モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

岩谷山の紅葉は凄かった。(2018年11月7日)

2023年11月15日 | 太平山/秋、冬

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

岩谷山(いわやさん)は秋田市の東部、太平山の南麓、筑紫森のひとつ手前にある低山(標高366m)だ。
山麓から見ると、オニギリのような形で山頂部にでかい岩が乗っかっている。
秋田では低地も含め、紅葉は終了寸前だが、11月7日の時点でこのお山はまだ真っ赤っかだった。

丸舞口付近から望んだ岩谷山



 

今回も、春に登った時(記録はこちら)同様、南麓の砂子渕集落から表参道コースを登る。




岩谷山神社の脇を掠め、しばし杉植林地を歩く。

 



突然、杉林が終わり、目の前に紅葉した雑木林が現れる。




ここから先はけっこう急な坂道になるが、紅葉はとても綺麗だった。

 








 


上の方に行くと、岩も現れて来る。紅葉は依然として綺麗だ。




黄葉はオオバクロモジ  
 



                                     穴薬師付近の岩壁

   



カエデの紅とコシアブラの白、そして青空のコントラストが素晴らしい。 







最後は虎縄(ロープ)に捕まりながら、山頂部の岩頭をめざす。
何故か山頂間近に凄くでかいブナの木が。

 

 
このお山、山頂手前の岩頭からの眺めは壮絶だった。
熊野古道、大峯山だったか、絶壁で命綱を体に縛って顔面から吊るされる荒行
が出来そうな場所だった。

山頂手前の岩頭から、直下の砂子渕集落を見下ろす。




 

山頂手前の岩頭から、西側を見下ろす。遠くに白く見えるのは日本海。



この眺めを縦構図で。

 


岩谷山は小さな山だが、展望と紅葉の素晴らしさはへたな高山や名山を上回るものがあった。

筑紫森入り口付近から見た岩谷山



以上。

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令和五年の小さな紅葉狩り(2023年11月2日)

2023年11月12日 | 太平山/秋、冬

今年の秋田は夏場、異常な猛暑が続いたせいか、山の紅葉はどこも芳しくないようだ。
ところが11月2日の朝刊で、
太平山山麓にある旭川ダム公園に植栽されたモミジが見ごろになった

との記事を見たので、早速その日のうちに家内を連れて観に行った。
なお今年の秋はクマの活動がとても活発なので、腰に鈴を付けての観覧だ。
モミジ園の入り口に到着。肉眼で見たら、園の奥が紅くなっていて、嬉しかった。




しかし写真にしたら、それほどでもなかった。
どうしてなんだろう。

私の場合、写真の方が派手に見える傾向があるが、今回は逆だった。













ここはヤマモミジばかりと聞いていたが、黄色の品種も有った。







これは林床のゼンマイ。




再びモミジに戻って。










帰りは太平山リゾート公園を掠めている。

ここには少数だが、イチョウやモミジバフウ(アメリカフウ)が植わっている。
ちょうど紅葉しているのではと思って行ったが、イチョウはもう終わり頃だった。




 


また紅を期待していたモミジバフウ(アメリカフウ)は色付きがイマイチだった。







これは自宅のスズランノキ。
紅はこの木の方が好かった。




11月4日、朝に凄まじい降雹が有った。そのせいで、庭の紅葉は全て落葉したが、
旭川ダムのカエデもだいぶ傷んだ模様。よって今回の紅葉狩りはすぐ行って正解だったのかもしれない。

11月5日は晴れたので、秋田市郊外の岩見三内まで行ってみた。
途中、太平山の山並みが見えたが、紅葉はもはや終わっていた。
今年の太平山はさんざんだった。
七月に記録的な大雨に見舞われ、登山口に繋がる道路が軒並み崩壊してしまった。

そのため登山もしばらくの間、出来なくなった。とても残念だ。




その後、更に奥の岨谷(そや、そうや)峡まで行ってみた。




ここは紅葉の名所で、時期的には今が盛りの筈だが、ご覧の通り、今回はさっぱりだった。
さっぱり紅葉していないのは、八月、九月の記録的な猛暑の影響だろうが、
とどめを刺したのは、前日(4日)朝の降雹だと思われる。
(比較的奇麗だった過去の紅葉はこちら)。
昨年と今年。秋田の紅葉は二年続けて不作だった。来年は回復して欲しいものだ。


以上。

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晩秋の筑紫森(2017年11月13日)

2022年11月23日 | 太平山/秋、冬

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである(2020/11/28)。
再アップ(2022/11/23)。


今年(2017年)の太平山初冠雪は11月13日だった。

旧河辺町から見た太平山。
 



この日はつかの間の小春日和。

初冠雪の太平山を眺めがてら、南山麓にある筑紫森(392m)に登ることにした。

山麓から見た筑紫森
 






中腹の雑木林の小道は落ち葉がフカフカでとても気持ちがよかった。




この低山、上の方は筑紫岩脈と呼ばれる岩が突き出しており、
山頂をめざす限りはいやでもロープや鎖のお世話になる。

                                    鎖場
 



山頂からの展望はとても好かったが、今日は視程がイマイチ。期待していた鳥海山は霞んでよく見えなかった。


筑紫森山頂から南東方向の眺め。



太平山の奥岳(1170m)はすぐ近くなので、三吉神社の奥宮もよく見えた。 


筑紫森山頂から見た太平山奥岳(1170m)。




三十三観音様に下りる坂道。ロープ無しでは下りられなかった。             三十三観音のひとつ
 

 


