竿を使ってマンゴの枯れた花を落している
私がタイを後にする最後の日が来たぶらぶらして彼女の仕事を手伝は無くても良いが
連日の雨でマンゴの花が黒くなって枯れてるのを木をゆすって落さなくてはならない
最後の御奉公と思い朝早くから出かけ柄のついた棒で枝に引っかけてゆする
上からは黒くなった花が一面に落ちて来る
服は花と露の水でべたべたで汚れているなかなかの力仕事である
昨日は弟の嫁が手伝ってくれたがまだ残っている
マンゴの木を見ながら花が黒くなってる木だけである
全部終わらない内に今度は水槽の水を替えなくてはならない
彼女と一旦家に帰り私はシャワーして服を着替える
彼女は服を替えたままで先に養殖場に行き水を替えている
毎日カエルの死骸が小さなバケツ2杯分は出る
私は小さいカエルを見つけ他の水槽に移すのと水の取り替えの手伝いだ
2時のバスに乗るので昼前には家に帰り又再シャワーである
車でバスの始発の所に行き別れで有るバスに乗り込むと
彼女は涙も出さず帰って行くタイの女はめそめそ泣かない
彼女の涙ぐんだ顔を見た事はあるが泣いて悲しんでる暇はない
逞しく生きて行かなくてタイでは生きて行けない
昨日ぼそっと言った言葉はこの家には貴方が居ないから寂しので
養殖場に泊まると言う娘が帰って来なくては泊まる事は無いだろう
心で彼女に詫びながらバスはバンコクに向かって走る
さらばタイよ又会(愛)いに来る日まで
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