モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

東成瀬のスプリングエフェメラル2(2014年5月8日)

2022年05月15日 | 秋田県南の低山

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイク、再アップしたものである。


ここは5月連休明けの東成瀬村某所。先のレポート(東成瀬のスプリングエフェメラル1)よりは少し奥地になる。

標高はやはり200m程度だが、奥羽山脈脊梁にもろ接しており、豪雪地帯なので雪消えはすこぶる遅い。
同じ秋田でも沿岸部の男鹿半島などと較べると、一ヶ月くらい開花が遅くなる。
このスポットは人家裏の段丘だが、カタクリの花筵やミズバショウ、山桜、春紅葉など雪国の春の風物詩が一箇所に圧縮されていた。




土手斜面にはキクザキイチゲやカタクリ、土手下の小川にはミズバショウ。







ミズバショウ

 


クリの木の下にはカタクリ。木の上にはヤドリギ。 




カタクリ                                                          カタクリとオトメエンゴサク(エゾエンゴサク)?

 
 


落ちていた枝はヤドリギ。

 


キクザキイチゲ                                                                                キクザキイチゲとカタクリ蕾
 


キクザキイチゲとカタクリ
 


この土手から少しだけ歩くと奥羽山脈脊梁斜面に突き当たる。

この斜面、何気に見上げて( ̄π ̄;吃驚。
スプエフェの花筵がどこまでも続いてるぅぅぅぅう!
今まで見た中では最大スケールか。













まだ咲き出して日が浅く、疎らな感もあるが、もう二、三日したらもっと密な花筵になることだろう。

カタクリの大株 






モウズイカの裏庭(トップ)へ。


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晩秋の鳥海山を見るべく国見岳へ。(2021年11月6日)

2021年11月22日 | 秋田県南の低山

11月5日は水心苑の紅葉を見て機嫌が好かったのか、
家内から、明日(11月6日)はお好きな山にどうぞとお許しが出た。

急な話なのでどこへ行こうか迷ったものの、(11月6日は)三年前の春、一度行った国見岳に行くことにした。

国見岳と言ってもどこのお山かわからんと思う。
秋田県の南部、湯沢市の辺境にある低山で高さは587m。

山頂からの眺めがとても素晴らしいお山で、特にここから眺める鳥海山は素晴らしい。
下の写真は三年前の春、国見岳山頂から見た鳥海山だ(詳細はこちら)。

2018年5月21日撮影



今回は先月下旬から冠雪した鳥海山や対面にある長子内(ちょしね)連山を山頂から眺めることを目的とした。

ただ心配なのは国見岳の登山道。三年前行ったときはちゃんと道が有った。
しかし此処は登山者が極めて稀な山なので、登山道はたぶん手入れされていないだろう。
どうなっているものやら。これは行ってみないとわからない。
更に山頂に着いても鳥海山が雲に隠れていたら、(T_T)アウトだ。
そのため、この日は保険の意味で、別場所で早朝の鳥海山を拝してから、国見岳に向かった。

早朝6時頃、由利本荘市猿倉・亀ケ森橋から眺めた鳥海山









一瞬だが、中腹の森が朝日を受けて紅く燃え上がり、紅(くれない)の鳥海山になった。
今年、この辺りから見た鳥海山としては最も好い姿だった。

6時半頃、猿倉の集落から。




今日は朝早く四時前に家を出て、由利本荘市猿倉地区で鳥海山を眺めてから、湯沢市に入っている。

ところが湯沢市が近づいたら、急に濃霧に包まれた。
ちょっと心配になったが、国見岳の山麓に着いたら霧は晴れていた。

これが国見岳(下山してから撮影)。




ここで一応、参考マップ。




前回同様、下宿集落から入山し、杉林の空きスペースに駐車。
ここで道は二股に分かれており、初め真っすぐに進んだところ、途中で道は消失していた。




しかたなく踏み跡のような分かれ道に入り、林の中を藪漕ぎしていたら、
なんとか見覚えのある正規の登山道に辿り着いた。
下山してからの話だが、上写真、右の林道を最初から進むのが正しかったと分かった。