11月24日の太平山山麓。







今年の秋田は12月を待たずに冬になった。

2017/11/28 旧河辺町から見た太平山。 



以上。

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令和四年晩秋の岩谷山(2022年11月11日)

2022年11月18日 | 太平山/秋、冬

岩谷山は秋田市にある低山(366m)。
もしかしたら、ちゃんとした登山道のある山としては私の自宅から一番近いお山かもしれない。
11月11日の朝はひどい霧だった。
こういう日は日が高くなれば、晴れて来て、
山頂から鳥海山や太平山が見えるかもしれないと思い、
朝9時頃、家を出た。

岩谷山が近づくにつれ、霧が晴れ出して来た。
山麓の道路からおにぎりのような姿が見えていた。

山麓から岩谷山を望む。



今回は前回、前々回同様、温泉施設ユフォーレから登った。

登山口のカエデ残紅葉
 

                                             落ち葉の小道


ムラサキシキブ



もう秋も遅いので、花は何も無かった。

ノササゲの実



クルマバハグマの古花
 

                                         オオイワウチワの常緑葉


ミヤマガマズミ
 
                                          サルトリイバラ


もう齢なのか。コースタイムの倍近く、一時間かかって山頂へ。

太平山は残念、雲をかぶっていた。




支峰の御衣(みそ)森は見えていた。




山頂部のブナ林



山頂の残黄葉。コシアブラだろうか。
 

                                            ヤマツツジの狂い咲き


山頂から少し歩いて、展望台へ。




麓の砂子渕集落を望む眺めは相変わらず凄かったが、

鳥海山は残念、湧き雲に遮られ、見えなかった。




明日も晴天のようなので、鳥海山は明日までお預けとしよう。


以上。

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令和三年晩秋の岩谷山(2021年11月7日)

2021年11月26日 | 太平山/秋、冬

(本頁は「令和三年晩秋の筑紫森。(2021年11月7日)」の続きです。)

低いけれど侮れないお山、筑紫森の次は隣に聳える岩谷山(366m)に登ってみた。

以前は南山麓の砂子渕集落、岩谷山神社の赤い鳥居から表参道経由で登っている(以前の記録はこちら)。
このルートはけっこう急な坂なのでしんどかったが、その分、山頂に着いた時の喜びは大きいものがあった。
下の写真は山頂展望台から見た景色だが、
こんな凄い眺めは県内の他の(鳥海山康新道以外の)山では体験できないだろう。
筑紫森のように岩を上り下りするわけではないが、この山も侮れない山だと思った。


山頂の絶壁展望台から見た景色



今回は楽々だと聞いた裏側、ユフォーレホームページから登ってみた。

参考マップ



筑紫森山頂から見た岩谷山



下界、ユフォーレ入り口から見た岩谷山



ユフォーレからの登り口は分かりにくかった。そのため旧くからの道、表参道から登ったのだが、

今回、友人のOさんに教えられたようにバーベキューハウスまで行ったら、ちゃんと有るではないか。




登山口はバーベキューハウス右後ろに有った。
登り口はカエデの落葉でびっしり。

 



登山道は初め落ち葉でフカフカの広葉樹林の中を歩くが、ほどなく暗い杉林に突入、
しかしそれも僅かで再び広葉樹林の中をジグザグに登って行く。

上の方では少しだけ紅葉が残っていた。

暗い杉林                                     途中で見た残紅葉。
 


林床では来年の春の準備が進んでいた。

シュンラン                                  
オオイワウチワイワカガミ
 


山頂近くなるとアカマツが混じって来る。

                                     ヤマツツジの狂い咲き。

 


岩谷山の山頂は太平山の眺めが良い場所だった。ここからは太平山地で一番鋭い御衣(みそ)の森も見えた。

岩谷山の山頂                                     御衣(みそ)森
 


山頂から太平山の眺め。左の高いのが奥岳。右端の尖がったのが御衣(みそ)森。



以前もそうだったが、ここには蝶々が居た。
蝶に詳しい友人によるとヒメアカタテハとのこと。三角点に貼り付いたように停まっていた。


ヒメアカタテハ                                   奇麗なコシアブラの黄葉
 


この山には素晴らしい展望所がある。山頂からホンの数分で行ける。
途中、おびただしい量のママコナミヤママコナが。真夏の開花が愉しみだ。

ママコナミヤマママコナの枯れ花




展望台の蕎麦には何故か立派なブナが立っている。
                                                                                                                                                  木の洞
 


ブナの黄葉




展望台の眺めは既に冒頭で報告しているが、今一度。
ここは巨大な岩の上で、しかもせり出しているので、下界の眺めがみごとだった。
熊野古道の大峰山だったか、そこで行われる過酷な荒行(例えばこちら)の舞台を連想した。

 

展望台からの眺め









                                          鳥海山がぼんやりと。

   


なおここは、視程が好ければの話だが、鳥海山のビューポイントでもあった。


以上。


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