モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

カテゴリー「早池峰山」の目次

2023年09月26日 | 早池峰山

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】
ブログを始めて三年目になると、
いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。
当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、
カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。
すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、
記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。
もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、
カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。
というわけで、記事数が多めのカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません
(現実には年一、二回やれればいい方かもしれません)。
ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。
冬場は山に行かないので、新ネタ記事は夏場に較べて格段に少なくなります。
しばしの間、「カテゴリーごとの目次」の新規作成や更新が続きますので、どうかご了承お願いいたします。


(記事の配列は登山した年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)


九月の早池峰山はナンブトウウチソウだらけ。(2018年9月11日)

晩夏の早池峰山。後編。(2020年8月19日)

晩夏の早池峰山。前編。(2020年8月19日)

2017年四回目の早池峰山(2017年8月3日)

早池峰3rd(2017年7月20日)

New 蛇紋岩マジックへのいざない・後編(2022年7月6日、早池峰山)

New 蛇紋岩マジックへのいざない・前編(2022年7月6日、早池峰山)

早池峰2nd(2017年6月29日)

久々の早池峰山(2017年6月6日)


2022/07/06 ミヤマオダマキとハヤチネウスユキソウ。



2018/09/11 ナンブトウウチソウ。バックは薬師岳。



以上。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

九月の早池峰山はナンブトウウチソウだらけ。(2018年9月11日)

2023年09月24日 | 早池峰山

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。

7月末以降、わけあって山歩きを自粛していたが、9月11日より突然再開。
この日は今年まだ一度も行ってなかった早池峰山をめざす。

小田越えまで車道を歩いてる時、早池峰山は雲を被っていたが、
森林限界の一合目(御門口)に着いたら、ご覧の通り、晴れわたっていた。


一合目(御門口)から早池峰山を望む。




今回の非合法マップ
 



もう花は無いだろうと思っていたら、けっこう有った。


キンロバイ                                                                                                   ナガバキタアザミの咲き残り。
 


ウスユキソウの古花

 



コウメバチソウ                           ハヤチネウスユキソウの枯れ花
 



コウメバチソウの花はとてもちっこい。なおただのウメバチソウはもう咲き終わっていた。

今回、圧巻だったのはナンブトウウチソウ。
既に花のピークは過ぎていたが、まだまだ見れる。

ナンブトウウチソウ。バックの山は薬師岳。


 


しかも量が多い。穂も長くなった感じ。


ナンブトウウチソウ                                                                                   ナンブトウウチソウ

 


ナンブトウウチソウ。バックの山は薬師岳。

 


ナンブトウウチソウを更にもう二枚。







この花は昨年8月3日に登った時に開花を確認している。

ということは一ヶ月以上、咲き続けていることになるが、もっと長く咲いている花も有った。
ナンブトラノオだ。こちらはなんと昨年6月29日に開花を確認している。
ナンブトウウチソウのように同じ株が咲き続けているわけではないが、凄いロングランナーと言える。
どちらも早池峰山の固有種だ。

ナンブトラノオ
 



小さな紅葉も見つけた。


ミヤマキンバイとハイマツ                                                                          ウラシマツツジ

 



ミヤマヤマブキショウマの草紅葉


 


サマニヨモギの枯れ花。                                                                         チシマフウロの残花と紅葉

 





山頂に着いたらガスが湧いてきた。




それでも岩手山の先っちょが見えた。

早池峰山頂から岩手山を望む。                                                                   山頂で出会ったクジャクチョウ

 



今回の早池峰山、紅葉にはまだ早かったが、夏の残り花には恵まれた山行きだった。


花巻市東和町にある棚田風景は以前からちょっと気になっていた。
今回、早池峰山に行ったついでに寄り道してみた。 









植わっているのは何だろうと近寄ってみたら・・・

野草のジュズダマいやハトムギか。                     これはヒエだろう。
 




近くにはもっと凄い棚田風景もあると聞いた。
また機会をみて寄ってみよう。

以上。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩夏の早池峰山。後編。(2020年8月19日)