杉林の中の正規の登山道を進む。目の前にホオノキの落ち葉がびっしりの道の向こうにお堂が現れた。
ここまではしっかりした道だった。

 



その後の登山道は荒れ放題。右上写真のような草藪をかき分けて進む。
草藪がワラビやゼンマイなど羊歯ばかりのところは楽だったが、
ミツバアケビのような蔓ものやモミジイチゴのように棘のある灌木が茂ったところは通過するのに難儀した。
夏場ならば鉈を携行した方が良いだろう。

迷わなければ一時間と少々、しかし今回は 初っ端から迷ってしまったので
約二時間かかって見覚えのある山頂草原に到着した。杉の木はもう花を咲かせていた。

 


山頂草原から西側の眺め



国見岳の山頂部は西に開けた草原になっており、素晴らしい眺めだった。
しかし
鳥海山には残念ながら、雲がまとわりついていた。

対岸には雄長子内(おちょしね)、雌長子内(めちょしね)山、奥に鳥海山。



雌長子内(めちょしね)山のアップ



雄長子内(おちょしね)山のアップ



東鳥海山。中ほど奥のこぶのような山は甑山。



山頂から西側、旧稲川町や湯沢市方面を眺める。
来る途中、湯沢市は濃霧だったが、上から見るとまだ雲海だった。







山頂で景色を眺めながら、早い昼飯(握り飯)を食べていたら、初老の男性が一人登ってきた。
私の姿を見てかなり驚いていた。聞くと、その御方は山麓で三梨牛を飼っており、
地元の山なので、年に二、三回のペースで登っているが、ここ数年来で鹿や狸ではなく、人に会ったのは今回が初めてだ。
南西側の大沢から始まる林道を歩いて登ってきたが、そちらの林道も手入れされていないので、藪がひどかった。
・・・
とのこと。
東の焼石岳も見たかったので、その男性と一緒に大沢の林道を少しだけ下ってみたが、
道はススキやヨモギに覆われ、惨憺たる状況だった。


大沢林道の状況。                                 参考までに2018年5月21日の大沢林道
 


このままだと、国見岳はもうじき夏場に登れない山になる。と嘆いていた。

東側、焼石岳を望む。



下山してから、さっきまで居た国見岳の山頂広場を仰ぎ見る。




下山してから、雄長子内(おちょしね)、雌長子内(めちょしね)山を望む。




雄長子内(おちょしね)山をアップで。
県南のマッターホルンと呼ぶ人も居る。




雄長子内山は国見岳山頂で会った御方からも登るようしきりに勧められたが、
ワタシは遠慮しておく。((((((逃geru

国見岳の帰り道、横手実家付近を掠め、実家からもよく見える二山、真人山と金峰山を見ながら帰った。
この二山は小学、中学時代はよく登ったが、本格的に山歩きするようになってからはずっとご無沙汰してる。

真人山(390m)



金峰山(450m)



なお先月末、登ったばかりの保呂羽山(登山記録はこちら)も遠くに見えたので、付け加えておく。

保呂羽山(438m)



今回は国見岳山頂から鳥海山は見えなかったし、紅葉も無かったが、
予想外のことが多く、愉しい山行きとなった。

以上。


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初めての南郷岳(2019年11月2日)

2021年11月19日 | 秋田県南の低山

この日は午前中、秋田県南の未踏峰、黒森山と御嶽山に登ったが、
時間が余ったので、未踏三座目として横手市山内にある南郷岳(681m)に午後から登ってみた。


山麓から南郷岳



非合法マップ

(手持ちの登山ガイド書「山と渓谷社 新・分県登山ガイド【改訂版】4秋田県の山」に掲載マップに加筆)



このお山、手持ちの登山ガイド書には五合目までクルマで行け、一時間程度の登りと書いてあったが、

いざ行ってみたら、奥の方の林道はわだちが深く、クルマの腹がもろに擦れた。
これはたまらんと思い、慌ててバックで数百メートル引き返した。

そしたら途中で脱輪してしまったが、根気強く慎重に対処したら、ナントカ危機を脱することが出来た。
結局、手前の林道分岐付近に自車(柿の種号)を置いてテクテク歩くことにした。


