fangle WORLD'S LIFETIME FITTINGS, GOODS & ORIGINAL ARTICLES
奈良でアンティークの家具・雑貨、古道具、オリジナルの鉄ものを扱うfangle。
 



鎌倉の夜。
その訪れはとっても早く、そして極めて静かである。
音楽好きの私たちにとってはそれは、時に辛い。
追い討ちをかけて、
我が家は隙間風が吹く程の、通気性、通音性に優れた造りになっている。
故に、
土砂降りの雨の夜や、猛暑で家々の窓が閉まり、クーラーの音がする夜などは
私たちには happy music hours


夏を感じる暑さが戻った今夜の happy hours はこの曲で始まり。
UA/horizon
このライブ版のhorizonが良い。
抜けに入るバイオリンの音色が粋。
歌詞から浮かんでくるのは、ランボーの「永遠」から浮かんでくる光景と重なる。
UA、5月に鎌倉で行われた「新月祭」に来たらしい。
horizon歌ったのかしら?
次回の「新月祭」に期待。

そして、horizonの後はいつも何故かこれが聴きたくなる。
CERRONE/music of life
頼りなさそうな風貌。
ジャケ買いはまず無いなぁ。
でも、言うこと無し。
聴いてください。程良い大きな音で。


こうして今宵の happy hours は始まり、
音に疲れ始めた頃、
〆のマイケル"billy jean"をかけ、明日への活力をつけて終わる。
と思ったら、
マイケルで終わらせたくないとばかりに次のレコードを探す音が…











南青山のサンドリーズで展覧会を開くことになりました。

fangle  …mingle mingle…

9月5日(火)~10日(日) 12pm~7pm

各国を歩きに歩いて集めた、
いろんな国のいろんな時代のもの。
fangleによってmingle(複数のものを各要素が区別できる程度に一緒にする)された
それらのものたちが、9月のサンドリーズに集結します。
是非、足をお運びください。


SUNDRIES
港区南青山4-10-5・1F





旅人料理人の岩田ねぇさんが我が家にやって来た。
私たちのわがままで注文の多いおなかを満たしに。

セネガルで食べた「ヤッサ」を注文したときも、
食べたことの無いヤッサを岩田ねぇさんは見事に仕上げ、
私たちは遠いセネガルにワープしたのでした。

今日の注文は、「フォー」。



これです。
ベトナム行ってきました。

あとタイにも行きました。

岩田ソースの1つ、スィート・チリ+ナンプラー+レモン。
きゅうり、ニンジン、玉ねぎ、パクチーをこのソースに漬けておくと
「岩田流ソムタム」の出来上がり。

タイでは、青いパパイヤを主にいろんな野菜を千切りにし、
様々なスパイスを入れてつくる。
ソムタム売りのおばちゃんによって、屋台によって、
味は少しづつ変わるいわば漬物みたいな存在。

青いパパイヤもないし、
どんなスパイスを入れているのかもわからないし、
この暑い季節にソムタム食べたぁーい、と思っていたら
岩田ソースがやってくれたのです。
おためしあれ。

それとやっぱりパクチーですね。
料理人はフォーのスープを造る際
パクチーの根っこで出汁をとっていた。
根っこのあるパクチー。
わたしたちの生活圏内でなかなか目にしません。
パクチーって自家栽培できるのかしら。

料理人岩田ねぇさんとパクチーにのってアジアを旅した1日でした。
次は何処に行きますか?





             

岡本太郎ブーム?
「明日の神話」見たい。
メキシコで見つかったらしいけど、
どうせならディエゴ・リベラの壁画の様に、メキシコの地で見たかった。

ともあれ
ブームにのっとり、10代の頃に読んだ本を出してきて読み返し始めました。
『青春ピカソ』岡本太郎(新潮文庫)
巨峰を前に若老どもが謙虚に己の分際を悟り、諦めてしまう、この態度こそ私には納得できない。
いかなる峻険も、乗り越えることを決意し、踏み出すならば、必ずその山プラス何ものかであるはずだ。

日々の些細なあれこれに囚われる気持ちを吹き飛ばしてしまう
パワフルなおじさんの言葉。

そして「太郎グラス」。
 
頂きものなので、どういう成り行きでこのグラスが世に出てきたのか知りません。
ちょっと知りたい。知ってる方教えてください。
底にある顔。
ちびりちびり飲んでいると次第に顔覗かせる。気に入っています。
お酒をロックで飲むときはどうしてもこのグラスを選んでしまう。

そういえば
旅行中、「太陽の塔」のミニチュアを常に持ち歩いていた人に会いました。
「これが無いと…」と言っていた。

おそるべし太郎パワー。











海沿いの134号線を夜、車で走っていたら、
ラジオから流れる音楽を耳にしながら、聴きたくなったのがこれ。
この、B面1曲目(アナログです)。
といっても、B面はこの1曲しか入ってません。何しろ23分の曲。

sometime ago-la fiesta

長いということ、聴き流すことができなくて集中してしまうので、
なかなか聴くタイミングが難しい。
だけど、今日はどうしても家に帰って早く聴きたい。

聴きました!
素晴らしい!

flora purim の声。
airto moreira のパーカッション。

夢を見ている感覚が訪れる、そんな曲のように思います。
この曲を聴いたのは、
初めての「ジャズ喫茶」体験をした東京四谷のイーグルという店。
いい音で聴かせてくれて、音を存分に楽しませてくれる空間。

この鎌倉にそんな場所があったらいいなぁ。

ほどほどの大きな音で、あるいはヘッドフォンで堪能してほしい。
本日お勧めの一曲でした。