2023年09月04日 | 早池峰山

(本頁は2020年8月30日に初回アップ、訂正を加え、2023年9月4日に再アップした。)
(本頁は「晩夏の早池峰山。前編。」の続きである。)



御金蔵の上の登りから薬師岳を振り返る。




序でに河原坊方面(駐車場)を見下ろしたら、なっ( ̄π ̄;なんと柿の種号を見つけた。




早池峰山頂方面を望む。




天狗の滑り岩方面を望む。




久々なので天狗の滑り岩の鉄梯子を詳しく。

 




この梯子を上下するのはこれで十数回目・・・・。
この梯子のおかげで我々は容易に早池峰山に登ることが出来る。




梯子の上では(下の方で終わっていた)イブキジャコウソウやタカネナデシコが咲き残っており、
ピンクの花がまた優勢になった感じ。


イブキジャコウソウやウメバチソウなど。




タカネナデシコ




鉄梯子を越えると、ほどなく稜線(剣ヶ峰分岐)に到着する。

剣ヶ峰分岐から山頂を望む。



そこから先、道は平らになるとともに植生も一変。
北側の斜面はアオモリトドマツなどの樹林にびっしり覆われ、
木道の両側には御田植場と呼ばれる湿性のお花畑が広がる。

アオモリトドマツの松ぼっくり
 
                                   シロバナトウウチソウ(左奥にヨツバシオガマの枯れ花)


初夏の御田植場には、イワカガミ、ヨツバシオガマ、ハクサンチドリ、
コバイケイソウなどの一般的な高山植物が咲き乱れていた。
いずれも東北の他の高山では比較的低所から咲き出す花たちだが、
早池峰山では逆転して山頂稜線に生えている(途中には無い)から面白い。
八月になったらこれらの花たちも終わり、地味なお花畑になっていた。
シロバナトウウチソウは東北の高山ではごく普通の花だが、
早池峰ではこの付近だけに咲いている。
このエリアには固有種ナンブトウウチソウは見られなかった。
ここは蛇紋岩の呪縛から解放されているエリアかもしれない。


 
その後、山頂までの短い区間、今まで見なかった丈の有る花たちが出迎えてくれた。

ガンジュアザミ 
 
                                           ミヤマセンキュウだろうか。


山頂から剣ヶ峰方面を振り返る。



カンチコウゾリナ
 

                                                                                                            山頂標


平日なのに山頂は割と密だった。
南側には隣の薬師岳が大きく望めるが、北側は靄のせいで岩手山や秋田駒ヶ岳は見えなかった。

山頂から南側、薬師岳を望む。



誰も居ない北面の岩場



誰も居ない北面の岩の上で昼飯を食べ、
あたりを廻ったら、ハヤチネウスユキソウやミヤマアケボノソウの咲き残りがチラホラ有った。

ハヤチネウスユキソウの古花



ミヤマアケボノソウの残り花
 


ネバリノギランやウスユキソウ



ミヤマアキノキリンソウ


下山時は薬師岳が常に目の前にある。



針葉樹林帯のシカ除けネット。
 
                                                                                            カニコウモリ


2018年に登った時、シカの親子に遭遇している。
今回、左上の物々しいネットを見て、それが食害を及ぼすレベルにまで増えたのかと驚く。

そう言えば、以前は一合目より下の針葉樹林帯の登山道脇にカニコウモリがいっぱい生えていたが、
今回はその姿は無かった。
シカの食害に遭ったんだろうか。
なお上右のカニコウモリは河原坊近くの道路端で見たもの。

小田越えまで降りて道路(県道25号線)を歩き出すとすぐ、早池峰山がよく見えるポイントがある。




「早池峰山よ。今日も素晴らしい花を見せてくれてありがとう。」と言って通り過ぎた

のはいいが、この後、走った釜石自動車道(東和インター付近)で
岩手県警から(`◇´)御用を言い渡された。

2017年秋以来、約三年ぶりの青切符。今回の越境登山はえらく高いものになってしまった。(T_T) 


以上。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩夏の早池峰山。前編。(2020年8月19日)

2023年09月03日 | 早池峰山

(本頁は2020年8月30日に初回アップ、訂正を加え、2023年9月3日に再アップした。)

鳥海山に行った(こちら)翌8月19日は早池峰山に登ってみた。
このお山には2017年から2018年にかけて五回ほど行ったが、八月中下旬にはまだ行けてなかった。

今頃の時期はナガバキタアザミが開花してる筈だ。
この花は地味で知名度はイマイチだが、本州では早池峰山にしか無い花とされている。

今日咲いていることを祈りつつ、
午前三時頃、秋田市を出発。河原坊に車を置き、6時半から歩き出す。

午前6時半、河原坊駐車場から中岳を望む。



今回の非合法マップ



小田越えルート登山口



針葉樹林帯の道



森林限界になった途端、登山道はそれまでの土や石ころの道から巨大な岩盤に変わる。




あまりの変貌ぶりに初めての方は唖然とするかもしれない。
一合目・御門口。この先はずっと岩の上や間を歩くことになる。



蛇紋岩の岩場に咲く花たち。登り始めから順に。

キンロバイ



固有種のミヤマヤマブキショウマは紅葉の兆し。

 
                                                            蛇紋岩の断面。つるつるとよく滑る。





ほどなくしてナンブトウウチソウの群生地。



ナンブトウウチソウ




ナンブトウウチソウの穂花はまだ短い。
この穂花はこれから九月にかけてもっと長く美しくなる筈。

ミヤマシャジン
 
                                                                                                         ナンブトラノオ


ナガバキタアザミはアザミではなくトウヒレン属。
なので棘は無し、触っても痛くない。




ナガバキタアザミ



近縁種のオクキタアザミは前日、鳥海山で見た。素人目には区別が難しい。

ナガバキタアザミ。早池峰山にて。
 
                                                                                                                                             オクキタアザミ。2020/08/18、鳥海山にて。


途中から白い花が多くなってきた。

オヤマソバ



ウメバチソウ 
 
                                                                                                           シラネニンジン


セリ科はシラネニンジンが多いのだが、今回は葉がもっと細かいミヤマウイキョウにも会え、嬉しかった。


ミヤマウイキョウ



カトウハコベは地味だが、
蛇紋岩植物の最たるもので早池峰以外は至仏山、夕張岳などごく限られた山にしか無い珍しい種類。

カトウハコベ


早池峰山にはウスユキソウの仲間が二種ある。

最初に目にするのはウスユキソウで、ミネウスユキソウとしている書籍もあるが、
違いがわからないのであえてウスユキソウとした。

今日は途中からご一緒した紳士に花の名を教えながら登ることになった。
これはハヤチネウスユキソウではなく、「ただのウスユキソウ。」と教えたところ、
あとでタダノウスユキソウと覚えられてしまったことが判明した。
花の名を教えるのは難しいものだ。

ウスユキソウ
 
                                                                                                          ハヤチネウスユキソウ


エーデルワイス似のハヤチネウスユキソウは既に古くなっていた。
新鮮なものを見たければやはり七月に来るしかない。

五合目・御金蔵


五合目・御金蔵あたりから花の種類が少し変わって来る。

新しくチシマフウロやサマニヨモギなどが現れる。

チシマフウロ
 
                                                                                                          サマニヨモギ


ハナイカリ

 

右上はウラシマツツジ。他にサマニヨモギ、イワウメなどが混じる。


後編」へ続く。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年四回目の早池峰山(2017年8月3日)

2023年08月14日 | 早池峰山

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。


今年、早池峰山に登るのはこれで四回目だ。

前回(7月20日)、訪ねてからまだ半月しか経っていないが、
8月になって秋めいた花も咲き出しているのではないかと思う。

今日の天気は河原坊から歩き出した途端に晴れ出し、
一合目の御門口付近ではご覧のように青空になり、向かいの薬師岳もよく見えたが、
その後はすぐにガスってしまい、景色はほとんど見えなくなった。
よって今回は花の羅列になるが、真夏には珍しく熱中症の心配の要らない山行きになった。
 