林道分岐付近の空き地に駐車。                             林道赤渕線をテクテク歩く。
 


それでも一時間半もかからず、山頂に到着できた。
何故ならば登山道は林道よりもよく整備されており、歩きやすかった。
しかし期待していた紅葉はさっぱりだった。

五合目から先はアカマツ並木?が続いたりして、ちょっと驚く。
なお登山道(参拝道)は異常なほど広かったが、両側が樹林で視界は利かなかった。


アカマツ並木
   



やがて杉と広葉樹が現れる。




この杉の木は(´π`;)なんかヤバい雰囲気だ。

 



途中、樹間からちらと山が見えた。焼石連峰の前衛、三森山のようだ。




八合目・お隣堂を過ぎたら、風景は一変した。

 





狛犬のすぐ後ろには大黒様や恵比寿様だろうか。

 


一対の狛犬より先は素晴らしいブナの参道に変わっていた。




このような参道は見るのも歩くのも初めての経験だ。
参道はかなりの急勾配だ。

 


ここのブナは紅葉がたけなわだった。







山頂部は平らで樹木はブナから杉に変わっていた。


ブナ林の下はユキツバキの群生地。                                                                            山頂の金峰山神社。ブルーシートは冬囲いだろう。

 



金峰山神社の裏、西側は伐採され、草地になっていて展望も良好だった。
まずは北側から。

横手の街並みや大曲方面の眺め。



午前中登った御嶽山が見える。




女神山と真昼岳



よく見ると岩手山まで見えるじゃないか。




南郷岳山頂から岩手山。



この日の雲の多さと視程の悪さはしょうがないとして、西側には鳥海山。

朧気ながらも鳥海山



南郷岳は奥まった場所に有るというのに展望はなかなかのものだった。

春、ユキツバキの咲く頃、しかも鳥海山が見える晴れた日に再度チャレンジしたいものだ。

というわけで、春の南郷岳に行った時の記録は
こちら↓
新緑の南郷岳に登る。(2021年5月12日)
この日は山頂から遠くの山々もよく見えた。

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三梨の国見岳から絶景が見えた。(2018年5月21日)

2021年05月23日 | 秋田県南の低山

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

5月21日、朝6時頃、湯沢市三梨の御嶽堂集落に着いた。




これは御嶽堂集落から見た
雄長子内(おちょしね)(470m)、雌長子内(めちょしね)(453m)の夫婦山。

何故、早朝からこんな場所に居るのか。

実は背後にある国見岳にこれから登ろうとしているのだが、
登り口がよく分からなくて、道端に佇み、向かいの山を眺めていたのだ。

当の国見岳とはこんな山。

国見岳(587m)。下山後、9時半頃に撮影。



国見岳は実家の近くにある低山なので、子供の頃から知っていた。

この冬、fb友のSさんが偶々この山を話題にされた折り、山頂から下界を見下ろした写真を見せられ、その眺めに仰天した。

雪が融けたら私も是非行ってこの目で見たい、しかしどこから登ったらいいのか、Sさんの記憶もおぼろだった。
ネットで検索してみたが、この山の登山に関してはほとんど情報がなかった。
二万五千分の一地形図を見たところ、西山麓の御嶽堂集落と下宿集落から道が有った。

今回歩いたコースは緑破線。



初め、御嶽堂集落から入ろうとしたら、登り口らしき道に、
「通行は集落委員長の許可を必ず取って・・・」と言ったニュアンスの立札が。
と言われても、 (´π`;)委員長様とはいったいどなたなのか、
また早朝6時から一軒一軒、聞いて廻るわけにも行かず、このルートからの登山は断念した。

次いで下宿集落からのルートに車を進めたら、このような立札も無く、けっこう奥までクルマが入れた。
林道は確か二回ほど分岐したが、いずれも右へ右へと進む。

 


クルマはもう少し先まで入れそうだったが、勝手に路駐するわけにも行かず、
スギ林が開けて林道が広くなったところに停め置く。
林道を少し歩いたらまた分岐。今度も右を選び、木の橋(?)を渡る。
その後はずっと薄暗いスギ林の中を歩く。
草は多いが、意外に広くしっかりした道がずっと続いていた。
この道は造林地などでよく見かける重機で作った作業道のようで、真夏になれば草茫々になるだろう。
途中で御嶽堂集落からの委員長様ロードとも合流。

