はにわの部屋

打楽器奏者・指導者平永里恵(旧姓:橋本)のひとりごと

昨日 今日のこと

2011年03月18日 14時38分37秒 | Weblog
昨日はオーケストラアンサンブル金沢(OEK)のお仕事で金沢にいらっしゃっていたS原Aつし先生とK野R子さんとH譲、そして我らがOEK打楽器奏者W邉様、いつもデュオをさせていただいているH松さん、後輩のあきょと金沢駅ビルでお食事をさせていただきました。

お食事に入る前に”ちょっぴり”ミーティングをし諸々のことを決め、その後は震災発生時の先生方のお話や全然関係のない楽し~いお話まで色んな話題で盛り上がりました。

久しぶりにお腹がよじれるほど笑って、今日も腹筋が痛いくらいです。

こんなに笑ったのはいつぶりだろう??


そして

こんなふうに笑えるってなんて幸せなことなんだろうって思いました。



S原先生やK野R子さんとお食事をさせていただくのは初めてでしたが、お二人ともとっても気さくで優しくて自然と温かい気持ちになれました。

S原先生と今度お会いする時は楽器を通してだと思いますので、それまでにきちんと準備しておこうと思います。ドキドキ



さて、今日。

午前中は生徒さんのお宅に訪問レッスンに行きました。

この生徒さんは60代の女性。Hさん。

マリンバを始められて2年くらいです。

手がなかなかうまく動かずヤキモキしていらっしゃった時期もありましたが、近頃のHさんは力むことも少なくなり音色がどんどん良くなっていらっしゃいます。

特に今日のレッスンで奏でておられたベートーヴェンの「ト調のメヌエット」

前回のレッスンで「この曲に挑戦したいわ!」と言われ、今日初めてレッスンすることになりましたが、その音色にビックリ!!

とにかく美しい!!

自然に脱力された腕から奏でられたマリンバの音色は、やさしく穏やかで包み込まれるような素晴らしい音色でした。


はにわ、
今日はこの音色に心を洗われました。


こういう瞬間に立ち会えると、音楽やってて本当によかったなって思います。



私もこんなふうに感じていただけるよう、これからも日々いろんなことに挑戦していこうと思いました。

「音楽」ってもの・・・

2011年03月16日 20時12分23秒 | Weblog
地震発生から5日。

言葉を失う悲惨な状況にただただ心が痛く、TVに映る様子を見ることしか出来なかった数日間。


この惨事は現実に起こっていることなのか?


映画でも観ているような(映画であって欲しかった・・・)悲惨な光景。

何も出来ないもどかしさ、無力さに茫然とするしかなかった。


地獄絵図のような惨事が起こった一方

地震発生翌日の富山は、この時期には珍しい晴天。
陽射しが強く降り注ぐ平穏な朝を迎えた。 


まるで何事もなかったように。



この数日間、いろんなことを考えていた。

特に「音楽」ってものについて。




「音楽」=「無力?」



音楽に携わっている人間としてこんなこと発して良いのかわからないけど、

地震発生当時、強くこう感じたんだ。


「音楽」で被災者の空腹を満たすことは出来ない。
「音楽」で被災者を救助することは出来ない。
「音楽」で命は救えない。

ここまで切羽詰った状況で「音楽」に何が出来るというのだろう。
結局生きるために必要な物は物理的なもの、目に見えるものだけ。

私が被災者だったら今音楽は聴きたくない。
音楽なんてどうでもいいと思うに違いない。



こんなに哀しい気持ちになったのは初めてだった。



この数日間、音楽と真に向き合うことが難しく世の中に溢れている音楽にとにかく違和感を感じ、消してしまいたい衝動にかられた。





被災者の命を守って!
お腹を満たして!
明かりをあげて!
生きる希望を!!



気が付くと
私は募金箱の前にいた。


我が家のお財布事情もあってほんの微々たるものしか出せなかったけど、今は「物理的支援」に全面協力をしたい。





被害がほとんどなかった西日本。(特に北陸)

今私に何ができるだろう。

募金も物資支援も色々方法はあるだろう。

勿論これからも募金に協力していこうと思うが、それ以外に方法はないものか?


そう考えた時に


「東日本の復旧・復興の為にも西日本で経済を活性化し日本を守ろう!」

と思った。


コレが一番だと思うんです。

地震発生前から日本は経済不信があった中、この地震によりさらに株価は下落している。
(報道関係者は、もっと全世界の反応を伝えるべきです。垂れ流しているだけの報道ではなく、もっと建設的な報道をしないと!!)




被災者の中にすべてを失ってしまった方がたくさんいらっしゃるでしょう。

これから復旧・復興していく中で少しでも前向きになれる土台が必要だと考えました。

それが生きる希望にもなるし、一番の「癒し」になると思うんです。


ちっちゃなことでもみんなでやれば大きくなる。(スイミーみたいに)

偽善でもいい。
やらないよりはいい。



私は平和な世の中で育った甘ったれた人間(世代)だけど、戦後の苦しい状況の中で日本人同士助け合って思い合って一生懸命生き抜いてきたことぐらいは知っている。


本来、日本人は辛抱強いはずなのだ。


今は日本人一丸となって無心で頑張るしかない!!




今日になってようやく気持ちの整理がついた。




私にはコレしか頑張る術がない。

「音楽」


被害のほとんどなかった西日本側は、イベントやコンサートの公演中止などしないでさ出来る限りチャリティーで開催していこうよ!
(東日本側は今はやるべき時じゃないと思う。電力やガスなどのエネルギーが確保されてからにしよう!)

それだけでも被災地は助かると思うんだ。


それがエンターテイメント・エンターティナーが今やるべきことだと思う。




音楽はやっぱり無力じゃない。

絶対に。


強くそう感じた。





被災者の方々には心よりお見舞い申し上げます。



平永里恵

3月の出没情報

2011年03月09日 17時09分43秒 | Weblog
♪2011年3月19日(土)
となみ野楽器講習会
場所:南砺市立出町中学校
時間:9:30~11:45

♪2011年3月19日(土)&3月20日(日)
吹奏楽クリニックin魚津市
時間:10:00~17:00(19日のみ13:30~)

♪2011年3月25日(金)
楽器講習会
場所:穴水中学校(穴水町)

♪2011年3月28日(月)
ピアノ&マリンバコンサート
場所:レストラン「フェルヴェール本店」(高岡市)
時間:19:00~ (前半30分、後半30分の公演です。)
出演:清水史津(ピアノ)
   平松智子、平永里恵(マリンバ)
お問い合わせ:フェルヴェール本店 http://www.ferver.co.jp/restaurant.html