https://www.facebook.com/toumanidiabatemusic/



同時発売情報
●上記アルバムのアナログ盤も同時発売(4050538647044)

LAURIE ANDERSON / BIG SCIENCE [RED VINYL]

2021-03-10 | Rock&Pops(FORMAT:CD+LPorLP)
<発売日> 2021/4/9予定

<JAN(規格番号)> 0075597918069

<内 容>
NONESUCHからリリースされた名盤が続々アナログで復刻!アメリカの前衛音楽家、また映像作家でもあるローリー・アンダーソンの記念すべきワーナーブラザース第1弾アルバム『BIG SCIENCE』がレッド・ヴァイナルのアナログLPで復活!

■ NONESUCHからリリースされた名盤が続々アナログで復刻!初アナログ化作品や限定盤のみでリリースされた作品を多数含む待望のラインアップで登場!

【LAURIE ANDERSON / BIG SCIENCE】
アメリカの前衛音楽家、また映像作家でもあるローリー・アンダーソン。その活動は音楽にとどまらず、パフォーマンスアート、ポップミュージック、マルチメディアプロジェクトなど幅広い。後にルー・リードと結婚することになる彼女が、1982年、ワーナー・レコーズからの第1弾となる『BIG SCENECE』をリリースしたのは1982年のこと。

■ 1980年代初頭からすでにコンセプチュアルなアーティスト、作曲家としてリスペクトされていた彼女は、先端のテクノロジーと自作の機材を駆使しながら、バイオリンをベースにした作品を発表し、フィリップ・グラスやデヴィッド・バーンも輩出したローワー・マンハッタンの音楽&ビジュアル・アート・パフォーマンス・サークルではおなじみの存在であった。彼女は今では伝説となった7時間のパフォーマンスアート/演劇作品「United States, Part I-IV」の制作中に、19世紀のフランスのオペラ作曲家ジュール・マスネのアリア「O Souverain」をエレクトロニック時代に大胆にアップデートした「O Superman (For Massenet)」をニューヨークの小さなインディー・レーベル、110 Recordsからリリースした。そのレアなアナログを手に入れた英国のDJ、ジョン・ピールはBBC RADIO1の自身の番組でその8分にも亘る楽曲をオンエアしたのであった。それにより予想外のヒットを記録したアンダーソンは、メディアからも高い評価と注目を集め、ワーナーブラザース・レコーズとの契約を手にすることになったのであった。

■ その記念碑的作品『BIG SCIENCE』がレッド・ヴァイナルのアナログLPとして復刻となる。
■ 140グラム/1枚組レッド・ヴァイナル仕様


VARIOUS ARTISTS / WILCOVERED [2LP RED VINYL]

2021-03-10 | Rock&Pops(FORMAT:CD+LPorLP)
<発売日> 2021/4/9予定

<JAN(規格番号)> 4050538656473

<内 容>
豊かな創造性に満ちたサウンドが、ウィルコの楽曲に新たな魅力をまとわせる… ウィルコを敬愛するアーティストたちによるウィルコ・トリビュート・アルバム『WILCOVERED』。元々UNCUT誌のウィルコ特集号の付録CDとしてリリースされ、昨年のRecord Store Dayでも限定アナログ盤として発売されていたこの素晴らしい宝石たちを詰め込んだアルバムが、今ここに一般流通盤となって2枚組レッド・アナログで登場!"

◆ジャンルに縛られず、実験的な試みを重ねながら豊かな創造性を磨いてきた、現代アメリカン・ミュージック・シーンにおける最重要バンド、ウィルコ。オルタナ・カントリー・シーンの顔役的存在だったアンクル・トゥペロ解散後、ジェフ・トゥイーディが中心となって活動をスタートさせたこのウィルコは、オルタナ・カントリーをベースにしつつもアルバムを発表するごとにその音楽性を進化させ、その豊かな音色と見事なサウンド・センスで、ポスト・ロック・シーンの中心的存在としてアメリカを代表するロック・バンドの地位を確立している。

