モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

秋田県南の山々・春姿(2024年4月10日)

2024年04月24日 | 秋田県南の低山

(本頁は「横手実家の事始め」の続きである。)

4月10日は横手市十文字町にある実家に行った。
今回はこの日、実家付近と秋田市自宅へ帰る途中に眺めた山々を列挙してみる。
朝、実家に移動中、鳥海山は雲を被っていたが、
実家が近くなったらやっと晴れて全貌が見えるようになった。
実家に着く直前、実家近くの眺めの好い場所から鳥海山を眺める。
秋田県南特有の富士山似の鳥海山だ。







鳥海山の左側(東側)に少し離れて突き出した箱形の山はなかなか同定できないでいた。
拡大して見ると・・・。




たぶん遠上山(1008m)ではないかと思う。
読みは「とおかみやま」だろうか。ネットで検索してもわからなかった。

遠上山の更に左側(東側)に連なる山々。




左から姥井戸山(927m)、観音森?、丁岳(1146m)ではないかと思う。

南の方角には、東鳥海山(権現山)(777m)。




東鳥海山の左側(東側)には泥湯三山。
左から小安岳、高松岳、山伏岳など1300m級の山々(火山)が並ぶ。




お昼頃、十文字町の別場所(柳原付近)から、また鳥海山を眺めた。

鳥海山の左に突き出した山は遠上山か。







上写真で鳥海山の右に子供のように付き従うピークは稲倉岳だ。

この場所からは南に神室山、東には焼石岳が見える。

神室山



焼石山塊






昼にまた実家に戻ったら、東側の山がよく見えるようになっていた。


栗駒山



泥湯三山と左に吹突岳(ふっつけだけ)



秋田市自宅への帰り道。

美郷町付近から、真昼岳と和賀岳を望む。

真昼岳(1059m)



和賀岳(1439m)



以上。

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秋田県南の山を全部?見る。(2024年2月17日)

2024年03月05日 | 秋田県南の低山

(本頁は「神室連峰の冬姿を愉しむ。」の続きである。)

2月17日は終日晴天が続いた。
めったにない機会なので、今回は秋田県南の山を全部見て帰ろうと思った。
県境を越えて秋田に戻り、最初に行ったのは旧雄勝町の秋ノ宮地区。
役内川の谷あい奥に神室山が見えた。




川井地区までから進み、アップで眺めてみる。




ずっと神室山の山頂かと思っていたのはレリーフピークだった。
神室山山頂はその陰に隠れており、ここからは見えなかった。

湯ノ岱から虎毛山を望む。本写真のみ、2015年4月2日撮影。



虎毛山は極めて奥深い山だ。
秋田側でその姿を望める低地はここ一箇所しかないと私は思う。


参考マップ


秋ノ宮川井から横堀に戻ったら、

目に入ったのは東鳥海山。左手前の建物は道の駅おがち「小町の郷」。



山と渓谷オンラインによると、
「権現山とも呼ばれる信仰の山で、山頂には東鳥海山神社が祭られている。(一部略)
山容が西方の鳥海山に似ていることや、山頂に「鳥ノ海」と呼ばれる窪地があることなどから、
東鳥海山と呼ばれるようになった。」
とのこと。
私の育った十文字町から見る山容は昔の弁当箱のようで、母は「権現山」と呼んでいたように記憶している。
ところでこの付近から、本物の鳥海山は山々に隠れて見えないが、
マップ上の中村まで行って、西を望むと山頂部だけが見える。




ちょっと戻るが、湯沢市相川付近から、フタコブラクダのような甑山が見えていた。




中村集落から宇留院内峠を越えて稲庭町方面に向かうと、南東の奥に栗駒山が現れる。



栗駒山は宮城岩手秋田三県にまたがって聳えているが、
秋田県の低地からは見えにくい。
低地で比較的近くから栗駒山が見える場所はこの稲庭町付近から旧皆瀬村の北部に限定されている。
なお稲庭町は稲庭うどんの産地として有名だ。
稲庭町から北上すると、雄長子内(おちょしね)山と雌長子内(めちょしね)山の夫婦山が
西側に現れるが、今回は省略。
漆器で有名な川面を過ぎて駒形地区から南を振り返ると、