 
                                                                                                                                 ユキツバキ

期待はしてなかったが、この山に花は殆ど無かった。

雪国特有のユキツバキが咲き残っていた以外は・・・

ニシキゴロモ 



ラショウモンカズラ                                シラネアオイ

 


シラネアオイは終わる寸前だった。

登る途中、一箇所だけ、北の方が開けた場所があった。



真ん中のピラミッド形の山は横手市平鹿町の金峰山(450m)。
実家から真東に見える低山だ。

そしてまたスギ林、途中からブナやナラの広葉樹林に覆われた稜線道に変わり、

突然、広い道に出たと思ったら、左側に草の丘が見えた(ここまでの所要時間は一時間程度)。

 


一本杉に誘われるように丘を駆け上がったら、この景色だった。




草の広場を少し踏み出したら・・・







奥には鳥海山。

手前の急峻な低山は左から、雄長子内(おちょしね)岳(470m)、三本槍山(496m)、雌長子内(めちょしね)岳(453m)。




長子内連山を台座にした鳥海山も素晴らしかったが、

旧・稲川町の集落や水田の広大なパノラマも見応え十分だった。

川面町と湯沢市街地。遠くの山は八塩山(713m)。



再び、鳥海山と長子内連山の絶景を。




鳥海山より南の方の眺め。

右奥は丁岳(1146m)、左の方は大仙山(920m)か。



左は東鳥海山(777m)、右奥に甑山(982m)。


甑山には既に登っている(記録はこちら)。 

更に南に転ずると・・・



奥の山々は左から、小安岳(1292m)、高松岳(1348m)、山伏岳(1315m)。一部で「泥湯三山」と呼ばれる。

その手前に奥宮山(762m)。手前左端は大森山(704m)の一部。右端の集落はうどんで有名な稲庭町。

国見岳の山頂はスギ林の中にあるようでよく分からない。

ざっと見渡す限りではこの広場をほぼ最高地点と見做してもよさそう。
山頂広場からの眺めは驚くほど素晴らしいものだったが、
ここでもうひとつ驚いた(と言うよりも拍子抜けした)のは、
広場から始まっていた立派?な林道。

 
山頂広場から始まっていた林道                               タムシバ



林道を少しだけ下ってみたら、今度は東側が開け、焼石岳の連なりが見えた。




この林道は二万五千分の一地形図には記載されていない。

あくまでも推測だが、この林道は先の地形図の右の方、縦に伸びる林道(大沢集落付近から始まっている)に繋がっているようだ。
後で他の方から、国見岳はパラグライダー会場として使われていた(事故等もあり現在は使用中止)との情報を得たが、
この林道は、普段は閉じられていて、私のように登山目的で車を乗り入れするのは難しそう。
よって以降、国見岳に登られる方は私同様、下宿集落から、或いは林道をテクテク歩くことになると思う。

山頂広場に一時間も居たのに、9時ちょっと過ぎには麓に降りてしまった。

最後に下界から見た国見岳と雄長子内岳を。

 

  

国見岳の写真を拡大してみたら、山頂広場が有ったことに気づく。

今日はこの後、山開きしたばかりの栗駒山に登った(記録はこちら)。

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新緑の南郷岳に登る。(2021年5月12日)

2021年05月21日 | 秋田県南の低山

(本頁は「新緑の黒森山、展望登山(2021年5月12日)」の続きです。)

5月12日は黒森山(美郷町)の後に南郷岳(横手市、681m)にも登ってみた。
この山は以前、晩秋に一度登っているが、花の時期は今回が初めてだ。
どんな花が咲いているのかちょっと興味があったし、
(前回、天気がイマイチでよく見えなかった)山頂からの眺めも愉しみだった。