◆そんなウィルコが紡ぎ出すサウンドを敬愛するアーティスト達が集い、それぞれのスタイルをウィルコ・サウンドに取り入れた愛情あふれるカヴァー・アルバムを創り上げた。このカヴァー・アルバム『WILCOVERED』は、元々UNCUT誌の2019年11月号(9月19日発売)となるウィルコ特集号の付録CDとしてリリースされ、非常に大きな反響を呼んだ作品だ。

◆コートニー・バーネットやカート・ヴァイル、シャロン・ヴァン・エッテン、ロウ、ケイト・ル・ボン、パーケイ・コイツ、ウィルコの最新アルバム『ODE TO JOY』の楽曲をいち早くカヴァーしたライリー・ウォーカー、そして既に「Jesus, Etc.」のカヴァーを発表していたノラ・ジョーンズのプスンブーツなど、錚々たるメンツが集ったこの『WILCOVERED』。雑誌の付録CDとしてリリースされたこの作品は、昨年のRecord Store Day限定アナログとしても発売されており、アナログ盤発売に際してヨ・ラ・テンゴの「If I Ever Was A Child」と、当時発掘されたばかりのZZトップのビリー・ギボンズによる「Casino Queen」という更に強力な2曲を追加収録、さらに大きな話題となった作品だ。

◆この話題沸騰の『WILCOVERED』が、2枚組レッド・アナログ仕様の一般流通盤としてリリースされることとなった。特筆すべきカヴァーをぎっしり2枚のアルバムに収録したこの『WILCOVERED』には、どこにもウィーク・ポイントなど見つけられないほどに魅力的な楽曲&アレンジばかりが詰まっている。熱狂的ウィルコ・ファンにはたまらない作品となるばかりではなく、彼らの楽曲、そしてインディ・ロック/オルタナティヴ・カントリー好きなリスナーにも強烈にアピールするアルバムが、待望の一般流通盤となってリリースされるのだ。鮮やかなレッド・アナログをターン・テーブルに乗せて、愛情に満ちたカヴァーの数々を是非堪能してほしい。

収録曲

《SIDE A》
01. Cate Le Bon - Company In My Back [https://youtu.be/wB7DnPt_4WU]
02. Parquet Courts - I Got Drugs (At The End Of The Century)
03. Courtney Barnett - Dawned On Me
04. Whitney - Far Far Away
05. Kurt Vile - Passenger Side

《SIDE B》
01. Low - War On War
02. Ohmme - Kicking Television
03. Mountain Man - You and I
04. Ryley Walker - Love Is Everywhere (Beware)
05. Jen Cloher - Impossible Germany

《SIDE C》
01. James Elkington - Black Moon
02. Sharon Van Etten - Radio Cure
03. Liam Kazar - Sunloathe
04. Kacy & Clayton - How To Fight Loneliness
05. Puss N Boots - Jesus, Etc.

《SIDE D》
01. The Handsome Family - Capitol City
02. Twin Peaks - Spiders (Kidsmoke)
03. Yo La Tengo - If I Ever Was A Child
04. Billy F Gibbons - Casino Queen

関連リンク


YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCVdVWoOy-V2r2dcFsMAWN9Q

KATYA / VAMPIRE FITNESS [VINYL]

2021-03-10 | Rock&Pops(FORMAT:CD+LPorLP)
<発売日> 2021/4/9予定

<JAN(規格番号)> 0860002728667

<内 容>
さァ、汗が出るほど踊りなさい――。 『ル・ポールのドラァグ・レース』でも話題を集めた、今、アメリカで最もパワフルなドラァグ・クイーンの一人、KATYA。ロシア系ドラァグ・クイーンが繰り出す、エレクトロ・ダンス・ナンバーが爆発するEP『VAMPIRE FITNESS』がアナログで登場!

■ ここ日本でもコアな人気を集めている唯一無二のドラァグ・クイーン・リアリティ・ショー・シリーズ『ル・ポールのドラァグ・レース』。そのスピン・オフ・シリーズ『ル・ポールのドラァグ・レース・オール・スターズ』やアメリカのコメディ・シリーズ『THE TRIXIE & KATYA SHOW』とそのスピンオフYouTube番組『UNHhhh』でも注目を集めている、ロシア系アメリカ人ドラァグ・クイーン、KATYA。番組内でも歌とダンス・パフォーマンスを披露している彼女が何と!EPをリリース!

