エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

ムツゴロウ 動物王国

2021-07-09 08:09:55 | 日記

歴史の短い北の大地・北海道 を、良いイメージに変えてくれた人物は、案外 少ないかも知れません。 映画の「高倉 健」「森繫 久彌」歌手の「北島 三郎」「藤 圭子」大相撲の「大鵬」「千代の富士」それぞれ、北海道を盛り立てた方々ですが、北国の四季を長年に渡り 厳しくも優しく 紹介してくれたのは、動物研究家の「畑 正憲さん」ではないでしょうか? いわゆる、北海道の恩人です!

「畑 正憲」(86歳)は、1970年代の人気番組 11PM 総司会者「大橋 巨泉」と、仲の良い知識人でした。 東京大学で 動物学 を学び、卒業後は 動物研究家 および 小説家 で活躍しながら、麻雀 はトップクラスで テレビでも お馴染みの顔(初代十段)でした。 1971年 そんな彼が、突然 東京から道東の 嶮暮帰(けんぼっき)島 に移住したのです。 妻と娘の三人で、掘っ立て小屋 同然の家に 住み始めました。 想像を絶する試練だったと思います。 
1年後、 対岸の厚岸郡浜中町に 広大な土地を探し 住宅 & 小屋 を建て、様々な動物(イヌ・ネコ・ウマ・ヒグマなど)を飼う基盤を造りました。 まるで 私設 動物園 の様でした。 


1981年から、フジテレビ「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」を、企画・運営し 21年に渡り放映していましたので、覚えている方は多いと思います。 今時の ペット番組 と違い、可愛い とか 珍しい だけの娯楽番組ではありませんでした。 動物の本能・性質を捉え、縄張り争いでケガをする動物も、病気や寿命で死ぬ動物も、一つのドラマとして放送したのが、良かったと思います!(懐かしい)

◎「畑 正憲」と “ゆかいな仲間たち”

そんな「ムツゴロウ 動物王国」は、2004年の東京進出で 破綻 してしまいました。 都会では 動物園 が、子供達に好まれるのでしょうか? 「畑 正憲」の動物王国構想は、古巣・東京で挫折した様です! その後、再び北海道に戻りましたが、以前の様な人気は出ませんでした。 残念な結果に終わりましたが、北海道を良い方向に導いて頂いた「畑 正憲氏」に感謝し 御礼申し上げます。(末永く お元気で)

◎ 我が家の近くで捕獲された “キタキツネ”

2017年、我が町でエサ(魚)を漁っていた キタキツネ が、役場が仕掛けた檻で捕獲されました。 偶々 我が家の近くだったので、檻に繋った直後に撮影しました。 キタキツネ は珍しくありませんが、漁師が獲った魚を狙う 泥棒キツネ? は 初めてです。 見た所、まだ若いオスの様でした。 キタキツネ は 獰猛でありませんが、糞に含有する エキノコックス(寄生虫)が心配です。 人間には影響が少ないものの、ペット の イヌ・ネコ また 家畜に感染すれば、大きな被害が出ます。 捕獲したキツネは、役場で処分するのに困った筈です。 おそらく 山間部に運び 解き放ったと思います。 
最近、我が町では アライグマ の農産物被害が問題になっています。 アライグマ を野生動物と言うのか? 元々、ペットが 野生化 したのですから、害獣と呼ぶのは 人間のエゴ かも知れません!