モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

カテゴリー「焼石岳/夏」の目次

2023年08月18日 | 焼石岳/夏

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】
ブログを始めて三年目になると、
いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。
当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、
カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。
すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、
記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。
もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、
カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。
というわけで、記事数が多めのカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません
(現実には年一、二回やれればいい方かもしれません)。
ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。
冬場は山に行かないので、新ネタ記事は夏場に較べて格段に少なくなります。
しばしの間、「カテゴリーごとの目次」の新規作成や更新が続きますので、どうかご了承お願いいたします。


(記事の配列は登山した年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)

New 晩夏に焼石岳リベンジ3(2022年8月29日)

New 晩夏に焼石岳リベンジ2(2022年8月29日)

New 晩夏に焼石岳リベンジ1(2022年8月29日)

晩夏の焼石岳を下る。後編(2017年8月27日)

晩夏の焼石岳を下る。前編(2017年8月27日)

焼石岳は真夏も花が多かった。2(2017年8月6日)

焼石岳は真夏も花が多かった。1(2017年8月6日)

焼石岳のお花畑は霧の中・後編(2022年8月5日)

焼石岳のお花畑は霧の中・前編(2022年8月5日)

花の焼石岳・真夏の陣。後編(2021年8月5日)

花の焼石岳・真夏の陣。前編(2021年8月5日)

New 焼石岳・暑中登山3(2023年7月29日)

New 焼石岳・暑中登山2(2023年7月29日)

New 焼石岳・暑中登山1(2023年7月29日)

真夏の焼石岳に絶景を見た。(2018年7月27日)

アヤメの咲く頃、焼石岳に行ってみた。(2017年7月14日)

焼石岳のイエローガーデン(2017年7月8日)

初夏の焼石岳。東成瀬ルート・後編。(2018年6月23日)

初夏の焼石岳。東成瀬ルート・前編。(2018年6月23日)

久々の焼石岳お花畑。(2017年6月17日)

花の焼石岳・初夏の陣。後編。(2021年6月10日)

花の焼石岳・初夏の陣。前編。(2021年6月10日)

焼石岳花紀行(2019年6月4日)



2019/06/04 姥石平のお花畑。バックは焼石岳。



2017/07/08 焼石沼付近のお花畑。バックは三界山。



以上。

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焼石岳は真夏も花が多かった。2(2017年8月6日)

2023年08月17日 | 焼石岳/夏

(本頁は「焼石岳は真夏でも花が多かった。1」の続きです。)


あまり知られていないが、
九合目・焼石神社より下、東成瀬ルート沿いの斜面(仮に「秋田斜面」と呼ぶ)にも花が多い。
しかも今まで出ていない花がイッパイ咲いている。同じ山なのに何故こうなのだろう。

九合目から秋田側を望む。

 


秋田斜面に多いのは今頃の季節ならば、タカネナデシコ、そしてイワオウギ。
まずはタカネナデシコ。



                         タカネナデシコの白花

 
                                                                                    タカネナデシコとカンチコウゾリナ


イワオウギは東北地方では珍しく、此処と和賀山系ぐらいかもしれない。




イワオウギの群生。




他にも変わった花が目白押し。

昨年の盛夏に訪ねた真昼岳のお花畑(こちら)を思い出させるようなフロラだ。

                     ハクサンサイコとタカネナデシコ 
 
                                                              オオレイジンソウ。手前のボケた花はハクサンフウロ。


                                        オクトリカブト?    
 
                                                                                           マルバダケブキ


秋田斜面では、よく似たトウゲブキとマルバダケブキが一緒に生えている。
トウゲブキは丈がやや低く、頭花の基部に苞葉があり、花色は明るい黄色。
マルバダケブキは苞葉が無く、花色はオレンジがかっているので遠目でも識別可能だ。

この斜面にはクガイソウやオニシモツケも多く、七月にはシナノキンバイも咲いている。
日本アルプスの亜高山帯によく見られる広葉草原に似た雰囲気だ。

クガイソウやオニシモツケなど。バックの山は焼石岳山頂。

 

                                タマガワホトトギス   
 
                                                                                        タカネセンブリ


タカネセンブリはかつてはヤケイシセンブリと呼ばれ、特産種とされた。


秋田斜面の次は南本内岳の手前にある名無し沼まで寄り道してみる。
この沼の畔にクガイソウのみごとなお花畑を見つけた。

クガイソウやオニシモツケ、トウゲブキなど。






クガイソウ



オニシモツケ



トウゲブキの多いエリア。




                                          クルマユリ  
 
                                                                                                 ミヤマリンドウ


その後は笹薮を少し掻き分けて花のメッカ、姥石平へ。

6月とはだいぶ雰囲気は違うが、花はけっこう咲いている。




今の季節はギボウシの仲間(オオバギボウシとコバギボウシ)が多く、

それらにトウゲブキやハクサンシャジン、ハクサンフウロ、クルマユリなどが混じっている。
先ほど通った秋田斜面や南本内岳のお花畑よりも、草丈が低いし、構成種も少し違っている。