泥湯三山(小安岳、高松岳、山伏岳)が見えた。



この三山は秋田の県南地方ならばどこからでもよく見える。
増田町を過ぎて、十文字町に入ると、西に鳥海山が見え出す。

午後は逆光気味になり、朝よりは見えにくい。




十文字町を通ったので、実家も掠めていく。



今年は暖冬で
屋根の雪下ろしをしない年になりそうだ。
こんなことは今まであっただろうか。

実家から見た東の山々。
最近は「りんご三山」とも呼ばれるようになった。




どうでもいいことだが、我が実家からは東山と栗駒山も見える。




北の方を見ると、黒森山(763m)と御嶽山(751m)。




横手から先の帰り道だが、今日は思う処が有り、

いつも走る国道13号線ではなく、
主要地方道71号線(大曲横手線)を走ってみた。

以下は全て途中の(大仙市)角間川付近からの眺めだ。

黒森山と御嶽山。




真昼岳と女神山。




真昼岳。




和賀岳方面。



秋田駒ヶ岳も見えた。




南東方面を振り返ると、今日は焼石岳や栗駒山も見えた。

今日この道を走ったのは、この二山を仙北平野から眺めたかったからだ。




焼石岳




栗駒山




今日は秋田県南の山々をほぼ全部見て来たことになる。
ほぼ全部と言ったのは、今回、虎毛山を見ていないからだ。
本文中の虎毛山は2015年4月2日撮影の写真を使用した。


暖かい二月の鳥海山」へ続く。



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東山って知ってますか。

2024年02月23日 | 秋田県南の低山

昨年末から秋田や近くの山の姿形について順次語っている。
焼石岳(こちら)の次はその南西にある東山だ。
このお山、秋田でも南東の端っこ、岩手との県境にあり、
奥地なので平地からは見えにくい。

秋田では国道13号線を南下、横手市十文字町から平地を少しだけ、
西側に移動すると(十文字町植田付近まで行くと)

南東の山あいにラクダのコブのような変わった姿を現す。
ラクダは確かフタコブまでと聞いているが、このお山はミツコブだ。

2017/12/31 十文字町植田付近から東山を望む。



東山やそれが見える十文字町植田の位置は次のマップで確認いただきたい。

参考マップ



ところで同じ場所(十文字町植田)からは東山のすぐ左側(北側)に焼石の山なみが望まれる。

2017/12/31 十文字町植田付近から焼石岳の山塊を望む。



東山の読みは変わっている。
私はずっと「ひがしやま」と思っていたが、
約十年前、山と渓谷社・発行の新分県登山ガイド4「秋田県の山」を読んだところ、
「とうざん」と読むことを知った。

山と溪谷オンラインの解説によると、
「正式名は、東山(とうざん) 標高1,116m」
「栗駒山群の北端に位置する山で、三角点のある下東山と高峰の上東山の2つの峰からなる。
山腹のブナ林は特定植物群落に指定されている。
東山の古名は「東山森(どやもり)」で、2つの峰を仲間(ドヤク)に見立てたことと、
東方にあることに由来するという。
三角点のある下東山へは道はなく、やぶこぎが強要される。」
とあった。

こんなお山だが、私は登山をする遥か前、子供の頃から知っていた。
何故ならば、私の実家の玄関前からこの山が見えるのだ。






それは真人山(まとやま)という地元の有名な低山の右奥にちょろっと見える。
名前を知りたかったが、私の家族も近所の大人たちも誰もわからなかった。

再び、十文字町植田付近からの東山の眺め。

2016/02/18


こんな姿の山は珍しいと思う。
近くから見たいと思うのは私だけだろうか。
この日は山麓まで行ってみた。

十文字町から国道342号線を東進、東成瀬村に入り、
焼石岳の山裾に突き当たったら、国道を南進、
谷地の集落が近づくと、東山がまた見えて来る。
椿川の休憩所、確かビューポイント栗駒に登るとよく見える。

左が下東山(1117m)、真ん中が上東山(1116m)、右の山は名前がわからない。



下東山(1117m)と上東山(1116m)



下東山(1117m)をアップで。




同じ山々の春風景。撮影日は2015年4月23日。










新緑の頃。撮影日は2016年5月14日。




秋、紅葉が始まった頃。撮影日は2017年10月11日。 







ところでこのお山に私はまだ登ったことが無い。
先のガイドブック(新分県登山ガイド4「秋田県の山」)によると、
この山に登るには、西山麓の天江(てんごう)集落の国道端にある
NTT関連設備から始まる林道に入る。
そして三合目のアンテナ塔付近の駐車場に車を置き、
そこから歩きとなるとのこと。

なお登山道は上東山(1116m)までで、コースタイムは約2時間とあった。
1m高いだけの最高峰・下東山(1117m)に至る道は無いようだ。

参考マップ


私の場合、マイカーの車高(最低地上高)が低く、この林道の走行は難しいと聞いている。
そのためいまだに登頂を果たせていない。
単独だとクマも不安だし、生きている間に登頂できるのだろうか。
このお山、東の岩手側から望むことは難しいようだが、
北東にある焼石岳からは見えた。

2021/10/14 焼石岳山頂付近から東山方面を眺める。



以上。

栗駒山」に続く。


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カテゴリー「秋田県南の低山」の目次

2023年02月04日 | 秋田県南の低山

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】
ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。
当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、
カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。
すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、
記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。
もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、
カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。
というわけで、記事数が多めのカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません
(現実には年一、二回やれればいい方かもしれません)。
ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。
冬場は山に行かないので、新ネタ記事は夏場に較べて格段に少なくなります。
しばしの間、「カテゴリーごとの目次」の新規作成や更新が続きますので、どうかご了承お願いいたします。


(記事の配列は登山した年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)


New 東山って知ってますか。

晩秋の鳥海山を見るべく国見岳へ。(2021年11月6日)

初めての南郷岳(2019年11月2日)

初めての黒森山と御嶽山(2019年11月2日)

三梨の国見岳から絶景が見えた。(2018年5月21日)

新緑の南郷岳に登る。(2021年5月12日)

新緑の黒森山へ展望登山。(2021年5月12日)

東成瀬のスプリングエフェメラル2(2014年5月8日)

東成瀬のスプリングエフェメラル1(2014年4月24日)

嘘のような晴天の日、県南へ。(2014年4月1日)

New 秋田県南の山を全部?見る。(2024年2月17日)

秋田県南の白いお山と青い山脈?(2015年2月)


2018/05/21 御嶽堂集落から見た雄長子内山と雌長子内山。



2019/11/02 南郷岳にて。




以上。

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初めての黒森山と御嶽山(2019年11月2日)

2022年11月13日 | 秋田県南の低山

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

11月2日はあまり好い天気ではなかったが、秋田県南にある未踏の低山二座に登ってみた。
このお山は私の実家(横手市十文字町)からも北に見える。
子供の頃からよく親しんだ山だったが、登山するのは今回が初めて。60年目での登頂となる。

下山後の帰り道、大森町から眺めた黒森山と御嶽山






最初の黒森山(763m)は
美郷町六郷から山頂近くにある登山口、黒森峠まで舗装道路(主要地方道12号線)が走っている。

黒森峠の標高は既に約660mなので、登山口との標高差は僅か100m、
登山口から歩くこと30分弱で山頂に到着することが出来る。

黒森峠から黒森山の広葉樹林を望む。



約100mの標高差を一気に登ると、平らな山頂部に達する。  
田んぼの畔のようなまっすぐな道の途中に標識が有り、右折。
杉林や灌木の藪の中を五分ほど歩いたら山頂だった。

黒森山頂への分岐
 
                                           黒森山頂の三角点


ここは一応、一等三角点だった。

山頂は広く平らで南側と西側が開けている。
今日は雲が多く、視程も良くないが、栗駒山と泥湯三山が微かに見えた。

黒森山頂から栗駒山



泥湯三山



西側には鳥海山。




これではあまりにも呆気ないので、稜線続きの御嶽山にも足を伸ばしてみた。

初っ端、一ヶ所だけ急坂があり、そこを過ぎると、748m峰の稜線になる。


急坂
 


道はよく整備されており、眺めがとても良かった。

748m峰の稜線から横手盆地を望む。



748m峰の稜線から横手盆地を望む。鳥海山は雲に隠れてしまった。



とてもいい眺めだが、残念なことに紅葉はほとんど終わっていた。

御嶽山



御嶽山のブナ林



 
                                       メインルート(一本杉登山口)への降り口



御嶽山の山頂(751m)はブナやスギの森林に包まれ、展望は皆無だった。

山頂の塩湯彦神社は厳重に冬囲いされていた。

 



というわけで御嶽山の方はちょっとがっかりだった。

同じルートを引き返すと、途中の748m峰稜線から奥羽山脈脊梁の女神山の眺めが良かった。

左から秋田女神、真昼岳、女神山。



秋田女神と真昼岳



女神山



東側には焼石岳の山並みがあるが、この日は雲をかぶっていた。

この日はこの後、横手市山内の南郷岳に登ってみた(⇒ こちら)。


以上。

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