モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

カテゴリー「ガーデン紀行/本州」の目次

2023年11月18日 | ガーデン紀行/本州

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】
ブログを始めて三年目になると、
いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。
当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、
カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。
すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、
記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。
もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、
カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。
というわけで、記事数が多めのカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません
(現実には年一、二回やれればいい方かもしれません)。
ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。
冬場は山に行かないので、新ネタ記事は夏場に較べて格段に少なくなります。
しばしの間、「カテゴリーごとの目次」の新規作成や更新が続きますので、どうかご了承お願いいたします。


(記事の配列は訪問年月日が新しいものほど上にした。)


New 晩秋の北山緑化植物園・後編

New 晩秋の北山緑化植物園・前編

旧池田氏庭園・払田分家の紅葉(2021年11月8日)

家内と水心苑で紅葉を。(2021年11月5日)

New 男鹿・雲昌寺の紫陽花と夫婦松(2023年6月28日)

リアルタイム・ラベンダー(2020年6月23日)

初めての旧池田氏庭園(2013年6月1日)

憧れの土樋ガーデン(3)ウッド、シェード&ウィンドウガーデン

憧れの土樋ガーデン(2)有色領域

憧れの土樋ガーデン(1)白の領域

風雅舎の記憶(2003年6月29日)

「植花夢」マニアック植物紀行・後編

「植花夢」マニアック植物紀行・前編


土樋ガーデン
 
                                             植花夢


水心苑



以上。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩秋の北山緑化植物園・後編

2023年11月17日 | ガーデン紀行/本州

(本頁は「晩秋の北山緑化植物園・前編」の続きです。)

木を見ると、何故かホッとする。
今回、この植物園で一番気に入ったスポットはこちら。↓




時間があれば、ゆっくりベンチに腰掛けていたかった。下草のキク科を少し。




こちらは今まで見たことの無い野菊、‘キヨスミ’というシラヤマギクの品種だそうだ。

黄葉しているギザギザ葉はカシワバハグマ。

ツワブキ
 
                                     オオバナオケラ Atractylodes macrocephala


オオバナオケラは中国原産で生薬として利用されるとのこと。新鮮な頭花は紅紫色。

アカンサス・モリスはハアザミという別名があるが、こちらはキツネノマゴ科。

アカンサス・モリス



このところ拙サイトでもよく話題になっているシソ科を幾つか。

シモバシラ
 
 

                                                                                                                                         ピンク色のアキギリの仲間


メキシカン・ブッシュ(サルビア・レウカンサ)



メキシカン・ブッシュは日当たりの良い場所に伸び伸びと咲いていた。
秋田でも最近はよく見かけるようになったが、冬の間に傷むことが多い。

再び地味なシソ科。
クロバナヒキオコシなのに、この株の花はピンク味が強かった。  

 



右上のシソ科は小花だが、花色は目を引くピンク色だった。

カラミンサ・ネペタの改良品種と思われる。

手前のアオイ科はアニソドンテア・マルバストロイデス Anisodontea malvastroides か。




ここにはいろんなスタイルの庭園がひしめき合っている。



水生植物のエリア

ミズカンナ
   

                                      パニクム `ヘビーメタル' Panicun virgatum cv.


奥の建物は小蘭亭。関西でもいよいよ紅葉が始まっていた。




ひときわ紅いのはスズランノキ。
世界三大紅葉樹のひとつで、うちの庭にも十年くらい前から有るが、こんなに大きくない。
三大紅葉樹のもうひとつ、ニシキギも近くに有った。  

スズランノキ Oxydendrum arboreum(ツツジ科)

 
                                      カイノキ Pistacia chinensis (ウルシ科)


右上の
羽状複葉のみごとな紅葉はナナカマドに似ているが、ここは関西なのでたぶん違う種類だろうと思った。
帰ってから聞いたところ、YoYoさんいわくカイノキ(楷樹)ではないかとのこと。
孔子廟に植えられたり、酒のおつまみビスタチョに近縁と後で知る。

この紅葉は不明。マンサク科の何かだろう。




紅葉以外の葉色も愉しむ。

タチビャクブは北国ではお目にかかれない植物だ。
プレートには有毒だが、根を皮膚寄生虫の駆除に用いるとあった。
 
タチビャクブ Stemona sessilifolia (ビャクブ科)
 

                                          フィソカルプス `ディアボロ'


フィソカルプス `ディアボロ'は奇遇にもうち(モ庭)にも有った。

トキワマンサク `ブラックパール'



モクビャッコウ Crossostephium chinense




モクビャッコウの原産は東アジアの熱帯、亜熱帯地域。日本では沖縄の海岸に自生し、ヨモギ属に近縁とのこと。

秋田で育つかどうかわからんが、帰ってすぐに苗を購入してみた。

ユーフォルビア・ウルフェニー `ブラックパール'
Euphorbia characias ssp. wulfenii `Black Pearl'  
 
