モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

男鹿のシーサイドフラワー。(2009年9月上旬)

2020年04月19日 | 海辺の花

本ブログを始めて約三ヶ月。アップしているのは昔の山歩き記事ばかりだが、
当初、設定したブロクのカテゴリーを一通り、埋めるまでの期間はこのような古い記事が続くことをどうかご容赦願いたい。
本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。


海岸の花風景を訪ねるのは8月で最後かな。
あとは来年・・・なんて思っていたが、偶々、9月上旬にも訪ねる機会を得た。

場所は男鹿半島の突端、入道崎。
ここはある花を目当てに訪ねてみたが、予想通りいっぱい咲いていた。





オガフウロだ。

男鹿半島では、入道崎や男鹿水族館GAO付近の海岸、寒風山山頂付近などで、
7月から10月頃までの長期間、咲いているが、
花数が最も多くなるのは、たぶん今頃の時期だろう。
パッと見には、高山性のハクサンフウロにそっくりだ。
かと思うと、ハマフウロに含まれるとの見解もある。
いったいどれが正しいものやら。

追記。平凡社・日本の野生植物(改訂新版)によると、
ハマフウロ Geranium yesoense var. pseudopratense のうち、
萼片の外面に伏毛のあるものが秋田県男鹿半島にあり、オガフウロ f. intermedium と呼ばれるとの記述が有った。

 

ヒルガオとオガフウロ。



入道崎の海岸風景。


 

磯に下りてみよう。

 


遠くに見えるのは入道崎灯台。






潮溜まりには海藻や貝、小さな魚が。 








ハマゴウ
 


ちょっと意外なものに遭遇した。 

ハマベンケイソウ。秋田には無いと思っていたのだが・・・(もっと立派な個体は ⇒ こちら)。

 


以下、初めて見る海岸植物。

ハマエノコロ。



ハチジョウナ。
草姿からブタナやコウゾリナの仲間かと思っていたが、意外にもノゲシやオニノゲシの仲間だったとは。


 

ハチジョウナ。左にハマボッスの実。

 


                            ハマオトコヨモギ                                                                  ママコノシリヌグイ
 


ハマオトコヨモギのマットをベースに

ママコノシリヌグイ、オガフウロなどが入り混じって咲いてる。


 


オガフウロは波しぶきを浴びるような磯の間近でも咲いていた。

 



再び男鹿入道崎の海岸風景を眺め、おさらば。 




深浦海岸同様、この日の男鹿の海はすこぶる青かった。






以上。



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5 コメント

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Unknown (猫じゃらし)
2020-04-18 15:41:54
男鹿半島の入道崎。。。懐かしかったです。
あのとき咲いていたのは、オガフウロだったとわかりました。
夕暮れまでの時間、ずーっとそこにいました。
毎年の夏の旅行。。。この場所が、今ではおっさんになった息子たちの、一番の思い出だそうです。

ありがとうございました(^-^)
猫じゃらしさんへ。 (モウズイカ)
2020-04-18 15:51:20
素敵なコメントありがとうございました。男鹿は植物学的にも面白い場所で、他では見られない花を多く産します。オガフウロはあまり知られていないので、お知らせしたくてアップしました。コロナが落ち着きましたら、またいらっしゃってください。
Unknown (t71127aichan)
2020-04-18 21:19:15
こんばんは~
入道崎も寒風山もいった事があります。
オガフウロは固有種ですか。
t71127aichan ピエロさんへ。 (モウズイカ)
2020-04-19 08:39:35
男鹿へおいでいただきありがとうございます。
オガフウロについて、最新の平凡社・日本の野生植物で調べたところ、ハマフウロの変種とありました。
変種レベルなので、厳密には固有変種ということになりますか。
t71127aichan ピエロさんへ。 (モウズイカ)
2020-04-19 10:26:25
何度もすみません。更に調べ直したら、オガフウロはハマフウロの品種でした。正確なところは、本文に追記とさせて頂きました。

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