fangle WORLD'S LIFETIME FITTINGS, GOODS & ORIGINAL ARTICLES
奈良でアンティークの家具・雑貨、古道具、オリジナルの鉄ものを扱うfangle。
 





8月3日(日)より、一ヶ月ほど海外仕入れに出ます。

fangleのサイトでは、ご注文に関しまして、
8月1日(金)までにご入金の確認が取れた場合は商品発送致しますが、
以後のご注文、お問い合わせ等は、
9月2日(火)以降の対応になります。ご了承ください。

また、次回更新は9月2日(火)を予定しています。

本日は、仕入れ前最後の更新。
茹だるような暑さに爽やかさを、とガラスの灰皿やボトルなどの
new itemsがお目見えです。

bound for west, but we ain't movin'

では、行ってきます。









Caravanserai/Santana

これも夏の夜に聴きたくなる音。
またジャケットが良いじゃないですか。

Santanaのアルバムジャケットはいつも凝っていて、
横尾忠則作のジャケットもあるし(これは Joan Chase 作)、
ちょっと気持ちが悪くなるようなものが多いけど、
このジャケットには何故か郷愁にかれらてしまいます。
広げると、砂漠の広大な感じが出てもっと良いですけど...

初めてSantanaを聴いたのは、
'69年ウッド・ストックの映像で、"Soul Sacrifice"。
ウッド・ストックってどんなだったのかしら、と見て
何より強烈な印象を残してくれたのが、
Santanaバンド、Mike Shrieveのドラムでした。
そんなMike Sherieveがつくった一曲目
"eternal caravan of reincarnation"は、虫の音から始まり
この季節、夜風を感じながら聴くのにぴったりであります。

caravan is coming on the move

今週の<new>itemは↑からどうぞ。






















カメレオンの大きな絵を見た。
他にも、脳裏に残る絵が何点もあったけれど、
カメレオンの絵がやけに強烈だった。

大岩オスカール『夢みる世界』の展示作品は
事前に画集を見た時、ちょっと悲しくなるお話を聞いたかのような後味があった。

実際に見てみると、
そんな悲しいストーリー性だけじゃなく、
飛び込んでくる鮮やかな色からは、優しい気持ちにもなった。

絵のカメレオンも、鮮やかで綺麗な色をしていた。

カメレオンといえば、
環境に合わせて色を変えるということが真っ先に思い浮かぶ。
次に、あの目。あまり動きもしない。
何処を見て、何を考えているのか判らない。

同じく、カメレオンの絵から感じたものは何なのかよく判らない。
それが気になり、何かあるかもしれないと
トルーマン・カポーティ『カメレオンのための音楽』を再び読んでみた。

そこにあったのは、やっぱり不可思議な感じ。
そして、夢でない現実をはっきりしっかり見つめて生きようとする
人間カポーティの言葉。

「神が才能を授け給うにしろ、必ず鞭を伴う。
いや、鞭こそ才能のうちなのだ、自らを鞭打つ。
・・・(中略)
たった一人で一組のカードを持って果てしなく配り、手札を調べ―
そして、もちろんのこと、神の恩寵と鞭を二つながら身に受けつつ。」

結局、この言葉に再会したら、
判らないことをそっとしておこう、と思った。
何でか判らないけど。

they settled their colors










7月に入りました。
今日は、7月初日に相応しい、夏を感じさる日差し。

鎌倉はアジサイから海へ。
浜辺には海の家が出現し、夏真っ盛りを待っています。

こういった気候になると聴きたくなってしまう"afro"サウンド。
今日は、"afro" でも afro-cuban jazz な感じ。
始まりは、素晴らしい面子が揃った一枚。

モントルー・ジャズ・フェスでの録音。
ディジー・ガレスピー、トゥーツ・シールマンス、モンゴ・サンタマリア
"VIRTUE"に続いて、"AFRO BLUE"
ディジー・ガレスピーに集う
モンゴのコンガに、ハーモニカおじさんツゥーツ・シールマンス。

ストーブにあたりながらは聴く気になれない、
ライブの熱気が伝わってきます。

ハーモニカおじさんを追って、次は
クインシー・ジョーンズ "VELAS"
ジャコ・パストリアス "3 VIES OF A SECRET"、"BLACKBIRD"。

気付くとやって来ていた夏の夕暮れの、
暑さが残るしっとりとした空気にはフォーク・ブルースが良い。
夜、虫の音とビールと共に聴くのは・・・(切りがない)

やっぱり夏は大好きな黒い音が良く合います。
まるで衣替えの様に、奥にあったレコードが手前に出てくる。

今週は
涼しげなフォルムのライト、大き目のフレーム、枠だけのガラスなしフレーム、
fangleのサイトでご紹介してます。