 
                                     ハクサンフウロ


ここにも二度咲きのハクサンイチゲが有った。

ハクサンイチゲとハクサンフウロ。

 

チクチク痛いのはウゴアザミ。
オクキタアザミはトウヒレン属であり、痛くない。鳥海山と焼石岳だけに分布と聞く。
 

                                   ウゴアザミ  
 

                                                                                                         オクキタアザミ




姥石平を振り返る。
この辺りは六月、ハクサンイチゲの海になっていた場所だ。




以上。


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焼石岳は真夏も花が多かった。1(2017年8月6日)

2023年08月16日 | 焼石岳/夏

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。


8月6日は今年(2017年)四回目の焼石岳だ。

今回は姥石平や山頂付近のお花畑(6月はみごとだが、7月は休む)が真夏になって復活したかどうかの確認、
また可能ならばハクサンイチゲの二度咲きを見たいと思い、中沼コースから登ってみた。

ハクサンイチゲの二度咲きシーン



今回の非合法マップ。



この日、秋田側は晴れていたが、岩手側は雲がかかっており、景色はさっぱり見えなかった。

いつもなら中沼ではゆったりとした横岳の姿が見えるのだが、今日は何も見えなかった。
しかし沼の畔は黄色い花に覆われていた。 

中沼のトウゲブキ群生。




                                    トウゲブキ  
 


この沼には、ドクゼリもやたらと多い (右上)。
オミナエシかと思ったら、マルバキンレイカだった。


 


右上はショウキランの咲き残り。
白神岳(こちら)に較べたらしょぼいが、焼石でも遭遇した。 

上沼付近もトウゲブキが多かった。

上沼



上沼の後は小さな湿原と広葉樹林が交互に現れる。
銀明水付近で見た花たち。

          ミズギク
 
                                           ヒオウギアヤメ


ミヤマキンポウゲ



この山ではシナノキンバイとヒオウギアヤメが一緒に咲く。他の山では見られない組み合わせだ。
七月が見頃だがまだ咲き残っていた。

シナノキンバイとヒオウギアヤメ。他にカラマツソウなど。

 


ダラダラ続く灌木帯を抜け、道端にハクサンシャジンが現れて来ると、姥石平が近い。

ハクサンシャジン



姥石平まで登ったら、青空が出てきた。

なお今回も姥石平は帰りにゆっくり眺めるとして、焼石岳山頂へ直行する。

泉水沼と焼石岳山頂


山頂への登りに取り付いたら、
キンコウカが咲き出していた。

 



稜線に出たら、ネバリノギランとハクサンシャジン。 


 

                                                                                 
またハクサンシャジン・・・。あれっ (´π`;) 

ハクサンシャジンとハクサンイチゲ


いつの間にかハクサンイチゲが現れていた。これが二度咲きハクサンイチゲなのだった。

ハクサンイチゲ



他にはウスユキソウが古くなっても頑張っていた。

                         ウスユキソウとハクサンシャジン  
 
                                                                                      ウスユキソウ


山頂から来し方を望む。下に泉水沼。奥に横岳。
 


山頂でアサギマダラに遭遇。

アサギマダラ

  


           キオン
 
 
                                             トウゲブキ 


トウゲブキは山頂にも多かった。
結局、この花は標高900mの中沼の畔からずっと咲き通しだった。
もしかしたら焼石はトウゲブキが日本一多い山かもしれない(そのかわり、(T_T) ニッコウキスゲが無い)。

この日、山頂は晴れていたが、雲が邪魔して遠くの山々(鳥海山など)はマッタク見えなかった。
今回は花に徹すべく、山頂から九合目・焼石神社へと降りて行く。 

秋田側(東成瀬ルート方面)を望む。右奥は三界山。



途中、ハクサンシャジンが多かった。



        ハクサンフウロ
 
                                          タテヤマウツボグサ




焼石岳は真夏も花が多かった。2」へ続く。

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焼石岳・暑中登山3(2023年7月29日)

2023年08月12日 | 焼石岳/夏

(本頁は「焼石岳・暑中登山2」の続きです。)

焼石岳の広大なお花畑、姥石平はどこから始まるのだろうか。
緩い坂道を歩いていると、突然、目の前に主峰の焼石岳や東焼石岳、
六沢(むざ)山の三山が並んで見える場所に到着する。