南郷岳。山麓の南郷地区から。



下界から望む南郷岳はモコモコ新緑の真っ最中だった。
ところが南郷集落から登山道につながる林道を走り出した途端、思わぬアクシデントに見舞われた。

マイカー(柿の種号)のフロントをご覧あれ。




これは泥沼を走ったせいだ。
林道を走ってて何故泥沼なのか。林道の側で重機が伐採した木を一所懸命運び出す作業をしていた。
重機の重みで林道が凹み、そこに沢水が流れ込み、数十メートルにわたって道路が泥沼のようになっていた。
そこを鬼滅の猪之助のごとく強行突破したら、このような面相になってしまった。

更に数百メートル走り、登山口手前の林道分岐点のスペースに駐車、
そこからテクテク歩いて登ったが、あまりにみっともないので、
帰りは山間を走り、約20キロ離れた横手実家に寄って応急的に泥を落としてから秋田市に向かった。
ところが途中からガチャガチャ、ジリジリと秋の虫や蝉時雨のような異音が聴こえるようになった。
その音はだんだん大きくなった。
おそらく車体の下や足回りに泥土や木の枝などがまだ引っかかっているせいだろう。
秋田市自宅に着いてから、徹底的に車体の下を洗浄したところ、おびただしい量の土や草、木の枝が落ちた。
そしてその後はパタッと音が鳴らなくなった。
が音の大きさが尋常でなかった。心配なので近く、ディーラーに診てもらおうかと思っている
(ディーラー曰く、さいわいにも大きな損傷はなかったが、こんなひどい付着を診たのは初めてだ、とのこと)




地図上、林道南郷岳線と書いてある「道」付近がひどい泥沼(ダート)になっていた。
分岐した林道、赤渕線は以前来た時、轍が深くて腹を擦る場所も有ったし、路肩も弱く、車ごと転落のリスクも有った。
そのため今回はいさぎよく車の乗り入れを諦め、分岐してすぐのスペースに駐車し、テクテク歩き出した。
そのため、マップよりも約30分ほど歩行時間が伸び、登りは約一時間半、下りは約一時間となった。
しかしその決断は花を見る点では正解だった。
南郷岳の花は林道赤渕線下部の沢筋に集中しており、上の尾根の方はさっぱりだった。
もしクルマで上の駐車場(五合目)まで上がっていたら、この山には花がほとんどありませんでしたで終わっていただろう。

林道下部の沢筋で咲いていた花たち

シラネアオイ小群生


シラネアオイ
 

                                            サンカヨウ

カタクリとエゾエンゴサク(オトメエンゴサク)?


キクザキイチゲ
 
                                           オオバキスミレ

スミレサイシン



五合目から先は尾根道を登る。道はよく整備され、車が走れるほど広かったが、花はほぼ皆無。

道の両側には何故かアカマツが多かった。

 

約30分間登ると立派な杉やブナの木が現れる。
可愛いミヤマスミレに遭遇。目の前にはお隣堂。

 


つい数十年前まで南郷岳山頂部は女人禁制で、女性はここで足止めだったと聞く。
ここからは樹間越しに岩手山が見えた。




岩手山は東北では数少ない2000m峰だが、残雪が極めて少ない。後で出てくる鳥海山と較べてほしい。

八合目にあたるお隣堂から先は狭い石段の参道になった。


石段の参道



参道両側のブナ林の下にはユキツバキが群生していたが、花付きが悪く、咲いていたのはごく僅かだった。

新緑のブナ林
 
                                          ユキツバキの花

山頂には金峰山神社。




神社の裏側は芝生の広場になっていた。青空をバックにマルバマンサクが奇麗だった。




そこからの眺めは北と西側だけだが、素晴らしいものだった。

山頂の芝生広場。北側、奥に和賀岳と岩手山。



西には秀麗なる鳥海山。




北西の横手市方面を望むと・・・奥にかすんでいるのは男鹿三山だった。




北には午前中、登った黒森山と御嶽山。




その右には真昼岳と女神山の重なり。




そして和賀岳。右は高下岳。




和賀岳と岩手山。手前の山は割倉山。




秋田県内の低山は山頂部が林に覆われ、眺望の良い山は非常に少ない。
その点、今日登った黒森山と南郷岳の二山は貴重な眺望の山と言える。

以上。

 

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