モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

仙北地方の春花。(2015年4月12日)

2023年01月09日 | 田沢湖・角館

本ブログを始めて約三ヶ月。アップしているのは昔の山歩き記事ばかりだが、
当初、設定したブロクのカテゴリーを一通り、埋めるまでの期間はこのような古い記事が続くことをどうかご容赦願いたい。(2020/04/05記)。
2023年1月9日、再アップ。

今年(2015年)は季節の進行ペースが早い。
4月になったら、雪深い内陸地方でもスプリングエフェメラルが咲き出してきた。

4月12日(日曜日)は家人と仙北市に春の花を観に行った。
此の地はみちのくの小京都とも言われる角館の桜並木が有名だが、
それ以外にももう二箇所、素晴らしい花スポットがある。
今回、訪ねた第一の花スポットは刺巻湿原。
此処はミズバショウが有名で、新幹線こまちに乗ったままでも、ちらっと見ることは出来るが、
ちゃんと見るにはJRさしまき駅から国道46号線を少しだけ角館側に戻り、整備された木道を歩く必要がある。
今日のミズバショウはいつになく初々しく美しかった。

ミズバショウ



 


 





数は少ないが、ここではザゼンソウも見られる。

 


湿原内の小川の畔にキクザキイチゲが少し。

 


キクザキイチゲ、青味のやや強い個体。
 
                                        樹林越しに望む白いお山は秋田駒ケ岳。

 


4月12日はもう一箇所、西木の『かたくり群生の郷』も訪ねている。

かたくり群生の郷に向かう途中。



 

八津の集落に入って聞くと、有名なカタクリの花絨毯エリアはまだほとんど咲いてないとのこと。
仕方なく、今回は一番、早く咲き出す鎌足神社入口付近で見ることにした。
このエリアはカタクリ以外のスプリングエフェメラルも多い場所だ。

フクジュソウ
 
                                            アズマイチゲ


フクジュソウとカタクリ(蕾)
 


カタクリ (開花寸前) 



カタクリ
 
                                                                                                              エンレイソウ


キクザキイチゲとフクジュソウ





キクザキイチゲを単体で撮ろうとしたら、ビロウドツリアブが。

 


このキクザキイチゲは萼の裏側がピンクを帯びていた。



キクザキイチゲとカタクリの混生シーン二枚。






 

ご覧の通り、ここのスプリングエフェメラルはまだ初々しかった。

有名なカタクリの花絨毯は ⇒ こちら


・・・とここまで書いたのはいいのだが、
今朝のニュースで、冒頭の刺巻ミズバショウ祭り、西木のカタクリ祭り
新型コロナウィルスの影響で中止になったとのこと。角館の桜祭りも然り。
残念だが、致し方無し。(T_T)


以上。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お日様を求めて東へ西へ。(2022年12月12日)

2022年12月23日 | 田沢湖・角館

冬場に太平洋側(岩手)までドライブすることがある。
これは日の光が恋しいからだ。
私の住まう秋田市は冬場の日照が日本一少ない県庁所在地と聞く。
今年は11月28日、八塩山に登って鳥海山を登った日(こちら)を最後にお日様をまともに見ていない。
それから半月近く経って、そろそろ我慢も限界か。
12月12日は秋田が曇りなのに岩手は晴れ、との天気予報だったので、岩手行きを決行した。
未明に自宅を出て、東に向かった。
途中、県境の仙岩峠は小雪がちらついていたが、
道路にはまだ積もっていない。路面も凍結してなかった。

小岩井農場を抜けて、岩手山麓の柳沢に到着したら、ちょうど日の出だった。
樹林越しに北上山地方面の朝焼けを見る。




しかし岩手の空はどんより鉛色の雲に覆われており、期待していた岩手山は見えなかった。




参考までに同一地点から秋に見た岩手山(2022年9月10日)




渋民村まで行って姫神山を眺める。こちらはよく見えた。




以前、同時期に岩手に行ったときは
快晴で岩手の山々がよく見えた。⇒ 「初冬に岩手山巡り。(2019年12月9日)


朝8時頃、岩手側には見切りをつけ、帰途につく。

帰り道で見た小岩井農場の一本桜と岩手山



国道46号線に出たら、今度は西に走る。

途中、田沢湖に寄ってみた。
こちらの空は高曇りだったが、周囲の山々はまあまあ見えた。

湖畔の眺め






院内岳






田沢湖の北岸の疎林にはヤドリギが多い。

ヤドリギは宿主の木が落葉し、実が成熟する今頃の季節が観察の好機だ。




ヤドリギの群生?
 
                                          上がアカミヤドリギ、下がヤドリギ


ヤドリギ



アカミヤドリギ




田沢湖西岸に廻って。

潟尻から荷葉岳



潟尻から秋田駒ヶ岳



秋田市が近づいたら、ドンドン晴れて来た。

秋田市東方にある太平山の眺め



太平山奥岳付近をクローズアップ



結局、この日、お日様はわざわざ岩手まで行かなくても秋田でも十分見られた。
なお日が差したのはこの日の午後のみ。
その後はまた曇り、14日以降は暴風雪が続き、昼でもうす暗い毎日だ。

秋田市郊外。2022年12月18日。



以上。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真冬の角館武家屋敷2(2018年2月1日)

2022年02月28日 | 田沢湖・角館

少し前、2017年2月9日の角館武家屋敷(こちら)をアップしているが、
真冬なのに雪が少なかった。

今回は翌年、2018年2月1日に訪ねた角館を短く報告してみる。
この年は平年並みに雪が積もっていた。

青柳家の薬医門






中は昨年、見たばかりなので今日は入らない。

塀越しに立派な蔵。




青柳家の南門




赤いポストのある通り




今日はポストを念入りに写す。

 



土産物店の屋根では雪下ろしが始まっていた。独りで下ろすのはタイヘンだと思う。




武家屋敷ではないが、このお宅では大人数で雪下ろし。
皆さん、命綱やヘルメットかぶってないけど大丈夫だろうか。




桧木内川沿いの桜並木。
手前の駐車場は雪の貯め場になっていた。




以上。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真冬の角館武家屋敷(2017年2月9日)

2022年02月09日 | 田沢湖・角館

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

冬場は横手実家やかかりつけの医院以外はどこにも出かけず、蟄居しているが、
2017年2月9日は珍しく角館の武家屋敷を家内と一緒に訪ねていた。

角館は雪の多い町で、例年なら積雪は1mを超えるが、この年は暖冬で雪は少なかった。

武家屋敷通り



今回は代表的な武家屋敷のひとつ、青柳家を見学してみる。
薬医門から入場。










中に入ったら、 (´π`;)何もなかった。
隣の武器蔵に入ったら、

昔のおサムライの帽子が展示してあった。いずれも重たそう。




いろいろな武具

 



この刀は重たかった。




秋田郷土館には懐かしい農機具や昔の除雪グッズなどが展示されていた。







踏み俵は車の無かった時代、冬場の生活道路を除雪?して維持するために欠かせない道具だった。
 (´π`;)ワタシの実家でも五十年くらい前までは大活躍していた。
どうやって使うかは想像にお任せするが、
これがあれば、三メートルを超える雪の上にも楽しみながら道を造ることが出来た。

邸内のお社にお参り。

 


庭園にちょっと興味があった

(昔、訪ねた時はマムシグサが群生していた)のだが、
冬場はさすがに雪の下敷きになっていて見るべきものは何もなかった。







青柳家の仔細はこちら

青柳家を出た後、武家屋敷通りを散策。

 
                                             枝垂桜の冬姿


こちらの武家屋敷通りでは・・・




黒塀をバックにポストがよく目立つ。




 


枯葉の付いている大木はカシワだった。

最後に黒塀の修復の様子を。




昨晩のローカルニュースで黒塀にクルマが衝突したと報道されていたが、早くも修復中だった。

以上。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年の瀬に角館と田沢湖へ。(2013年12月25日)

2021年12月28日 | 田沢湖・角館

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

年の瀬も押し迫ってきた12月25日、急にひとり旅をしてみた。

けっして遠方ではない。クルマで一時間ちょっとの近場、角館と田沢湖だ。
たまたま今頃の時期に行ったことが無かった。どんなもんだろうとの軽い気持ちで出発。

角館に向かう途中、協和町の山に光る雲が懸かっていた。




雪をかぶった杉林は奇麗だ。




角館の武家屋敷に到着。










今回は武家屋敷の中には踏み込んでいない。




シダレザクラの冬姿
 


スギの幹をバックにウメモドキ



続いて田沢湖をめざす。

潟尻近くの湖岸。右の樹木は竜を連想させる。










田沢湖は湖岸が単調なので、十和田湖のような観光的な風景美はイマイチだ。
しかし、今回、この角度から見た風景は色無しでも、十分見ごたえがあると思った。
続いて、湖岸の樹木風景。




丸い鳥の巣のようなものはヤドリギ。近づくと・・・

                                            アカミヤドリギ
 


田沢湖は日本一深い湖。
その深さは書籍によると423m、湖面の標高が250mくらいなので、その底は海面よりも200m近くも低い場所と言うことになる。

秋田の内陸のこのような場所に何ゆえこんな深い穴があいたのか。
大昔の火山活動、カルデラ湖という説もあるが、他のカルデラ湖と較べても深すぎる感じがする。
この湖にはもはやクニマスは居ないが、冬場なので観光客も皆無に近かった。

水深423mを感じさせるような湖岸風景。



突如、赤い鳥居が。
















ずっと無色の風景ばかりだったので、この鳥居や社殿を見つけた時はドキッとした。

他に誰も居ないのだからなお更だ。また御座石神社の垂れ幕は「にわか面」を連想させる。

神社のご由緒。赤線部に注目頂きたい。なんかもう初詣に行ったような気分。




なお湖の方から社殿を眺めるとこんな感じだ。

左側の大杉は天然記念物、御座の石杉。
 
 


最後に辰子姫の像。

夏場、像の周辺には観光客が多いので、なかなかこのようには写せない。
この像、個人的にはあまり好みではないが、今回は廻りの色がモノトーンなので黄金がいつもより際立っている。




以上。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする