モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

カテゴリー「海辺の花」の目次

2023年09月02日 | 海辺の花

(記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)

沖縄の海辺でアダン。(2009年11月14日)

男鹿のシーサイドフラワー。(2009年9月上旬)

竜飛崎でマツムシソウを見た。(2015年8月20日)

New 晩夏の深浦海岸(2014年8月18日)

New 三陸の海に遊ぶ(2016年8月7日)

オホーツク挽歌・エゾキスゲ。(2007年7月7日)

渚のバルコニー♪で見た花(2013年6月22日)

New 雨の深浦海岸・花紀行(2016年6月16日)

初夏の深浦海岸と十二湖。(2015年6月中旬)

深浦海岸のシーサイドフラワー。(2009年6月上中旬)

男鹿の海辺と花(2022年6月13日)・・・・・・カテゴリー「男鹿半島6,7月」と共用。

花の浮島、浅虫・湯の島へ。(2019年4月13日)・・・・・・カテゴリー「青森の山」と共用。



2009年6月中旬、深浦海岸にて。ハマベンケイソウ。



2009/11/14 沖縄にて。アダン。


以上。


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晩夏の深浦海岸(2014年8月18日)

2023年09月01日 | 海辺の花

(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものです。)


今年(2014年)の秋田は竿灯あたりからまともに晴れた日がありませんでした。
そのため、盆休みも含め、山にはマッタク行けておりません。
山のかわりに行ったのは青森の深浦海岸。
そこで見かけた偽高山植物風景を報告します。

行合崎(ゆきあいざき)



何故、偽高山かというと、
この場所、行合崎(ゆきあいざき)の突端付近は風が極めて強く、土壌の栄養も乏しいからです。

こういう場所では、植物も高山で咲くもののように小型化して、生き延びているのです。

まず目に入ったのは撫子。




エゾカワラナデシコ










次いでカセンソウ。

 



 
                                           アキノキリンソウ?



ここのアキノキリンソウ?は矮性化して高山のミヤマアキノキリンソウに似てます。

ツリガネニンジンも矮性化して高山のハクサンシャジンに似てます。




 


一緒に咲くのはオオバナノコギリソウでしょうか。


イブキボウフウ
   

                                            ノコギリソウ


センニンソウ



ツルフジバカマ
 


続いて旧岩崎村の森山海岸です。

森山海岸






ここは白神岳の眺めが良い場所ですが、今回は雲が取れませんでした。







象島という面白い形の島です。




縦構図でも撮ってみました。
天と海、どちらが多い方がいいですか。







森山海岸の方は今回、花が少なく、咲いていたのはこれだけでした。



たぶんキオンだと思いますが、海岸で見るのは初めてでした。


深浦町の国道端にキツネノカミソリが咲いていました。




このキツネノカミソリ、どうやら分布の北限のようです。

この花、カテゴリー的には海辺の花では無いので、更なる詳細については、頁を変えます。 ⇒ こちら

以上。

(本頁は2014年9月20日、旧ホームページ「モウズイカのガーデニング狂時代」にアップしました。)

コメント (2)
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三陸の海に遊ぶ(2016年8月7日)

2023年08月19日 | 海辺の花

(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)
(本頁は「久しぶりの早坂高原」の続きである。)

この夏は一日だけだが、海にも行ってる。
場所は三陸の宮古海岸。30年くらい前に行ってるが、その時の季節は冬。
夏に行くのは学生時代(たしか「岬めぐり」が流行っていた)
以来だから、もはや40年以上の歳月が経っている。

三陸海岸の絶景の一つ、姉ヶ崎の景観。宮古のお宿から歩いて五分程度で見られた。




 


植物趣味があるので海岸に来てもついつい花を見てしまう。

マルバキンレイカ



同じ北東北でも太平洋側の此処では秋田辺りで見かけない顔ぶれも多い。

これはハマギクのようだ。日本海側には無いとされる。

 
                                             ヤブレガサ


ヤブレガサを見たのは春の野草園(こちら)以来だ。
地味だが開花中だった。

これはオケラ。
開花前だろうか。秋田ではほとんど見かけない。

   