■ ニューヨーク・マガジンが選ぶ”アメリカの最もパワフルなドラァグ・クイーン“の一人に選出された自称”ショービズで最も汗っかきな女性パフォーマー“、KATYA。その名に違わず、EPにはパワフルなエレクトロ・ダンス・ナンバーが目白押し。EPには『ル・ポールのドラァグ・レース』でおなじみのAlaska Thunderfuckをフィーチャーした「Come In Brazil (feat. Alaska Thunderfuck)」や、ともにショウの司会を務めるTrixie Mattelをフィーチャーした「Ding Dong! (feat. Trixie Mattel)」などを収録。ヴィジュアルでも大きなインパクトを持つKATYAだけに、どちらのナンバーも現在ミュージカル・ビデオが公開中。ドラァグ・クイーン・ショーを見ているかのようなめまぐるしい衣装チェンジも楽しいこれらのビデオのダンス・シークエンスやロシア語なまりのヴォーカルは、ダンスフロアだけでなく、TIKTOKでもバズりそうな予感を感じさせる。そこかアメリカのレトロなB級ホラー・ムーヴィを思わせるジャケットにも注目だ。

YouTube
https://www.youtube.com/channel/UC3iwMuz5tt8EnwNH7RayR1Q

THE SELECTER / TOO MUCH PRESSURE (DELUXE EDITION)

2021-03-10 | Rock&Pops(FORMAT:CD+LPorLP)
<発売日> 2021/4/23予定

<JAN(規格番号)> 5060516096176

<内 容>
痛快なスカ・ビートと痛烈なリリックが、さらなる光をまとって現代社会に鳴り響く! 70年代後半から80年代にかけて英国を中心に大きなムーヴメントを巻き起こした2 TONE/ネオ・スカを代表する男女混合/人種混合バンド、ザ・セレクター。彼らが1980年に発表したデビュー・アルバムにして2 TONEの傑作『TOO MUCH PRESSURE』が、3枚組デラックス・エディションとなって登場! 紅一点のヴォーカリスト、ポーリーン・ブラックの歌声と陽気でやんちゃなスカ・ビートに、思わず身体が動き出す!

◆スカとパンクを融合させたサウンドで、英国で一大ムーヴメントを巻き起こした2トーン。そのムーヴメントを創り上げ、音楽シーンのみならずファッションやカルチャーの面でも大きな影響を与えたのが2TONE RECORDSなのだが、その中でも、ザ・スペシャルズやマッドネスとともにムーヴメントの代表的存在として高い人気を誇るバンドが、このザ・セレクターだ。白人と黒人の混合バンド(この人種混合のメンバー構成が、2 TONESの語源とも言われている)であるのと同時に男女混合というまさに人種や性別を超えたメンバー構成、そして真っ向からスカと向き合う、ストレートで痛快なスカ・ビートと痛烈なリリックで、ムーヴメントをより鮮明なものとした存在だと言えるだろう。

◆ザ・セレクターは、70年代後半のスカ・リヴァイヴァルにおける重要なバンドであるだけでなく、当時のシーンにおいて人種や性別を超えた数少ないバンドの一つでもある。パンクとスカを融合した2 TONEムーヴメントの中でも、純粋なスカ・ビートをベースにした彼らは、紅一点のヴォーカリスト、ポーリーン・ブラックが書く性差別や人種差別、そして社会的問題に切り込んだ歌詞とそのやんちゃで痛快なビートで、一躍シーンを代表する存在となった。

◆彼らのデビューは、1979年初夏に発売された、ザ・スペシャルズとのカップリングとなった両A面シングル、「Gangsters」だった。その後79年秋にシングル「On My Radio」を発表、全英チャート6位を記録、2 TONEの盛り上がりとともに大きな注目を集める中1980年2月にリリースされたのが、このデビュー・アルバム『TOO MUCH PRESSURE』だ。今作は全英アルバム・チャート5位を記録し、「Three Minute Hero」や「Missing Words」といったヒット曲を生み出している。壁にもたれかかる英国紳士を描いたジャケットも非常に印象的な作品だ。

