想いの中に
揺蕩うて 時をすごす
わずかな風が 枝葉をふるわせ
午後の平和を 破ろうと
企てるけれど
私を動揺させることはない
ゆくりなくも
あなたの時の流れは
いつの間にか ゆるやかに
止まりはじめ
あなたは その滞りの渕で
吐息をつく
あなたと わたしの
この小さな違い
気づきの時がくれば
あなたを 発奮させ
わたしを 尻込みさせ
ふたりは 夫々の道で
振り返りながら
後悔の雫をちりばめた風にのって
糟糠の人となり
えにしの港に辿りつくことだろう
スイカズラ
花言葉 愛の絆、献身的な愛、友愛