                                               パンパスグラス


パンパスグラスは魅力的なグラースだが、自身の経験では、秋田市での開花や維持は難しかった。

他にも秋田では見かけない植物がいっぱいあったが、キリがないので今回はこれくらいにしておこう。
これは・・・



イノシシ防除柵 です。
YoYoさんから

「イノシシが出没するようです。球根掘るので、センターの人嘆いてました。」と聞いていたが、
西国には北国とはまた違う悩みがあるようだ。

これは・・・

 

神戸ポートピアホテル。これは植物園とは全く関係ない。

今回の本業関係イベント会場のひとつ。
(^^;)あまりにも建物が立派だったので、つい・・・。

以上。

(本頁は2010年12月18日、旧ホームページ「モウズイカのガーデニング狂時代」にアップしました。)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩秋の北山緑化植物園・前編

2023年11月16日 | ガーデン紀行/本州

(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)

2010年11月中旬、社用で神戸に行くことになった。

折角なので、会社使命を果たした上で時間の許す限り、向こうの花どころも訪ねて来ようと思った。
どこか好い所はないものかと拙BBSで呼びかけたところ、
関西在住の花友YoYoさんから、
「北山緑化植物園、アクセスが良くないのがネックですが、
私は阪急電車で甲陽園まで行ってからタクシーを使います。ワンメーター+少々です。
タクシーに乗る前に、カブトヤマという喫茶店でコーヒーと
(これが美味しいんだわ)とツマガリのケーキをいただきま・・・」
との素晴らしい情報を頂く。




関西の庭や花どころを訪ねるのは、
2003年のロング化けーション(一例はこちら)以来、7年ぶりか。

このところ、私の庭巡りは、北日本に偏り気味である
(例えば、風のガーデン紫竹ガーデンイコロの森など)。

北方の広大な庭園やフワヒラ系高性宿根草を見慣れた目には、
この植物園、実にこじんまりとしており、しかもひとなつっこい雰囲気があった。

まずはボーダー花壇に行ってみる。




ビデンスの一種  
 

                                    パイナップル・セージ(サルビア エレガンス)


ボーダー陰の芝生で遊んでる幼児がコテコテの関西弁を話すのには驚いたが、

よく考えたら、(^o^;)此処は関西なのだった。




メリアンツス・マヨール Melianthus major (ミツバナ科)

   
                                   ムラサキルーシャン(リンゴアザミ)Centratherum punctatum


どちらも耐寒性はあまり強くない(後者はうちの無加温風除室ではすぐ枯れた)。

ムラサキルーシャンとセンニチコウのアップ。






セロシアの紅花品種

   

                                       サルビア・コクシネア `コーラルニンフ'

`コーラルニンフ'とセロシアのピンク品種



この二種はうちの庭でも毎年活躍している。
ともに一年草で冬枯れるので、採種しておき、翌年は種蒔きからスタート。


ご覧のようにこの植物園のボーダーでは、熱帯や亜熱帯、地域的には中南米原産の草花が多く取り入れられていた。

短日性が強く北国では鑑賞しにくい花たちが伸び伸びと咲いていた。

ここではバラがまだ咲いてる。さすが南国、いや西国だ。

パラ花壇



青系バラ ブルー・バユー Blue Bajou
   

                                       `エーデルワイス'という品種。

展示温室にも入ってみた。




中で垂れ下がっているのは・・・

エンジェルス・トランペット
   

                                                ホヤの一種


この花は何だろう?

アルテルナンテラ・ポリゴノイデス Alternanthera polygonoides (ヒユ科)



秋田では見たことの無い花なので拙BBSで問うたところ、

IDUさん、樹音さんに教えて頂く。
茎や葉の色は、地植えでは地味な紫色だったが、鉢植えではこのように紅葉しているものもあった。

こちらは、
フクシア `エンジェルス・イヤリング'




どっかで見たような品種だと思い、
後で調べたら、この植物園(西宮市植物生産研究センター)で作出された園芸品種とのこと。

ここで作出された園芸植物は他にも幾つかある。

アガスタケ `サマー・アメジスト'



これもアガスタケ?

 

                                        プレクトランサス `プレランサ'

後で拙BBSに友人のsetto8さんから、
左上の「アガスタケ?」は
サルビア・イオダンタ Salvia iodantha ではないかとのコメント。  

これもここで作出されたアガスタケだろうか。




後で拙BBSに友人のsetto8さんから次のコメントあり。

「バジルの仲間のようで、Ocimum basilicum の園芸品種の1つではないかと思います。
'Magic Mountain'というのが似ているように思いました。」

シソ科は難しいものだ。

後編」へ続く。

(本頁は2010年12月18日、旧ホームページ「モウズイカのガーデニング狂時代」にアップしました。)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

男鹿・雲昌寺の紫陽花と夫婦松(2023年6月28日)