◆そんな彼らの記念すべきデビュー・アルバムが、今回デラックス・エディションとなってリリースされることとなった! 3枚のCDと20ページのブックレットをクラムシェル・ボックスに封入したこの『TOO MUCH PRESSURE (DELUXE EDITION)』。CD 1には、オリジナル・アルバムの最新リマスター音源を収録、CD 2にはアルバム未収録のシングル曲やBサイド曲、ジョン・ピール・セッションの音源や、貴重な未発表音源を収録、そしてCD 3には、1979年11月のTwo Tone Tourの中からコヴェントリーにあるTiffany'sで行われたライヴの最新ミックス音源に加え、ボーナス・コンテンツとして1980年のアルバム発売に伴うツアー時の音源を収録。

◆2 TONEを代表する名作と、その時期の2 TONEムーヴメントの熱量を生々しく感じさせてくれる、素晴らしいデラックス・エディションが今登場するのだ…!



同時発売情報
●上記アルバムのVINYL+7INCH盤も同時発売(5060516096169)

JETHRO TULL / A (THE 40TH ANNIVERSARY EDITION)(3CD+3DVD)

2021-03-10 | Rock&Pops
<発売日> 2021/4/16予定

<JAN(規格番号)> 0190295127497

<内 容>
イアン・アンダーソン率いるブリティッシュ・プログレの代表格、ジェスロ・タル。彼らの”発売40周年企画“シリーズも遂に1980年代の作品に突入!新たなサウンド、新たなラインアップで賛否両論を巻き起こした”異色作“――『A』がスティーヴン・ウィルソンによるニュー・ステレオ・ミックスにレア音源を多数フィーチャーした3CD+3DVDの豪華エディションで登場!

■ イアン・アンダーソン率いるブリティッシュ・プログレの代表格、ジェスロ・タル。2018年、デビュー50周年を迎えた彼らの“発売40周年記念企画”も遂に1980年代に突入!2019年にリリースされた”フォーク・ロック三部作”の最後を締めくくる『STORMWATCH / ストームウォッチ〜北海油田の謎』の40周年記念エディションに続くのは、1980年発表の”異色作“『A』だ。

■ 1979年9月に発表された12作目、『STORMWATCH / ストームウォッチ〜北海油田の謎』の翌年にリリースされた『A』。元々イアン・アンダーソンのソロ・アルバムとして計画された作品だったこともあり、これまでとは異なるサウンド、そして異なるラインアップをフィーチャーした作品である。アルバムのタイトル『A』は、レコーディング時のマスター・テープに書かれたアンダーソンの“A”に由来しているという。カーヴド・エアやロキシー・ミュージック、UKで活動していたエディ・ジョブソン、そしてフェアポート・コンヴェンションのデイヴ・ペグ(ちなみに彼は”STORMWATCH""ツアーのメンバーとして加わっている)などがフィーチャーされていたこのアルバムには、ジェスロ・タルのメンバーはアンダーソンとマーティン・バレ以外参加していなかったが、レーベル側の強い意向によりジェスロ・タルのアルバムとして発表されることになった。1980年の夏にロンドンのMaison Rouge MobileとMaison Rouge Studioでレコーディングされたアルバムのプロデュースを手掛けるのは、アンダーソンとロビン・ブラック。大胆にエレクトロニック・サウンドを取り入れた本作は、その新たな方向性故、リリースされた当時賛否両論を巻き起こしたともいわれる。

■ 今回リリースされる『A』の発売40周年記念エディションもこれまでの作品同様、スティーヴン・ウィルソンによるニュー・リミックスと貴重な未発表音源をフィーチャーしている。3CD+3DVDというヴォリュームのある豪華仕様でリリースされる本作には、オリジナル・アルバムに加え、5曲の未発表スタジオ・トラックが収録されている。その中にはアルバムからのシングル「Working John, Working Joe」の別テイクや「Crossfire」のエクステンデッド・ヴァージョン、さらにスタジオ・アウトテイク曲「Coruisk」が含まれている。

