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奈良でアンティークの家具・雑貨、古道具、オリジナルの鉄ものを扱うfangle。
 



煙のように


柴田元幸さんの朗読 と 内田輝さんの音楽 の セッション
2017. 04. 03<mon>   at  fangle
door open 18:30 → start 19:00

柴田さんの翻訳に出会ったのはポール・オースターの作品でした。
スルスルと読みやすくて、そしてじんわりと染み入るような、
こんなに気持ち良く読める翻訳をしているのは誰かな、と目にしたのが「柴田元幸」という名前。
ポール・オースターが好きなのも、柴田さんが翻訳しているからかもしれない、と
今度は柴田さんの翻訳だから、読んでみようかな、本を手に取る事もありました。

そんな柴田さんのイベントを随分前から数多く主宰し、フライヤーを送ってくれていた ignition gallery の熊谷くん。
そのイベントで柴田さんと組む人もグッとくる人たちで、
足を運びたいものの叶わず、のもどかしさが募っていた中、
この度、fangle で ignition gallery 主宰のそんなイベントが開催される運びとなりました。

しかも今回、柴田さんとタッグを組むのは内田輝さん。
昨年の1月に fangleで sax の演奏をして下さいました。
今回は saxと clavichord(鍵盤楽器)の予定。
また内田さんの音が fangle の空間で波動する時が、このような形で訪れる幸運。

柴田さんの朗読と内田さんの音のセッション。
言葉として現れるもの、言葉にならない音、
そしてその狭間にあるものがfangleの場に充満するだろうその時が今から楽しみです。

是非是非、足をお運びください。

charge 3,500円 (1ドリンク付き)(要予約)
ご予約・お申込みについての詳細 ⇀ more info.

柴田元幸
1954年、東京生まれ。翻訳家、東京大学名誉教授。
文芸誌「MONKEY」編集長。
『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、
『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、
トマス・ピンチョン著『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞を受賞。
ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザーなど
現代アメリカ文学を中心に訳書多数。

内田輝
音楽大学で sax を専攻。
卒業後欧州を旅し、その実体験から
西洋と東洋における紀元前からの中世の思想を意識する。
ピアノ調律を習得後、
14世紀に考案された clavichord (鍵盤楽器)に出会う。
古来からの美意識に基づき、音の霊性と波動を追及している。

more info. from
ignition gallery
fangle「煙のように」









HPにフレームをアップしました。
フレームはfangleの定番ですが、HPへのアップは数年振りでしょうか。
入荷の度、HPにアップするより先に出払ってしまうフレームたち、
今回は優先してフレームを載せました。
ご紹介しきれないフレームもまだ店頭には数多くありますので
お近くの方は是非、お店にも足をお運びください。

frame your taste

ご来店の際は、以下オープンカレンダーをご確認ください。

February+March







商品が入荷しています。
小物やフレーム、トランク等々。
HPには8itemsアップしています。

stories in colores

メンテナンスやクリーニングを経たものから店頭に並んでいます。
ご来店の際は、以下オープンカレンダーをご確認ください。

February+March







田中ラボタモ展 不可視光体―black Radiant- が終わりました。
お越し頂いた皆さま、ありがとうございました。

日々刻々と変化し続ける絵たち。
まるで生き物のようでした。
店に来て絵に目を向けると、前日店を後にした時の表情と違っている。
見えてくるものも、感じるものも変化して、
絵が生きて自分の心理と呼応していました。

だからこそ、手放す名残惜しさも一入。
また何時か何処かでバッタリ目にする機会があったら、と思わずにはいられません。



「闇は透明」の連作は、
顕著に美しいもの、澄んだ目で初めて見えてくる美しいもの、
色んな「美しさ」が、彼の技法と相まって、物語のように現れていました。
「どんな存在も必ず美しさをもっている」というラボタモさんの人間愛みたいなものを感じました。



どんなに言葉を並べても上手く言い表せないことを表す絵。
絵の前で涙した方々、「うーん」と唸る方々、
絵を介して、言葉にしきれない心象を共有できたような、
本当に素晴らしい体験でした。



田中ラボタモさんから、今後はどんな作品たちが生まれるのか。
そしてそこに自分は何を観るのか、
田中ラボタモの絵を体験する次の機会が楽しみです。