早池峰山特産種のひとつ、ナンブトウウチソウと薬師岳。一合目の御門口付近にて。



たぶん今年は今回で最後かもしれないので、低いところから順に花をピックアップして行く。

小田越から針葉樹林帯を歩き出すと、カニコウモリがやっと咲き出していた。


カニコウモリ  

 
                                                                                                                 ミヤマハンショウヅル 



森林限界付近で真っ赤なクルマユリを見た。上にも咲いているのかなと思ったが、それきりだった。




キンロバイは前回(7月20日)よりも花数が増えたように感じた。



ナガバキタアザミ
 
                                                                                                                  ホタルサイコ


ナガバキタアザミは北海道には多いが、本州では早池峰山だけと聞く。

今回、花を期待して行ったのだが、まだ蕾しかなかった。個人的には先週、大雪山で見たので良しとしよう。
しかし印象はだいぶ違っていた。

ホタルサイコは前回、登った時も少し見かけたが、今回は森林限界付近のあちこちで咲いていた。

続いて現れたキキョウ科はミヤマシャジンだろうか。もしそうだとしたら北東北では珍しい花。



ハヤチネカラマツ?

(一緒にホタルサイコやたぶんハクサンシャジン)  
 
                                             オヤマソバ


更に地味な花ばかり続くが、

いずれも早池峰特産か東北ではここでしか見られない花ばかり。

紅葉しかけたミヤマヤマブキショウマとホソバツメクサ



カトウハコベは蛇紋岩植物の典型として知られる。
前回、山頂付近で初めて遭遇したが、花付きがよくなかったので写真は載せなかった。

今回は山頂付近の他に御門口付近でも見つけた。
こちらも花付きはイマイチだったが、一応、掲載させて頂く。




ミネウスユキソウはまだ健在だった。 

ミネウスユキソウ 
 
                                                                                                      イブキジャコウソウやタカネナデシコ


今回は斜面のあちこちでピンク色の花が咲いていた。

イブキジャコウソウ




タカネナデシコのピンクが特に目立った。
地元の詳しい方によると今年はこの花が当たり年らしい。




竜ヶ馬場付近の緩斜面には、前回(7月20日)もそうだったが、
サマニヨモギとチシマフウロが多い。




サマニヨモギ
 
                                                                                          チシマフウロ


ヨモギの仲間は風媒花だとばかり思っていたが、

サマニヨモギにはアブの仲間が盛んに訪花していた。このレベルだと虫媒花としても十分やっていけるようだ。

天狗の滑り岩鉄梯子。
今回はそろそろ盛りを迎えたナンブトウウチソウを添えて。
 



 

前回(7月20日)、初登場したミヤマアケボノソウ。
南斜面にも多いが、山頂部には大株が多く、今頃が盛りだった。

ミヤマアケボノソウ
 
                                      ミヤマアケボノソウ(右にミヤマアズマギク咲き残り)


ミヤマアケボノソウ(上の方にナンブトラノオの古花)

 

                                           ナンブトラノオ咲き残り



ナンブトラノオは開花期間の長い花だが、さすがに八月になると少なくなる。
しかし山頂稜線を剣ヶ峰の方に向かったら、岩陰にまだ新鮮な物が有った。 

ミヤマダイモンジソウ



もう終わりかなと思っていたハヤチネウスユキソウだが、山頂稜線ではいまだに新鮮なものが残っていた。 

ハヤチネウスユキソウ   
 



南斜面の咲き残り。




何度も申し訳ない。
他の山では見られないコンビネーションなのでもう一枚。

ミヤマアケボノソウとハヤチネウスユキソウ
 
                                                                     カンチコウゾリナ


稜線を西の方に歩いたら・・・

ハクサンシャジン。右端にタカネウスユキソウ 。



タカネヤハズハハコ(タカネウスユキソウ) 
 
                                         チシマギキョウ咲き残り


以上。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする