モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2024年5月5日の八塩山・後編

2024年05月19日 | 東光山・八塩山

(本頁は「2024年5月5日の八塩山・前編」の続きである。)

八塩山山頂台地のブナ林はいつ来ても素晴らしい
が、今回は特に好かったように感じる。



ブナの梢



 





 


山頂台地には鳥海山眺望地が設けられてある。

しばし鳥海山の姿を堪能されたし。










他の山の眺め。



上写真右奥は保呂羽山。
視程が好ければ秋田駒ヶ岳や岩手山も望まれるが、今日は霞んで見えにくかった。

焼石岳はナントカ見えた。




ピサの斜塔ならぬ八塩山神斜いや神社。




山頂台地で見た木の花。

ムラサキヤシオとタムシバは終わり気味だった。

 



オオカメノキの花は今が盛りだった。

下から


上から



風ぴらに下る途中の林の下でイチヨウランを見つけた。

 


風ぴらに下る途中のブナ林と瘤ブナ

 



風ぴらで見た草花たち。

アズマシロカネソウとワサビ


アズマシロカネソウ



エゾエンゴサク(オトメエンゴサク)?
 


(右上)スミレサイシン

今日はクマには遭わなかったが、風ぴらで花を撮っていたら
( ̄(エ) ̄)クマとそっくりの友人から声を掛けられた。
一瞬、ドキッとした。

以上。

コメント (2)
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2024年5月5日の八塩山・前編

2024年05月18日 | 東光山・八塩山

(本頁は「こどもの日に見た秋田鳥海山」の続きである。)

今年はクマが怖くて、なかなか八塩山に行けないでいた。

八塩山はクマの多い秋田県でもクマの話をあまり聞かないお山だ。
しかし甘く見てはいけない。登山者が多くなる
五月連休を待ってみた。
そして5月5日の日曜ならば大丈夫だろうと勝手に判断して向かってみた。

羽後町側から旧東由利町に向かうと由利本荘市との境界付近で八塩山が姿を現す。



その山姿を撮影しようと車を停めたら、

道端に白と紫のスミレの群れを見つけた。






それはアリアケスミレとスミレだった。

八塩山に生えている花とは言い難いが、咲きっぷりがみごとだったので、ここで報告させて頂く。

八塩ダム湖越しに八塩山を望む。




八塩山の北麓には八塩ダム湖があり、周辺は「八塩いこいの森」として整備されている。
ここはゴールデンウィーク前にはソメイヨシノが、今回(5月5日)は遅咲きの黄桜が開花していた。
品種名は何だろう。鬱金(うこん)かなと思ったが、確信は持てない。




八塩山のマップ




今回はいつもと同様、北東側の登山口、鳥居沢から入山した。

鳥居沢の登山口
 

登山口の杉林を潜り抜けたら、
いきなり「なんか用か?」てな感じで咲いていたのはメギ科のサンカヨウだった。
八塩山ではシラネアオイを見かけないが、何故かサンカヨウが多い。




道の両側には半月前まではカタクリやエンゴサクがいっぱい咲いていたが、

今回は全て終わり、ニリンソウやオオバキスミレに替わっていた。

ニリンソウ
 

(右上)オオバキスミレ

エンレイソウは終わり気味。

 



次はブナ林となる。

林の中のジグザグ道を進むとほどなくして風ぴらコースとの分岐。
私はいつもと同様、鳥居長根の稜線道を選択。

鳥居長根の稜線道



四月に来るとここではオオイワウチワがいっぱい咲いているが、今は全て終わっていた。
少し登るとロープが現れる。

 



稜線の古木



この後、稜線の右側はしばし杉の植林に変わる。

今の時期、花は少ない。有っても地味なものばかり。

ツクバネソウ
 


(右上)初めクルマバツクバネソウかと思ったが、単に五枚葉となったツクバネソウだった。


チゴユリ



杉林の中を登り、このようなブナの大木が現れると、

急な上り坂もそろそろ終わりかと思ってしまうが、
甘かった。実はもう少し登りが続く。

 

