やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

涙もろいだけ? 眠っていた自分の中のピュア。笑

2022-06-16 18:59:55 | おもう。
昨夜、はーたんが家庭教師の先生と勉強している間に
少しだけ、テーブルに置いてあったはーたんの読んだ本をめくっていた。

最近、はーたんと本屋に行って、はーたんの学校の朝読書用の本を選ぶときも
この人の本が面白かったからって、探してみていた。



(ちなみに私は横から「これなんかどお?」と夏目漱石とか芥川龍之介の本を手に取って勧めたけど
いい・・と言われた)

そもそも、どうよ?このタイトル
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら・・・」
ティーン向けの、いっちゃあなんだけど
「陳腐」なものなんだろうなあと思っていた。
だってこの表紙の少女漫画な絵から見てそうだよね。
携帯小説らしいし。読んだことないけど。

だいたい最初のほうを読んでいたら
全部のストーリーの予想もできるわけ。

でも、読みやすい、やわらかい文章なので
ぱらぱら、拾い読みして、
中間を読み、予想通りのラストに向かって
ページをめくりながら
最後のほうを拾って読んでいた。

自然にほっぺにポロポロと熱い涙がこみあげて
あふれたわ・・・

なんて美しい心なんだろう
人を想うとか愛するとか恋するとか

そんなのは忘れていたし、笑、もう終わったものだと思っていたし
無縁すぎて、自分は腐っているんだとわかったわ。
泣きながら、読んでいると
はーたんと家庭教師の先生(若い女の先生)が部屋から出てきて
私の泣いてる姿を見て笑っていた。
はーたんは
「信じられない、このひと、こういうのバカにしていたのに」って。

先生に
「わかるでしょ?話も想像できるし、拾い読みなのに
泣けるの、これ絶対、外で読んだらダメなやつ」
って伝えた。

数時間後
先生からラインきた。
今、外でソバカレー食べながら読んでて大変なことになっています
って書いてあった
そりゃ、だめなやつ。
熱さ、辛さに、涙・・・

自分の中では死んだはずだったピュアなものが
まだ実は心の奥底には生きていたんだと思ったわ
(拾い読みなのに読書感想を書くのは失礼かもしれないけど)

汐見夏衛さんは学校の国語の先生らしい。
小説を通して、若い子たちに、大切なものを伝えるのって
素晴らしいことだわって思った。

人間にはピュアな人を想う気持ちがあるってことが
すごい発見だったわ。
だいたいこういう恋愛感情って数年以内に消えるって普通に思ってるからね・・・

(昨日は久しぶりに赤羽でお客さんたちと友達と小さな飲み会だった)