■ また“40周年記念デラックス・エディション”企画でおなじみのライヴ音源も収録!CD2とCD3に収められているのは、1980年11月にロサンゼルス・スポーツ・アリーナでのライヴを完全収録したもの。この時のセットリストは「Black Sunday」、「Batteries Not Included」、そして「Uniform」といった『A』 の楽曲に「Aqualung」、「Heavy Horses」、「Songs From The Wood」といったジェスロ・タルの人気曲を取り混ぜたものとなっている。この時のライヴの一部は、1981年にVHSとレーザーディスクで発表されたビデオ・コレクション『SLIPSTREAM』に収録されているが、完全な形で収録されるのは今回が初めてとなる。また2004年にDVD化された『SLIPSTREAM』も本アニヴァーサリー・エディションに収録。こちらのコンテンツもスティーヴン・ウィルソンが新たにミックスを手掛けている。またパッケージには、アンダーソンによる曲解説を含むアルバムのレコーディング・ヒストリーや貴重な写真を掲載した内容充実のブックレットも収められている。

■ 発売当時は、これまでとは異なる斬新な音楽性にファンの間で賛否両論を巻き起こした本作だが、今改めて聴けば、ジョン・アンダーソンの飽くなき音楽的探究心と先進性を感じ取れる作品だと言えるだろう。発売40周年を経て、まら新たな発見をもたらしてくれるであろう作品の発売だ。

【CD1: Original Album and Associated Tracks (Steven Wilson Stereo Remix)】
01. Crossfire
02. Fylingdale Flyer
03. Working John, Working Joe
04. Black Sunday
05. Protect And Survive
06. Batteries Not Included
07. Uniform
08. 4.W.D. (Low Ratio)
09. The Pine Marten’s Jig
10. And Further On
<Associated Tracks>
11. Crossfire (Extended Version)
12. Working John, Working Joe (Take 4)
13. Cheerio (Early Version)
14. Coruisk
15. Slipstream Intro

【CD2: Live at the LA Sports Arena 1980 (Part 1)(Steven Wilson Stereo Remix)】
01. Slipstream Intro
02. Black Sunday
03. Crossfire
04. Songs From The Wood
05. Hunting Girl
06. The Pine Marten’s Jig
07. Working John, Working Joe
08. Heavy Horses
09. Band Instrumental Intro
10. Skating Away On The Thin Ice Of The New Day
11. Instrumental (including flute solo)

【CD3: Live at the LA Sports Arena 1980 (Part 2)(Steven Wilson Stereo Remix)】
01. Trio Instrumental
02. Keyboard solo
03. Batteries Not Included
04. Uniform (including drum solo instrumental)
05. Protect and Survive (including violin solo)
06. Bungle In The Jungle
07. Guitar Solo/Bass solo intro to encore
08. Aqualung
09. Locomotive Breath/Instrumental/Black Sunday(reprise)

【DVD1: Original Album and Associated Tracks】
(オーディオのみ)
- Steven Wilson’s 2020 remix of the album and 5 associated tracks in DTS and Dolby AC 3, 5.1 surround, and stereo 96/24 LPCM
- Flat transfers of the original LP master in 96/24 LPCM

【DVD3: Live At The LA Sports Arena November 1980】
(オーディオのみ)
- Steven Wilson’s 2020 mix of the concert in DTS and Dolby AC 3, 5.1 surround and stereo 96/24 LPCM

【DVD3: Slipstream Video】
映像作品『SLIPSTREAM』
With audio tracks remixed by Steven Wilson in DTS and Dolby AC 3, 5.1 surround and stereo 96/24 LPCM

関連リンク




YouTube
https://www.youtube.com/user/tullmanagement



MOTORHEAD / LOUDER THAN NOISE... LIVE IN BERLIN [CD+DVD]

2021-03-10 | Rock&Pops(FORMAT:CD+LPorLP)
<発売日> 2021/4/23予定

<JAN(規格番号)> 0190296786556

<内 容>
本物のロックンロールとは何か、その答えはすべてここにある! トップ・スピードでロックンロール街道を爆走し続ける、故レミー・キルミスターを中心としたハード・ロックンロールの帝王: モーターヘッド。2012年の「King of the Road Tour」の中から、12月にドイツのベルリンにあるヴェロドロームで行われた大観衆と共にヒートアップする爆走ロック・ショウの模様を収録したライヴ作品が登場! こちらは最高級のパフォーマンスを音源と映像で収録したデジパック仕様のCD+DVDエディション!

◆世界で最もラウドで、最もダーティで、そして最強最悪のロックンロール・バンド、モーターヘッド。その爆走の歴史は、フロントマンであり2015年12月28日に惜しくもこの世を去り、伝説となった絶対的フロントマン、レミー・キルミスターの歴史とも言えるだろう。75年から2015年に渡る40年間の輝かしいキャリアの中で、彼らは22枚のスタジオ・アルバム、10枚のライヴ・アルバムを発表してきた。世界中にダイハードなファンベースを持ち、ジャンルを問わず様々なアーティストに影響を与え続ける、真の伝説的ロックンロール・バンドだ。

◆40年にわたる彼らの輝かしいキャリアにおいて、ドイツという国は最大にラウドなロックンロールでシーンを爆走し続けたモーターヘッドへの忠実かつ熱狂的にサポートをし続けてきた国の一つだ。ツアーにつぐツアーでこの国を訪れ、数えきれないほどのソールド・アウト・ショウを行ってきたモーターヘッドだが、その中でも12,000人の喜びと興奮に満ちた大観衆を前に、2012年12月5日にベルリンにあるヴェロドロームで開催された、「King of the Road Tour」時のライヴは、最も大規模なドイツ公演の一つだったと言えるだろう。

◆この夜の模様が、喜ばしいことに実はレコーディングされていたのだ。その興奮のライヴの模様を収録したライヴ作品『LOUDER THAN NOISE... LIVE IN BERLIN』が、Silver Lining Musicよりリリースされることが決定した! このライヴ作品は、ボーナスDVDを同梱したデジパック仕様のCD+DVDエディション、そして2枚組アナログ盤の2形態でのリリースとなる。

◆レミー・キルミスター、フィル・キャンベル、そしてミッキー・ディーという3人をフィーチャーした『LOUDER THAN NOISE... LIVE IN BERLIN』は、モーターヘッドというバンドが鳴らす轟音ロックンロールを高らかに宣言する、最強のライヴ作品だ。数十年にわたりサウンドの境界線を破壊し続け、聴く者の耳をつんざき、そして世界中を爆走し続けた彼らがトップギアでその凄まじい存在感をドイツの大観衆に見せつけた瞬間を音源と映像で生々しく封じ込めた今作は、新たなるライヴ・アルバムの名盤だと言えるだろう。

◆分厚い音の壁と生々しく自由に疾走するモーターヘッドの力強さを見事に封じ込めたこのライヴ作品は、彼らの長年のプロデューサーでもあるキャメロン・ウェブがミックスを担当、またDVDに収録されている5.1chミックスも担当しており、彼らの魅力の全てが完璧な形で収録されたアルバムだ。狂暴性がうずまく「Rock It」や、荒々しい「You Better Run」、一切容赦なしの怒りをぶちまける「I Know How To Die」や心地よい騒々しさが響き渡る「Going To Brazil」、そして彼らのクラシックであり強烈な一撃となる「Ace Of Spades」や「Overkill」など、怒涛のセットリストで構成されたこのライヴ作品『LOUDER THAN NOISE... LIVE IN BERLIN』は、本物のロックンロールというものが意味する全てをシーンに見せつけてくれる、堂々たる作品なのだ。

◆この夜のライヴの模様を映像に収録したのは、サクソンやエクソダス、クリーターなどのコンサート・フィルムもプロデュースしてきたHerwig Meyszner。何台ものカメラを使って収録された映像は、ステージからあふれ出るエネルギーだけではなく、観客席からの怒涛のエネルギーまでも映像に封じ込めている。レミー、フィル、ミッキーという3人によるドイツでのスペシャルな夜を祝福する今作は、ダイハードなモーターヘッド・ファンはもちろんのこと、コレクターや今まで彼らを体験したことがない新たなロック・ファンをも虜にするパワーに満ちた作品だ。

YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCbPCDmtTU-W4SdA8abZtWpA


同時発売情報
●上記アルバムの2LP VINYL盤も同時発売(0190296791826)

JULIA STONE / SIXTY SUMMERS

2021-03-10 | Rock&Pops(FORMAT:CD+LPorLP)
<発売日> 2021/4/30予定

<JAN(規格番号)> 4050538620917

<内 容>
ナイト・ミュージックを彩る艶やかなウィスパリング・ヴォイス。 ソロ・アーティストとして、また兄妹デュオ、ANGUS & JULIA STONEとしても活躍するオーストラリアのフォーク・ロック/インディー・ポップ・アーティスト、ジュリア・ストーン。トーマス・バートレットとSt.ヴィンセントがプロダクションを手掛けた新たな色彩のインディー・ポップ・アルバム『SIXTY SUMMERS』完成。

■ ソロ・アーティストとして、また兄妹デュオ、ANGUS & JULIA STONEとしても活躍するオーストラリアのフォーク・ロック/インディー・ポップ・アーティスト、ジュリア・ストーン。シンガーソングライターであり、マルチ・インストゥルメンタリストである彼女が、自身にとって3作目となるソロ・アルバムを完成させた。

■ ANGUS&JULIA STONEとして活動する傍ら、2010年に『THE MEMORY MACHINE』、2014年に『BY THE HORNS』とソロ・アルバムを発表してきたジュリア。今回リリースとなる『SIXTY SUMMERS』 は、これまでのフォーキーでアコースティックなインディー・ロック・サウンドとは少し趣を変えた、コスモポリタンな都会のナイト・ミュージックといったインディー・ポップ・サウンドを全面に押し出したアルバムだ。その中では陽光が似合うオーガニックなサウンドはダークな月夜のポップへと変わり、また描かれるサウンドスケープも、アウトドアから眩い都会の濡れたダンスフロアに、そして青空から赤信号や赤い唇へとがらりと雰囲気を変えている。結果完成した作品は、所々にエレクトロが散りばめられた、繊細でアンニュイ、時々ドリーミーなソフト・ポップ・サウンド。デュオでもソロでも聴くものを魅了してきたジュリアのウィスパリング・ヴォイスは変わらないまま、しかし時にやさしく時に悩ましく、艶やかな色彩を新たに纏っているのだ。

■ 2015年から2019年の間で断続的に制作された今作で彼女とコラボレートしているのは、前作のソロ・アルバム『BY THE HORNS』でもプロデュースを手掛けているトーマス・バートレットDoveman)。二人はこのアルバムの為にニューヨークにあるトーマスのスタジオで50曲以上ものデモを作ったという。そこから『SIXTY SUMMERS』の方向性が生まれたという。さらにアルバムにはSt.ヴィンセントもプロデュースとヴォーカル、ギターで参加。アルバムのサウンド作りに大きな役割を果たした。また今年初めにリリースされた先行シングル「All We Have」には、ザ・ナショナルのフロントマン、マット・バーニンガーがフィーチャーされている。さらにアルバムからの最新シングルとなる「Dance」のミュージック・ビデオには、アカデミー賞など数多くの賞を受賞しているスーザン・サランドンとダニー・グローヴァ―が出演。二人のベテラン俳優たちによって映像化されたジュリアのストーリーにも注目だ。

■ これまでのソロ・アルバムの中でも内なるダークネスは重い愛などを自身の音楽に覗かせてきたジュリア・ストーン。最新アルバム『SIXTY SUMMERS』で彼女は、炎や怒り、愛に欲望、そして恋慕など内に秘めた感情のすべてをさらけ出している。シンガーソングライター/アーティストとして、新たなタッチと新たな色のパレットを手にしたジュリアの仄暗くも美しい光が差し込むサウンドスケープがここに生まれたのだ。

YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCHsfoPOD2zz3ogtONTjHrvw

同時発売情報
●上記アルバムのアナログ盤も同時発売(4050538620962)

FITZ / HEAD UP HIGH

2021-03-10 | Rock&Pops
<発売日> 2021/4/16予定

<JAN(規格番号)> 0075678644122

<内 容>
あの「Handclap」で世界的大ブレイクしたハイパー・ダンサブル・ポップ・バンド、FITZ AND THE TANTRUMS (フィッツ・アンド・ザ・タントラムズ)の頭脳、FITZが人生50年目にしてびっくりどっきりなソロ・デビュー!ポジティヴなヴァイブスが漲るソウルフルでポップなデビュー・ソロ・アルバム『HEAD UP HIGH』登場!

■ ロサンゼルスを拠点に活躍する、ハイパー・ダンサブル・ポップ・バンド、FITZ AND THE TANTRUMS (フィッツ・アンド・ザ・タントラムズ)。躍動感あふれるリズム、つしつい大声で口ずさみたくなるコーラス、エネルギッシュなパフォーマンスが最大の魅力である彼ら。ここ最近では、2016年の大ヒット・ダブル・プラチナ・シングル「Handclap」が、ダイエット動画やロックダウン中のダンス・チャレンジ動画でさらに世界的にバズり、大きな話題に。ここ日本でもあの武田真治とのコラボレーションを実現させたのも記憶に新しいところだ。そのフィッツ・アンド・ザ・タントラムズの頭脳であるリーダー、FITZ(フィッツ/本名:マイケル・フィッツパトリック)が人生初となるソロ・アルバムをリリースする。

■ 昨年秋、初ソロ・シングルとなる「Head Up High」をリリースした、シンガーソングライター兼マルチ・インストゥルメンタリストであるFITZ。アルバムのタイトル・トラックであり、リード・シングルとなるこの曲は、アメリカのラジオでヒットに!聴く人たちに元気を与えてくれるようなソウルフルなポップ・ナンバーを引っ提げ、彼は全米ネットワークCBS TVの「The Late Late Show With James Corden」やABC TVの「Good Morning America」などへの有名TV番組への出演も果たし、ソロ・アーティストとして順調な滑り出しを見せている。

■ しかしFITZ本人曰く、ソロ・アーティスト・デビューは、全く予定になかったものだという。今までソロ活動について真剣に考えたことがなかった彼だが、2020年春、新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックにより、FITZ AND THE TANTRUMSとしてのヘッドライン・ツアーを途中で切り上げざるを得なかった彼は、ロックダウンもあり、ロサンゼルスの自宅にずっと籠っていた。その自粛生活の間、バンドの最新作『ALL THE FEELS』でも組んだことのあるプロデューサー/ソングライターのRyan Dalyと予定していたカジュアルなソングライティング・セッションはZoomを通してのオンライン・ミーティングへと変わり、そこからソロ・アルバムのネタが生まれたのだった。
「Zoomを使ってみたんだよ。俺たちは乗り気じゃなかったけど、それしかオプションがなかったんだ」FITZはそう振り返る。「でも1日か2日でリモートでやる方法を編み出すことができた。よく聞いて、さらなる忍耐も必要だ。どんどん続けていくうちに、だんだん流れが生まれてきた。世界の情勢を考えたら、浮ついたものは作りたくないと思った。魂がこもったものにしたかった。パンデミックでの経験を間接的に取り上げた曲もいくつかある。ほぼ1日12時間、週6日間というペースで取り組んでいた。俺たちにとって、これはひとつの救いのようなものだった。そして10曲ほど出来上がったところで、目指すものが見えてきたような気がしたけど、FITZ AND THE TANTRUMSの作品とは確実に違う感じがしたから、ソロ作品として進めることにしたのさ」

■ そうして完成した『HEAD UP HIGH』。ここには、タイトル・トラックをはじめ、弾けるような「Somebody Sometimes」など、ポジティヴなヴァイブスが漲るソウルフルでポップな14曲が収録されている。50歳になって本人もびっくりのソロ・アーティスト・デビューを果たしたFITZ。FITZ AND THE TRANTRUMSとはまた違う面を見せながらも、聴いたら一緒に口ずさんだり、ついつい身体を動かしたくなる、楽しくも病みつきになるポップ・センスは変わらず。新たなキャリアの扉を開いた彼の音楽的冒険は今始まったばかりだ――。

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