相模原市のカヌマミュージックスクールです。
Kさんはカヌマに入会した頃、
一人でカラオケボックスに楽譜を持ち込み
練習してくる程、歌に夢中になり、
レッスンに来るたび
「先生!昨日ボックスで94点が出ました」とか
「一緒に行った友達が低い点数なのに、私だけいい点数でした」と
自信満々。
ある時、
「私も大会に出てみたい。きっと優勝するかも」
僕は「う~~~ん」
案の定、大会では初級クラスの点数。
本人はガックリ。審査がおかしいとゴネルありさま。
僕は
「相手は機械じゃないんですよ。審査員はただ合っているとか、
間違えなかったで判断しているわけではないんですよ。
その人の 発声、歌い方、そして表現 を聴いているんですから」
「例えば、ボックスで全く発声を習っていない人だって
高得点が出るんじゃないですか。プロの審査員は一声聴いただけで
その人の 発声の力量 がわかる人達ですよ」
「ボックスの点数が必ずしもその人の歌の実力ではない、
ということですよ」