                                             ヒメヤブラン


有名な浄土ヶ浜にやって来た。




エメラルドグリーンの海に鳥さんが浮かんでる。いいな。




奥浄土ヶ浜







陸上から眺めているだけではつまらないので、サッパ船という小舟に乗り、海上に出てみる。







間近に見る浄土浜の岩壁



海に出ると鳥さんも一緒に飛んでくる。

 



この鳥さん。ウミネコだそうだ。




青の洞窟を探検。

 









北国の海とは思えないほど碧かった。







岩の色も神秘的。




 


海もいいもんだ。


以上。

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雨の深浦海岸・花紀行(2016年6月16日)

2023年06月24日 | 海辺の花

(本頁は「雨の八甲田・花紀行2(2016年6月14日)」の続きです。)

昨年6月と同様、青森の帰りは深浦海岸を廻って帰ることにした(昨年の記録はこちら)。
この日の津軽地方の天気は曇りのち雨との予報なので朝早めに青森市の宿を出る。
五所川原市が近づくと行く手に岩木山が聳えているが、残念ながら雲がかかって全容は望めない。

五所川原手前から望む岩木山



五所川原市を抜け、つがる市に入っても山頂の雲は取れなかった。




鯵ヶ沢を過ぎると、岩木山は見えなくなる。さよなら。
今度は白神山地と日本海。

北金岡付近の海岸はいつ見ても美しい。




風合瀬(かそせ)付近でフウロソウの群生に遭う。

ここのフウロソウは花が大きく、4センチを超えるものもあった。
一般的なハマフウロと較べると、花が大きく、開花時期も早い。
種名は何なんだろう。もしかしたら園芸品種の逸生か。




 


今回の立ち寄り先メインは深浦町の行合崎(いきあいざき)。




ここは海岸植物の宝庫だ。

花の撮影を始めると同時に雨がぱらつき出したが、ギリギリまで頑張ってみる。
ツリガネニンジンだろうか。開花には少し早すぎる気もするが・・・

 

                                             ノアザミ

アズマギクの咲き残り



数は少ないが、ニッコウキスゲも咲き出していた。

 



たぶんエゾスカシユリ
 

                                          エゾネギの白花品種


エゾネギ



キリンソウ
 

                                            ノコギリソウ


ハマヒルガオ



エゾヒナノウスツボ
 

                                              ハマナス


クサフジ
 



ここの花は総じて花の色が鮮やかだ。

何やら高山のお花畑に迷い込んだような錯覚に陥るが、
猛烈な風や強烈な紫外線、乾燥など環境の過酷さは高山とそれほど変わらないのかもしれない。
北海道まで行くと、高山性の植物が海岸でも多く咲くようになるが、ここではその予兆を感じる。







南側の岩壁にはニッコウキスゲの群生地がある。


 
                                             ニッコウキスゲ


この海岸で
もうひとつ見逃せないのがハマベンケイソウ。




こんなふうに全身コバルト色の植物はそうはないと思う。

もっと写したかったが、雨が本降りになって来た。今回はここまでとしよう。


以上。

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深浦海岸のシーサイドフラワー。(2009年6月上中旬)

2023年06月21日 | 海辺の花

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。
2020/04/07 初回アップ。2023/06/21 再アップ。

今回はカテゴリー「海辺の花」を新設し、海岸植物を取り上げてみる。
2009年6月上旬某日、本業の合間を見て、深浦海岸(青森県西部)を訪ねてみた。
そしたら、こんな花?風景に出くわした。 


ハマベンケイソウ  Mertensia maritima ssp. asiatica

 


花はともかく葉っぱも含め、全身真っ青の植物体が海面から10mも離れていない場所に打ち上がっている。
北朝鮮からやって来たのだろうか。いやちゃんと根っこが有って、この場所に生えている。