この場所を仮に姥石平の始まりとしよう。
それまで見られなかったハクサンフウロやハクサンイチゲの花が現れるのもこの辺りからだ。

焼石岳が目の前に突然現れた。



東焼石岳も突然現れた。



クガイソウ
 

                                                                                                                                                            ハクサンフウロ


右手に六沢(むざ)山



少し歩くと、経塚山と天竺山の重なりも見えて来る。




姥石平のお花畑と花たち。

姥石平。バックは焼石岳。



今の時期はトウゲブキ、コバギボウシが多く咲いていた。左奥は泉水池。




トウゲブキ
 

                                                                                                                                                                  コバギボウシ


ハクサンシャジン
 

                                                                                                                                                                       タカネアオヤギソウ


イブキトラノオは終わり頃。
 
                                                                                                                                                          クルマユリも終わり頃。


今回の登山は体力の消耗が激しかったので、一昨年の真夏と同様、山頂は諦めた。
ただし鳥海山だけは見たいので、横岳との鞍部まで上がってみることにした。
今日、鳥海山は早朝5時頃、横手市平鹿町を掠めた時はぼんやり見えていた。
その後も空は晴れて澄んでいたので、
鞍部まで行けば、鳥海山はきっと見えるはずと思ったが、

(T_T)残念。雲に包まれ、見えなかった。
よって今日はここまで。鳥海山をイマジンしながら、握り飯を食べる。

鞍部の少し上から西焼石岳を眺める。鳥海山は雲の中だった。



西側の窪地を見下ろす。



鳥海山がよく見えた2018年7月27日の焼石岳行きは ⇒ こちら


鞍部付近のお花畑。キオンやミヤマトウキなどが多かった。




焼石岳本体で咲いていた花たち。

ミヤマトウキ



キオン
 

                                                                                                  ミヤマアキノキリンソウとハクサンフウロ


ハクサンイチゲ



ウスユキソウ



ミヤマリンドウが少し。



南側の横岳を眺める。




帰り道、
県境付近から焼石岳(左端)と横岳を振り返る。




以上。

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焼石岳・暑中登山2(2023年7月29日)

2023年08月12日 | 焼石岳/夏

(本頁は「焼石岳・暑中登山1」の続きです。)

中沼から先は森林と渓流だが、10分程度で上沼に到着。
上沼は中沼よりも湿原化が進行している。

上沼



途中、多く咲いていたのは、トリアシショウマだった。

トリアシショウマの花
 

                                          トリアシショウマの葉のみ


よく似たヤマブキショウマはここでは花が終わっていたので、

銀明水の上で見た新鮮な花を載せておく。

比較の意味でヤマブキショウマ



上沼から先は渓流のような登山道を歩く。

この山では長靴を履いた登山者が多いのはそのためだろう。
ここは初夏の雪解けの頃は水量が多いが、今回、水は涸れ気味だった。
その渓流道が終ると、花の多い湿原に変わる。

トウゲブキでビッシリの湿原






このような湿原は銀明水までの間、森林を挟みながら、数回現れる。

もう少し早い時期ならば、リュウキンカやヒオウギアヤメなどが咲いているが、
今はトウゲブキでビッシリ、それにコバギボウシやミズギクが混じっている。

コバギボウシも混じっている。
   
                                             ミズギク


銀明水が近くなると、湿原の奥に屏風のような横岳が間近に見えるようになる。

銀明水下の横岳を望む湿原


湿原のお花畑



その後、森の中を少し歩くと、やっと銀明水に到着。

樹林下でツルアリドオシが開花中。
 

                                        銀明水のシンボルツリー・ダケカンバ


ここは真夏でも冷たく美味しい水が湧き出る場所。

そのおかげで、焼石は携帯する水の量が少なくて済む。

銀明水の休憩所



銀明水



オオバタケシマランには実がついていた。




ウゴアザミ



銀明水を過ぎると、それより上の登山道沿いには高木が無くなる。

傾斜も日差しもきつくなり、夏場の焼石では最もつらい区間(秋は紅葉が素晴らしい区間)が始まる。
姥石平分岐まで手持ちの山と高原地図ではコースタイム1時間10分のところ、たっぷり2時間かかってしまった。
湿った斜面ではシナノキンバイやヒオウギアヤメが咲き残っていました。

シナノキンバイ






ヒオウギアヤメ
 

                                           オニシオガマ


このオニシオガマは特別に早く咲いた個体。通常は八月中旬~九月に開花する。

モミジカラマツ
 
                                            コバギボウシ



チョウジギク



これは特別に早く咲いたチョウジギク。オニシオガマ同様、通常は八月中旬~九月に開花する。

次の花は銀明水と姥石平の中間地点にあるチョウジギクの群生中に咲いていた。
同属のウサギギクに較べると頭花の舌状花は貧弱だった。

両種の雑種、ガッサンウサギギクかもしれない。

ガッサンウサギギク?
 


右上は2017年7月14日、姥石平で見たウサギギク。


焼石岳・暑中登山3」へ続く。

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