2023年07月05日 | ガーデン紀行/本州

いつも私独りで山に行って花を見てますが、
今日は (´π`;)罪滅ぼしに・・・
と家内を連れて花見に出かけました。

場所は男鹿の雲昌寺。




ここは秋田市の自宅から一時間と少しで行けます。
詳細は ↓ のホームページをご覧ください。

極楽青土 Blue Heaven
死ぬまでに行きたい!世界の絶景公式WEBサイト

2017年国内ベスト絶景 第1位 秋田県男鹿半島 雲昌寺のあじさい



最近、地元メディアでも取り上げられたばかりなので、
混雑が予想されましたが、

6月28日は平日だし、予報も雨だったので、傘を持って行ってみました。

ところが
午前10時頃、指定の駐車場に着いたら、先着のお客さんで既にいっぱい。
途中で降っていた雨は止み、時おり日が差して暑かったです。
10分近く歩いたら、左側にアジサイの生垣が現れました。










案内に従い、境内に入ったら・・・

もう説明は要りませんね。写真だけ羅列します。






















奥の方に竹林もありました。




続いて、駐車場との行き帰りの途中に有った松の木です。

今までに見たことの無い樹形でしたので、こちらも報告しておきます。
















以上。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憧れの土樋ガーデン(3)ウッド、シェード&ウィンドウガーデン。

2023年06月30日 | ガーデン紀行/本州

(本頁は「憧れの土樋ガーデン(2)有色領域。」の続きです。)


土樋さんの凄いところは、裏山の雑木林をウッドランド・ガーデンにしようと頑張ってらっしゃること。 




手前はミズキの巨木。

 


さしあたっては、下草を刈り、カタクリのタネを一所懸命蒔いてる。

やがてはスプリングエフェメラルの花筵にしたい・・・

 


とのことだが、
「(^o^;)カタクリより先にテンナンショウが出てますね。」と言ったら、

 「(^_^;)ホントはこの植物、抜きたいのだけど、気持ち悪くて触るのも嫌なので・・・。
カタクリの球根は、片っ端からネズミに食べられてしまうので、
(つ‐T)いつになったら、花筵になることやら・・・」。





芝生の向こう、玄関付近はシェード(日陰)・エリアになっていた。

シェードガーデンの一部。




ギボウシ以外の白っぽい葉は
アエゴポディウム・ポダグラリア 'バリエガータ' Aegopodium podagraria 'Variegata'。

これは日なたでは増えすぎて困るが、この場所では大人しくしてますとのこと。
この場所、春の間はヘレボラス(クリスマスローズ)が頑張っていたようだ。 

トロリウス(キンバイソウ) Trollius の仲間。

 

冬に取り寄せたという青ケシ(メコノプシス)が
暑さにも負けず開花中。

これはソノウサイシン Heterotropa fauriei var. serpens だろうか。渋い素材も多い。



ロドゲルシア Rodgersia の一種と
シャクヤク。

 


右上は日本原産のロドゲルシア、
ヤグルマソウ  Rodgersia podophylla

こちらは山野草ズダヤクシュの仲間、
ティアレア 'スプリングシンフォニー'  Tiarella 'Spring Symphony'。




他にも紹介し切れないくらいいろんな山野草系が植わっていた。

なお土樋ガーデンは、春は球根花に覆われると聞く。
それはシェードや有色、ホワイトのエリアもそうなのだと聞かされて俄かには信じられなかった。
スイセンなど球根花の見苦しく枯れた葉っぱは、
今の時期は宿根草や一年草の繁みにうまく隠されていて見えないとのこと。

 広い場所にただ植えりゃ(苗を置きゃ)良いってもんじゃない。
この御方の計算能力、いやコーディネート力というかプロデュース力は凄い!!


庭巡りが終わった後、サンデッキで一息入れながら望む花や庭、
そして遠景は、絵画のように美しかった。







セイヨウカノコソウやシダルセア(手前の白い穂花)                      

 

右上はセイヨウカノコソウのアップ。




タネから育てたというデルフィニウム越年花。
ホワイトレースフラワーが微風に揺れる。

 



デルフィニウムが越年するとは!!
同じ東北、ほぼ同緯度なのに秋田では無理だ。
これはたぶん・・・ヤマセの影響で夏が涼しいせいだろう。





右隅にちょろちょろ写っているのは、バイカウツギ。 




♪ハア 電線も無え。看板も無え。自動車もそれほど走って無え( ̄も ̄;)☆\バキ

もちろん無粋な隣家の壁面も無いし、生活臭にも煩わされない。
こんなに広く無垢な田園風景を見渡せる個人ガーデンが他にあるだろうか。
少なくとも本州では稀有・・・。 

えらく長居してしまった。
そろそろお暇しよう。土樋さん。ありがとうございました。


土樋ガーデンから、絶えず南の方に見えていた山並みは奥羽山脈の秘境、和賀山塊だった。
左は高下岳(1322m)、真ん中辺はモッコ岳(1278m)、右の雪が光っているのが朝日岳(1376m)だろう。







土樋邸を振り返る。

左隅に岩手山がある。ということは、このお屋敷は南西の方角に開けていることになる。
 
以上。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする