ぼーっとしている雪だるまでも
地の底まで落ち込むことがある
そんなときは歩くことにしている
外に出て どこまでもどこまでも歩いてみる
昨日も
何も考えずに歩いていたら誰かが声をかけてきた
ようく見ると しばらくぶりのお友達だった
前に会った時より少し大きくなった赤ちゃんをつれていた
透き通るような肌と純粋な目を見ていたら嬉しくなって
心が少し軽くなった
そしてまたどんどん歩き 疲れてお店に入り
お気に入りのヨーグルトを買おうとレジに向かった
どのレジも人数は少ないのだけれど、
山のように入った籠を二つも三つも持った人ばかり
なので、なかなか前に進んでいない
ヨーグルト一個を持って呆然としていたら綺麗な人が
「ひとつだけでしょう、どうぞ」と自分の前に譲ってくださった
なんて親切な人なんだろう
また嬉しくなって
キャンディカラーの風船を持って雲の上まで飛べるほど心が軽くなった
お店を出ると 夜空に浮かぶ青い富士山が待っていてくれて
何で落ち込んでいたのかもすっかり忘れてしまった
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