(右上)今度こそ最後の登りだ。樹木の切れ目はラグビーのゴールポストのように見える。

ゴールポストを潜ると、山頂台地の端っこに到着。
この先は苦になる様な坂道はもう無くなる。




「八塩山・後編」に続く。

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カテゴリー「東光山・八塩山」の目次

2023年12月25日 | 東光山・八塩山

(記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)

令和3年、晩秋の八塩山(2021年11月30日)

晩秋、二度目の鳥海山逍遥と八塩山登山(2022年11月28日)

今年の山納めは東光山かな。(2020年11月25日)

今年最後の八塩山(2019年11月23日)

晩秋の鳥海山逍遥と八塩山登山・後編(2022年11月12日)

晩秋の鳥海山逍遥と八塩山登山・前編(2022年11月12日) ・・・「鳥海山逍遥」と共用

晩秋の八塩山と東光山。(2018年11月11日)

令和3年、紅葉期の八塩山(2021年10月30日)

紅葉期の八塩山と東光山(2019年10月29日)

秋晴れの八塩山(2020年10月28日)

鳥海山と紅葉を見に八塩山へ。(2022年10月26日)

New 初期紅葉?の八塩山(2023年10月24日)

紅葉直前の八塩山(2022年10月13日)

New 彼岸の中日に八塩山(2023年9月23日)

初秋の八塩山と東光山。(2019年9月13日)

真夏の八塩山には何が咲いてるだろう。(2020年8月5日)

New 初夏の八塩山はいかに(2023年6月1日)

晩春の八塩山(2019年5月22日)

八塩山でサンカヨウとアズマシロカネソウを見た。(2022年5月17日)

春の日に突然、八塩山へ。(2018年5月11日)

新緑期の東光山(2022年5月2日)

New 八塩山は花がいっぱい。後編(2023年4月28日)

New 八塩山は花がいっぱい。前編(2023年4月28日)

New 新緑の東光山へ。後編。(2023年4月25日)

New 新緑の東光山へ。前編。(2023年4月25日)

新緑の八塩山・後編(2022年4月24日)

新緑の八塩山・前編(2022年4月24日)

八塩山2nd.山頂台地とボツメキ清水(2021年4月23日)

保呂羽山のつもりが・・・八塩山2nd(2021年4月23日)

八塩山にイワウチワの洪水を見た。(2019年4月23日)

初めての東光山(2018年4月21日)

鳥海山を見てから東光山へ。(2019年4月17日)

鳥海山を見てから東光山へ。(2019年4月17日)

三密を避けて八塩山へ。(2020年4月14日)

今年初の八塩山登山(2021年4月11日)

New 今年は少し早めの八塩山。(2023年4月4日)



2018/11/11 東光山のあがりこブナ



2020/10/28 八塩山山頂台地から鳥海山を望む。



2019/04/23 八塩山のオオイワウチワ群生



以上。


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初期紅葉?の八塩山(2023年10月24日)

2023年11月08日 | 東光山・八塩山

八塩山は鳥海山を眺めるには最高の場所と言える。
彼岸の中日に登った時、鳥海山は真っ黒だった(こちら)。
今回は二、三度目の降雪を経て、冬の富士山のようになった鳥海山を見たくて、やって来た。
出来たら、紅葉も一緒にと思ったが、山麓から見る限りでは、山はほとんど紅くなっていなかった。
今年の紅葉ペースは遅いのか。




山麓の草むらで見かけた草花

センブリ


スズサイコの実
 
                                           ノコンギク

このところ秋田県内では市街地でクマの出没が多い。
襲われて怪我をするケースも多く、10月末までの怪我人は61名で、これは過去最多だ。
家内からも危ないので山には行かないでと言われていた。
個人的には、逆に山にクマは居ないのではないかと思っている。
今年は山のブナの実が大凶作で山には既に餌が無い。
そのため、クマは里山を飛び越えて街中まで進出しているのでは・・・。
しかし、草木の藪を目の前にするとどうしても不安になってしまう。
今回はいつもより遅く、9時頃、登山口に到着したが、先行者は居なかった。
少し待ってみたものの、誰も来ないようなので、鈴と時折、笛を吹きながら登山開始。

登山口付近の樹木はまだ青々としていたが、

鳥居長根の稜線を登り出すと、上の方はほのかに紅葉しているように見えた。




稜線のブナの古木
 
                                       稜線登りの三分の二地点のブナの木


クマの代わりに立派なキノコに出会ったが、毒菌のツキヨタケのようだ。




こちらはタヌキノチャブクロか。

 


右上は山頂台地入り口に門番のように立っている枯れ木。


山頂台地のブナ林。




 


山頂台地のブナはほどよく紅葉していたが、他の樹木の葉は傷んで枯れたものが多かった。
これは夏場の異常なまでの暑さのせいかなと思う。

オオカメノキの冬芽



ブナ以外で紅葉していたのは、このウリハダカエデくらいだった。


 


この山のハイライトは鳥海山の展望だ。

今日は既に旧鳥海町の猿倉や直根から早朝の姿をいっぱい観てきている(こちら)が、
ここから眺める姿はまた別格だ。










他の山の眺め。

栗駒山



焼石岳



遠く秋田駒と岩手山を望む。右側に和賀山塊。




結局、今日は八塩山ではクマには遭遇しなかった。
山頂台地で休憩中、藪を漕ぐ音は一回あったが、たぶんカモシカなど他の獣だろう。

以上。

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彼岸の中日に八塩山(2023年9月23日)

2023年10月13日 | 東光山・八塩山

今年の秋田は九月になっても猛暑続きでしたが、
さすがに彼岸になったら、気温が急に下がって来ました。

おかげでやっと低山にも登る気分になりました。
八塩山(713m)は今年は6月1日に登って以来ですから、約三ヶ月半ぶりとなりますか。

山麓から見た八塩山



今回のマップ



登山口で見かけた花を少しだけ。

オクトリカブト
 

                                         キツリフネとヤブマメ

春はとても花が多い山ですが、
今の時期、鳥居長根の稜線道に花は皆無でした。

鳥居長根の稜線



ロープ箇所
 

                                            やや開けた箇所


稜線の坂道を登って行くと、やがてラグビーのポールのように開けた場所が見えて来ます。

ここまで来ると山頂台地に到着、その先の道はとても緩やかになります。
八塩山の山頂台地はブナの二次林になっています。

山頂台地のブナ林



ユキザサの実
 

                                          ツルシキミの実


林の中に花は皆無でしたが、キノコを少しだけ見かけました。

なおキノコについては自身暗いので他の詳しい御方から教えてもらった名前を書きました。

下の黄色い枝状のキノコはキホウキタケ、ニカワホウキタケ・・・




   


上左のピンクのキノコはアカイグチと教えて頂きました。
上右の青紫のキノコは、ムラサキアブラシメジモドキ、ナスコンイッポンシメジ・・・
と教えて頂きました。


山頂はブナ林のど真ん中なので木以外、何も見えませんが、
山頂台地はヘリの方に行くと、山々が眺められます。
まずは既に報告済ですが、鳥海山。






今日の鳥海山はどこを見ても雪の無い、真っ黒鳥海山でした。

遠くの山は南から。
雲のかかったのは栗駒山。手前の箱型の低山は東鳥海山。




焼石岳。




秋田駒ヶ岳(左)と岩手山。




他の高山は今日はよく見えないので省略。

北に保呂羽山。今日は午後から登ろうと思います。




下山は風ぴらルートを通ります。

こちらは地味な花ばかりですが、少し咲いておりました。

オオカニコウモリ



チヂミザサ
 

                                             ノブキ

ともに典型的な引っ付き虫で目いっぱい集られました。

キバナアキギリ



ミヤマセンキュウ
 

                                            トチバニンジン(実)


この後は「保呂羽山」に続く。

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