この植物体、ハマベンケイソウと言う名があるが、
ベンケイソウ科ではなく、ムラサキ科(ワスレナグサやコンフリーの仲間なの)だ。
色合いだけでなく株の大きさにも驚く。優に3mくらいは拡がっていた。 

近づいてみると、図体に似合わぬ可憐な花。しかも日本の野草らしからぬ色カタチ。




この日の撮影はこの花だけで終わった。


今まで高山や里山(主にスプリングエフェメラル)、湿原といろいろな花どころを訪ねてきたが、
海岸に咲く花たちもけっこう綺麗だし、面白いものがあることに気づく。
ただし漂着ゴミが多いので、撮影の前には清掃が欠かせない。

以下、6月中旬某日に深浦海岸を再訪した際、出会った花風景を披露してみる。 

まずは森山海岸から白神岳の連峰を眺める。
海からいきなりこんなに高く聳えていいものだろうか。まだ行ったことはないが、知床を髣髴させる風景だ。


次いでハマヒルガオの大群に行き会う。




こちらはハマハコベ群生。




ハマハコベはニョキニョキ、多肉植物のクラッスラのような草姿。
これがナデシコ科だとはなかなか信じられなかった。

 
                                ハマボッス(サクラソウ科) 


真っ白い花を追加。
スナビキソウ  Messerschmidia sibirica
ムラサキ科とは言っても、ワスレナグサとはだいぶ違う。
香水にも使われるヘリオトロープに近縁と聞く。




地味な花で恐縮だが 、
ウシオツメクサ(ナデシコ科)。
高山のイワツメクサやホソバツメクサを連想させる草姿だ。




ウミミドリ(サクラソウ科)。

潮溜まりの中で咲いていた。よくもまあ、こんなしょっぱい処で生きられるもんだと感心してしまう。




更に地味な花を。

                  コウボウムギ(カヤツリグサ科)  
 
                                                                     エゾオオバコ(オオバコ科) 


続いて行合崎(ゆきあいざき)。

なんてロマンチックな地名なんだろう。
まずはハマナス。




ところが花はブッサブサ。
それだけ気性じゃない気象条件が過酷なんだろう

反対側の岩壁には、
ニッコウキスゲ。




海岸でこの花の群生を見たのは初めてだ。さすが北の地、津軽。

                       ニッコウキスゲ 
 
                                                                            エゾネギ(ハマボッス、エゾオオバコも一緒)


スカシユリ。この地にはエゾスカシユリも分布している。写真の個体はどちらなんだろう。




これらの花たちが同一視野にあったならば、オホーツクの原生花園と同じになってしまう。 


オオバナノミミナグサ(ナデシコ科)。
花は径2センチくらいとけっこうでかい。男鹿半島でも見ている。




クサフジ(マメ科)。潮を被るような海岸にもけっこう進出している。


 

こちらはポピュラーな海岸植物、ハマエンドウ(当然、マメ科) 。


 

比較的綺麗な花ばかり続いたが、次はありったけ地味な花を紹介しておこう。 

エゾヒナノウスツボ  Scrophularia grayana。
ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属。科名になっているほどなのになんと地味な草姿の属なんだろう。




          エゾヒナノウスツボの花をアップで。    
 

                                                            キバナカワラマツバ(アカネ科)


この芽だしは何だろう。




たぶんエゾオグルマだと思う。確かこの地が分布の南限だと何かの本で読んだ。

みごとな花を咲かせるようだし、可能ならば真夏に再訪し、確認して・・・

なんてもったいぶるのは止めよう。この年の8月に見た花を。




エゾオグルマは小型ヒマワリのようでけっこう見ごたえのある花だった。

行合崎の突端から南の方、艫作(へなし)崎を仰ぐ。左奥は深浦の町並み。

(^^;)この写真を撮って、さあ帰ろうと歩き出したら、突然転倒し、左足首を捻挫してしまった。
さいわい軽く済み、運転には支障はなかったが、ニンゲン、いつ何が起こるかわからん。皆さんも気をつけましょね。


 

北東、鯵ヶ沢方面を仰ぐ。




 以上。

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