fangle WORLD'S LIFETIME FITTINGS, GOODS & ORIGINAL ARTICLES
奈良でアンティークの家具・雑貨、古道具、オリジナルの鉄ものを扱うfangle。
 





先日、商品が無事、海を渡って到着しました。入荷です。
新着は勿論、入荷予定になっていた
fangle折りたたみ鉄イス、鉄ハンガー、ホウロウのシェードなども入荷しました。

折りたたみの鉄イス、
これはfangleにとって、何時になっても想いが薄れることがないモノです。
これまで何百脚とつくってきました。
作り始めて間もない頃の鉄イスは、どうしても錆が出てしまい、
その度に、インドの鉄職人と気の遠くなる様な遣り取りをしていました。
錆が出ないようにする為の焼付けにしても、艶出しの磨きにしても、
「自然な感じで作って欲しい。」これが難しかったのです。
その感覚を認識してもらうことも、それを形にすることも。

一つ一つ、手作り。
職人の腕と目、そして感覚にすべてが掛かっているのです。

良い出来栄えの鉄イス入荷しました!

そして、<お知らせ>です。
鉄の価格、及び原油価格の高騰により、
この「折りたたみ鉄イス」を値上げしました。ご理解の程、お願い致します。

新着の商品は、準備が整ったものからご紹介していきます。こちらからどうぞ








「育むと根付く」
はっとする言葉だった。

何かが生まれる時、何かが形を成す時、
そこには育むという行為が必ずある。
でも何故だか、育むという行為には現実感がない。
その行為の行く先を限定したり、確信したりもできない。

育むということは根を付けること、
そして、根を付けることは、暗い地中で起こっている。
何がどうなっているのかは手にとって見えない。
根を張ったものに、人智を越えた稲妻の様な衝撃が落ちて初めて、
目に見える地上で、一切の物事は結実するのかもしれない。
そして、その実からまた新たな物語が始まる。

育まれ、根を下ろしたモノ。
どれだけ根を張ってどんな実を結ぶのか?

fruition after the blue period
















モノを仕入れてから、
fangleの商品として世間に送り出すまでには時間が掛かる。

その多くはクリーニングやメンテナンスが必要だし、
特にライトの類、照明関係などは、
日本で使用できる様、
ソケットからコード、コンセント等を替え、見合った電球を揃える。
どんなタイプがしっくり来るか、
糸撚りコードなのか平行線か、黒なのか白なのか、
取り付けてみたものの、今一つだったり、
あれやこれやで、心底納得するものになるまで結構な時間が掛かってしまう。

でもその分、出来上がっていざ動作チェックをする時には
些か胸が高鳴る。いわば点灯式。
明かりが点ったその時は、モノに息吹を感じる時でもあり、
私たち自身にも新たな息吹が宿る様でもある。

今週の<new>は時節柄、息吹を感じるそんなライトや照明。
beginning of the brighter days